雑誌やインターネット、テレビなんかで見かける「お金」に関するあんなことやこんなこと。
気になってはいるんだけど、いざ実行!となると尻込みしちゃう。最初の一歩って踏み出すの怖いし、やり方とかわからないし。お金がかかるから失敗もしたくない。
そんなお金に関する制度について、皆さんに代わり本気で試してレポートしたいと思います。第一弾は24時間テレビでおなじみのアレ!
「自分ごと」になったらはじめてみよう
寄付の手続き方法って?
2017年7月14日
街頭・コンビニ・テレビ…共通する「アレ」をはじめてみた
街に買い物に出かけたとき、ロータリーで呼びかける人々。コンビニでお会計をするとき、レジの端っこで見かける箱。夏に見る24時間テレビ。
これらに共通するのは、そう「寄付」。
みなさん、寄付をしたことってありますか?
幼い頃に赤い羽根募金などでお金を入れて、赤い羽根を貰った!なんて思い出は、意外とあるあるかもしれませんね。
寄付に対する本音
わたし自身この仕事をするようになってから、この話題に触れることが格段に多くなりました。
結果、思い立ったときにコンビニの募金箱にお金を入れたり、24時間テレビの時期に募金をしたり。
けれど「寄付した!」という達成感よりも、「わたしの入れたお金はどうやって使われるの」とか、「これでそもそも足りるの」とか頭のなかで疑問が過ることもしばしば。
「これは本当に正解なのか?」と頭に疑問符を浮かべながら、お金を入れていたのでした。
わたしが寄付をしようと思った理由
そんな中、こちらの記事を目にしたのが、今回の寄付のきっかけでした。
長年自分の中でわだかまりとしてあった「どうやって使われるのか」とか「足りるのか」という疑問が読むうちにするするととけ、ぐんぐんと寄付に興味がわいてきて。
「技術がある人は技術を、お金がある人はお金を、何もない人は関心を」という一言に撃ち抜かれ、少額ではありますが寄付をはじめることにしました。
単発?継続?どっちがいいの?
さてここで悩んだのが単発(一回きり)の寄付にするか、継続的に寄付し続けるかということ。
「一万円ぐらい単発で寄付しちゃうのもアリ!?」なんてことも頭に過りましたが、一般的なOLなので家計のやりくりを頑張っても一万円という大金を捻出するのはいささか厳しい…。
少額でもずっと続けていたら単発よりも大きなお金になるじゃないと前向きに捉え、継続コースでの寄付に決定。
寄付ってどうやるの?
今回わたしが寄付先に選んだのは「国境なき医師団」。他にもさまざまな団体を見たのですが、最初のインスピレーションを大事にしてこちらにしました。「国境なき医師団」の場合、こんな感じで寄付を行うことができます。
その1:寄付金額を決める
寄付金額の選択肢は1,000円からとなっていますが、それ以下(500円以上推奨)でも可能とのこと。 後ほど寄付金の変更もできるみたいです。
※登録完了後確認したところ、マイページから金額変更が確認できることがわかりました。
その2:支払い方法を決める
次に決めるのは支払い方法。 「インターネット口座振替」もしくは「クレジットカード払い」のどちらかを選択できます。
今回わたしはクレジットカード払いを選択しました。 理由は2つ!
(1)勝手に引き落としてくれるため手間にならない
(2)ポイントもたまるので管理しやすい
インターネット口座振替も同じように手間にはならないのかな?と思うのですが、 口座番号調べるのが手間だなと思い、お財布からすぐ出せるクレジットカードを選びました。
また、クレジットカードで支払いをすれば、寄付金額分のポイントもつくし、「今月も寄付できた」と確認がとれて一石二鳥かな なんて。
もしオトクにポイントゲットしたい方がいたら「あなたに合ったポイントカードは? ポイントカード貯め方&使い方大研究!」をチェックしてみてくださいね。
その3:個人情報を入力し、内容を確認する
お買物サイトなどと同じように、個人情報を入力します。 パスワードの設定もここで。
入力が完了すると、内容確認画面になります。 そちらで最終チェックをし、画面では完了です。これで寄付ができました!
その4:メールがとどく(2通)
登録完了後こんなメールが届きました。
そして追ってこんなメールも。
わたしの初寄付は「2017年6月10日」。 メールを読んでみると毎月10日が引き落としの日として設定されているようです。
やってみて思ったこと
一通り寄付を行ってみての感想は以下の通りです。
面倒くさい手続きが思いの外なかった
「寄付」や「募金」から連想される敷居の高さが、手続きにも反映されるのでは?と 勝手に訝しんでいたのですが、実際のところはネット通販などと同じ感覚で、気軽に登録することができました。
実際の登録~完了メールまではクレジットカードの出し入れも含め10分程度。 ネットでの買い物と同じ感覚でできてしまったイメージです。
若干の拍子抜け
スムーズにできてしまったということもあると思うのですが、 「え?!こんな感じでできちゃうの!?あっという間!」と少し拍子抜けしてしまいました。
「絶対面倒くさい」 「なんか難しいこと羅列される気がする」と肩肘はりすぎていたんだなあと。
ちょっと実感は薄いかも
街頭で行われているもののように他者とのやりとりがなく、自分一人で完結してしまうため「いま寄付したぞ~~!!」という実感は、わたしは薄めでした。
実感が欲しい人は、街頭の募金に参加するのが達成感も満たされていいのかもしれません。
ただ、逆に言うとそれだけ「寄付」や「募金」と言うものが「いつもと同じ普通の感覚でできるもの」にまで降りてきているのかなとも思いました。
「寄付」のメリットは他人にも自分にも
寄付をすると、実はわたしたちにもメリットがあるんです。それが寄付金控除。
寄付金控除とは、ざっくりいうと「寄付した金額―2,000円の金額」が確定申告すると所得税から控除される制度です。 「ふるさと納税で知ってるぞ!」という人もいるかもしれませんね。
今回の寄付ももちろんこの寄付金控除の対象になります。寄付も出来て、税金も安くなるなら一石二鳥!ちょっとラッキーな気持ちになりました。
「自分ごと」になったら考える、動く
お金の使い方は、たくさんあります。
自分のため、家族のため、恋人のため、そして「だれかのため」。寄付というお金の使い方は、自分とは関わりのない「だれか」に向けたお金の使い方です。
自分の知らない誰かに、一生懸命働いて手に入れたお金を与える。それってちょっと怖いなと感じる人もいると思います。そして、その感覚は誰しもが持つ当たり前の感覚だとも思います。
わたしは、自分の心が定まらないまま義務や強制力を感じて行う寄付は、(もちろんお金はまわるけれども)その人にとっての「無駄金」になってしまうと考えています。
だからこそ、心に余裕ができたときに。「他人ごと」から「自分ごと」に変わったときに。「自分ができることはなんなんだろう?」と考えることからスタートすればいいんじゃないかと思います。
「自分ごと」になったお金は、どんな使いみちになったとしても絶対に無駄金にはならない。そんな風に思います。
あれ、もしかしてステージあがった?
…と、ここまで書いてふと思い出した「お金の教養STAGE」。
お金の教養STAGEとは「クリアする項目が増えれば増えるほど、考え方や社会との関わり方が変わり、自然と扱えるお金のサイズが大きくなり、それに伴いお金がついてくる」というもの。詳しくはこちら。
寄付についての項目はないかな~と確認してみたら、やっぱりありました。
これからいろいろなことにチャレンジしていこうと思うのですが、どこに当てはまるのかなーなんて考えつつ、進められたらいいなと思います。
…と、いうことで第一段「寄付」編お届けいたしました!
第二弾は、2014年から始まった”アレ”にチャレンジ!こうご期待!