住む地域や余暇の過ごし方などにより、車の利用頻度は人それぞれ。
そのため、利用頻度が少ない割に家計支出に占める車の維持費負担が大きいと感じている人もいるのではないでしょうか。
近所にカーシェアリングのステーションができたことをきっかけに車を手放す生活を検討する人もいます。
カーシェアリング利用に変えるとどれだけ節約できるのか、どんなメリット、デメリットがあるのかなどについて簡単にご紹介します。
「車の維持費が結構痛い…」
カーシェアリング利用に変えると
どれだけ節約できるの?
2017年11月21日
車の維持費を把握していますか?
どうせ出て行くお金だからと考えてしまう
車を使用する生活が当たり前と考えていると、どうせ必要な出費だからと維持費をトータルで把握していないものです。
車検の時期が来たらディーラーから請求された費用を支払い、税金を支払う時期が来たら記載されている金額を支払う…。そんな感覚ではないでしょうか?
しかし、カーシェアリング利用を検討したくなったのならその瞬間が、現在の維持費を把握する絶好のタイミングです。
具体的なイメージをつかめるような例を紹介しますので、「自分はどうだろう?」と当てはめて算出してみてくださいね。
車を所有、維持するためにかかるお金
車を所有、維持するためにかかるお金にはどんなものがあるでしょうか?
月に1~2回郊外へ買い物に出かける子どものいる家庭がコンパクトカーを使用する一例でご紹介します。
【車の維持費】
・駐車場代:月2万円
・自動車税:34,500円
・車検費用:10万円(2年毎)
・自動車保険料:6万円
・ガソリン代:月2,000円
・駐車場代:月2万円
・自動車税:34,500円
・車検費用:10万円(2年毎)
・自動車保険料:6万円
・ガソリン代:月2,000円
車の購入費は、諸費用込で230万円とします。7年使用すると考えて購入費を1年あたりで算出すると約33万円。上記維持費を合わせると年間で約74万円。
1カ月あたり約6万円です。
駐車場代がかからない場合であれば1カ月あたり約4万円となります。
カーシェアリングは利用者数が増えている…?
対面手続き不要で気楽に車を利用できる
カーシェアリングの仕組みについて簡単にまとめると下記になります。
・車を複数の会員が共同で利用するスタイル
・短時間でも気軽に利用できる
・会員カードでドアを開閉
・パソコンや携帯から予約
・利用料金にガソリン代や万が一の補償も含まれている
・対面による手続き不要
・給油不要
・予約開始時間より前であればキャンセル可能
・月額基本料金がかかる(利用のない月でもかかる)
・入会時に初期費用がかかる
・短時間でも気軽に利用できる
・会員カードでドアを開閉
・パソコンや携帯から予約
・利用料金にガソリン代や万が一の補償も含まれている
・対面による手続き不要
・給油不要
・予約開始時間より前であればキャンセル可能
・月額基本料金がかかる(利用のない月でもかかる)
・入会時に初期費用がかかる
増えているカーシェアリング利用者
街の駐車場で見かけるから利用者はいるのだろうとなんとなく想像するものの、身近にいないからよくわからない…と感じる人もいるでしょう。
経済産業省の調査では、1世帯あたりの「レンタカー・カーシェアリング料金」が増加し、都市部を中心として自動車普及率が低下していることが明らかとなっています。
特に低下幅が大きいのは東京都と大阪府です。
車の保有をしなくても必要なときに利用できる環境が進んでいることが、これらのデータから見えてきます。
自分で所有しなくても車を気楽に利用でき、出費もおさえられている人の存在を実感できますね。
カーシェアリングによる節約効果はどのくらい?
利用料金をシミュレーション
さて、さまざまな例を見てきたことによって具体的な節約額が気になってきまのではないでしょうか。
タイムズカープラスの下記プランで利用料金をシミュレーションしてみました。
・家族プラン
・利用車種:ベーシッククラス(デミオ、プリウスなど)
・6回/月の利用
・1回あたりの利用時間:5時間
・利用車種:ベーシッククラス(デミオ、プリウスなど)
・6回/月の利用
・1回あたりの利用時間:5時間
結果は1カ月あたり24,720円。月額基本料金が1,030円とリーズナブルでしたが、利用料金で24,720円かかります。
6時間のパック料金にして算出すると24,120円になったため、パック料金での利用がおトクといえそうです。この場合だと、約29万円の利用料となります。
なお、12時間パックで6回利用と仮定してシミュレーションしてみた結果は40,140円。
車を所有するケースの費用とほぼ同じくらいになりました。
カーシェアリング利用に変えておトクになる人の条件とは?
上記シミュレーション等を踏まえ、カーシェアリング利用と車保有のどちらが向いているかについて簡単にまとめてみます。
カーシェアリングを利用するほうがメリットが大きい人
・利用日数、時間が少ない人
・比較的高額な車を所有してしまう人
・カーシェアリングのステーションが近くにある人
・利用日数、時間が少ない人
・比較的高額な車を所有してしまう人
・カーシェアリングのステーションが近くにある人
車を所有するほうがメリットが大きい人
・利用日数、時間が多い人
・カーシェアリングのステーションが近くにない人
・軽自動車や中古車などを所有し購入費をおさえられる人
・利用日数、時間が多い人
・カーシェアリングのステーションが近くにない人
・軽自動車や中古車などを所有し購入費をおさえられる人
車を所有するメリットそのものやカーシェアリングのデメリットもしっかり考慮する必要がありますね。
車を所有するメリット
・予約の必要がなく、いつでも好きなタイミングに使用できる
・家の駐車場から車が使用できると移動が楽(特に悪天候時)
・予約の必要がなく、いつでも好きなタイミングに使用できる
・家の駐車場から車が使用できると移動が楽(特に悪天候時)
カーシェアリングのデメリット
・使用時間をあらかじめ決めて予約しなければならない
・シェアであるため、ほかの人が利用していて車を利用できないときもある
・借りたステーションに戻すスタイルであり乗り捨てできない
・使用時間をあらかじめ決めて予約しなければならない
・シェアであるため、ほかの人が利用していて車を利用できないときもある
・借りたステーションに戻すスタイルであり乗り捨てできない
車の利用頻度や利用時間が少ない人であればカーシェアリング利用へ変更することで年間数十万円単位の節約を実現できます。
なお、短時間利用であればレンタカーよりもカーシェアリングの利用料金のほうがおトクですが、長時間利用の場合はレンタカーがおトクとなる場合もあります。
カーシェアリングのほか、レンタカーやタクシーもうまく使い分け、おトクにお出かけしてみてくださいね。