「プロポーズされて、結婚が決まって嬉しい!」と喜ぶ気持ちもわかりますが、浮かれてばかりでいられないのも事実。結婚は生活です。今までは一人で決めていたことも二人で決めていかなければいけません。特にお金の使い方に関しては、日本ではオープンに話すことをあまり良しとしない風習だからこそ、事前に夫婦で話し合いを持つことが重要です。
些細なすれ違いで喧嘩がないようにお互いのプランを話し合ってみましょう。話し合う際のポイントを4つ、ご紹介します。
新婚生活をハッピーに
過ごすための安心家計やりくり術
2017年12月3日
結婚直後が一番貯まる重要な期間
結婚直後は大きな費用が必要なイベントが目白押しです。結婚式、ハネムーン、引っ越し、インテリアや電化製品の購入などなど。
出ていくお金も大きい時期ですが、実は新婚の二人にとってはこのタイミングが一番の貯め時です。
なぜかというと、自分たちだけにお金をかけられる時期ですからね。
子どもが生まれる前にしっかり準備を!
将来、子供ができたとすると出産・育児にお金がかかります。二人の支出でよかったものが、子供が増えることにより必要な金額が増えていきますよね。
子供が大きくなれば、習い事や学費など出ていく項目は増える一方です。子供がいない夫婦であっても、安心するのは禁物です。
お互いの親の介護や自分たちが病気をしないという保証はありませんから。
突然訪れるアクシデントや慌てない未来のために、まずは収入の2割の貯蓄を目指してみましょう。共働きであるのであれば3~4割を目標に貯金計画を立ててみてくださいね。
家計費の分配
新婚期が貯め時として大切だとわかった後は、どのように生活費をコントロールしていくか考えてみましょう。
片方からの収入の場合でも、全体を夫がコントロールするのか、妻がコントールするのか。
特に共働きの場合はさまざまな選択肢があるため、どのように負担していくか話し合っておきしょう。
自分たちにあったお金の管理を模索するべし
「お互いのお給料を合算してそこから全部やりくりをする」、「毎月○万円や収入の○%と決めた額を共通のお財布で管理する」、「家賃は夫・食費は妻などアイテムごとに分ける」などライフスタイルや収入などによってやりやすい方法を探し、納得して選ぶといいですね。
話し合うことをせずに、何となく曖昧にしておくと、後々どちらからか不平不満が出てこないとも限りません。
家計費の分配については「ちゃんと話し合っていますか? 夫婦で決めるお金のルール」をチェックしてみてくださいね。
お小遣いのルールを決めておく
お互いのプライベートのお金の使い方も話しておきましょう。趣味にかけるお金の使い方は価値観が大きく影響しています。
食事や服装は気にしなくても、趣味に収入の大半の比重をかけている人も。
ここの考え方が大きく異なっていると、ケンカの絶えない夫婦となってしまうことも。
相手の趣味、どこまで許せる?
どこまで相手の趣味を許容していくかお互いに決めておくといいでしょう。
ドライブが好きなら月に1回は長距離を走っていい、メンテナンスは月額いくらまで。好きなアーティストのコンサートは半年に1回など。
「せっかく食費を節約しているのに…」なんてことにならないように、お互いのプライベートも充実した時間が持てるようにしおくといいですね。
目的別に貯めていく
毎月○円と決めて貯めていくだけでなく、○年後に○円必要だからと目的をもって貯めてみましょう。
マイホームを購入するため、子供の将来の学費のため、マイカー購入のため、など100万円を超える大きな目的に関しては、個別に貯めていくといいですね。
目標までの金額がすぐにわかるように、目的ごとに通帳を分けることもオススメです。
あといくらでマイカーを買えると分かれば俄然頑張れますよね。
複数項目分けで、しっかり貯金
生活に必要なものだけでなく、海外旅行など貯めることが楽しみになる項目を二人で作ってもいいですね。病気や事故などのもしもの時の備えも忘れずに。保険などをうまく組み合わせていきたいものです。
数十年も異なる環境で育ってきた二人にとって、生活だけでなくお金の考え方は大きく異なる部分があるものです。これから同じ将来を生きていくことを誓った夫婦だからこそ、どのようにお互いが考えているのかを知り、理解し合い、二人でどう決めていくことが大切です。お金の心配をしないようにしっかりと話し合い、ハッピーな新婚生活をおくってくださいね。