家計簿をつけて家計管理をするのが苦手!という人におすすめなのが
毎月の支出を予算ごとに袋分けして管理する方法です。
期間で分けたり、家族ごとのお金で分けたり、その方法はいろいろ。
自分に合った袋分けノウハウをつかんで、
手間なく、賢く、ムダな支出を省きましょう。
袋分けで実現するカンタン家計管理
2017年8月21日
食費や日用品などで使う「変動費」は袋分けで管理
毎月出ていく家賃や保険料などは額も決まっているので管理しやすいもの。問題なのは、毎月金額が変わる食費や日用品、被服費といった「変動費」と呼ばれるお金の管理です。
これらは通常給与振り込み口座からおろしたお金で工面するものですが、必要なお金をその都度おろしていっては、なかなか予算を管理することができません。
予算をある程度決めていても、なんとなく使いすぎてしまうもの。気づくと予算をオーバーし、収支が赤字になってしまっているなんてことも…。特に家計簿をつけるのが苦手という人は、この変動費の管理で挫折してしまうパターンが散見されます。
変動費を押さえれば家計は変わる
このように、変動費は家計管理のキモとなるやっかいな存在。でもそれだけに、この変動費の管理さえしっかり押さえれば、家計管理が一気に楽になるのです。
さて、この変動費をカンタンに管理するためのテクニックが、支出を予算ごとに「袋分け」して管理する方法です。それでは次から具体的な袋分け管理を紹介していきましょう。
予算や期間ごと。自分に合う袋分けを見つけよう
袋分け管理の良いところは、その袋に入っているお金の範囲でやりくりをすればよいので、使い過ぎが防げることです。袋分けの方法はいくつかありますが、最も一般的なのは、食費や雑費、交際費、外食費など、費目別に封筒をつくって管理するやり方です。
具体的な方法は?
まず費目ごとに予算分けをしたら、その合計金額を給料日に給与振込口座からおろし、食費や日用品など費目を書いた封筒に入れます。あとは、この封筒に入っているお金の範囲でそれぞれの費目をやりくりすればOK。使ったお金は付箋などに書いて封筒に貼り付けておくと、残りの金額がわかって便利です。
うつし替えはNG!
慣れない頃は、「食費が足りなくなったから少し雑費からお金を移して…」という具合に封筒間でのお金のやりとりをしたくなってしまうかもしれませんが、これをやりだすと管理が難しくなってしまうので、できる限り避けたいもの。
頑張って封筒の予算を守ってお金を使うことを心がけましょう。慣れてくると、毎月どの程度使ってよいのかの感覚がつかめてきて、徐々に使い過ぎを防げるようになります。また、もし月終わりに封筒のお金が余っていたら、貯金用の封筒をつくっておき、そこにプールしておきましょう。
ほかにもある!袋分けのテクニック
費目管理よりもさらにカンタンにお金を管理したい!という人なら、予算を週ごとに分け、やりくりする方法もあります。
もし変動費が8万円で1カ月4週間あるなら、袋を1週目から4週目まで週ごとに1枚ずつ用意し、それぞれに2万円ずつ振り分けておきます。あとは1週間の変動費をこの2万円の範囲内で押さえるようにしましょう。
このほか、家族ごとの予算で分けるのも方法の1つ。まずは自分に合った袋分けの方法を考えて、実行してみてください。
ちなみに袋分け管理をするときには、1万円札よりも1000円札の方が費目ごとに分けやすく便利。銀行からお金を引き出すときに、1万円を1000円札に両替しておくのがおすすめです。
工夫の仕方は無限大!
また、袋分けお金管理をちょっとアレンジして、仕切りの多いお財布の中に費目ごとのお金を分けて入れておき、お財布1つで袋分け管理を簡潔してしまう方法や、複数の電子マネーカードを利用して、変動費を分けて管理するなどの方法もあります。
ぜひ自分に合ったやり方を見つけて、家計管理に役立ててみてください。