子ども達がちょうど夏休みになるこのタイミング。『長期休暇を利用して、たまには実家へ帰ろうか……。』そんな予定を立てている方も多いはず!帰省の準備に欠かせないものの1つが“お土産”です。義両親の好みや親せきとのお付き合いなど、お土産のチョイスはなかなか気を遣うもの。せっかく贈るものですから、相手に喜ばれるものを選びたいですよね!
相手に喜ばれる“帰省のお土産”の
選び方3つのポイント
2017年7月26日
お土産を相手に喜んでもらうために、考えたいこと
お土産選びは、時間が無い場面では目についたものをパパッと買って終了となってしまうことがあります。また、社交辞令だからという思いでいると、渡すことを義務的に感じてしまい、見栄えだけで選んでしまうことにもなりがちです。
一言で“お土産”と言っても、渡す相手や状況はさまざま。選ぶことに時間と手間をかけるのは面倒に感じる部分もあるかもしれませんが、普段なかなか会えない方に渡すものだからこそ、お土産は心を込めて贈りたいですし、それを喜んでもらえたらうれしいものです。
相手に喜ばれるお土産の選び方を3つのポイントに分けて整理しました。
ポイント① お土産を配るのはどんな範囲?
1つ目のポイントは、「どんな範囲にお土産を配るのか」。渡す相手について、同居している人数や家族構成を考えます。親戚付き合い・近所付き合いの範囲は土地柄によって違うので、渡す相手の立場になって考えてみる必要があります。
家族構成で考えると……
例えば、高齢のご夫婦2人暮らしのお家に、賞味期限が数日で切れるような洋菓子の詰め合わせ(20個入り)などを贈っても、食べきれずに困ってしまいます。
反対に、3世代の大人数で同居しているようなお家だったら、“高級なものが数個入ったお土産”よりは、みんなで食べられるぐらいたくさん入ったものの方が喜ばれるでしょう。
付き合いの範囲で考えると……
親戚付き合い、近所付き合いの範囲が広いお家なら、“おすそ分け”しやすいものにします。もしくは、小分けされたものや小さいお土産を多めに準備するなど、配りやすい工夫があると便利です。
義実家への帰省など、付き合いの範囲が把握しきれない場合は、お義母さんにお任せするのも1つの手。範囲によってはお義父母さんのお付き合いで、こちらが出ると複雑になる場面もあります。
自分たちで配るものと別に、『お遣いに使ってください。』と言って、お義母さんにまとめてお渡しする→そこから“おすそ分け”の形で使ってもらうものがあると困りません。
ポイント② お土産は「プレゼント」とちょっと違う
2つ目のポイントは、「お土産はプレゼントとちょっと違う」ということです。例えば恋人に誕生日プレゼントを贈ろうとするとき、相手の好みを尊重して『欲しいと思っているもの』や『好きそうなもの』を選ぶだろうと思います。
それに比べ、お土産は『渡す側の好みで良いと思ったものを贈ればよい』という違いがあります。
特に、渡す側の土地でしか手に入らないものなどは、珍しく喜ばれるでしょう。『こんな美味しいものがあるなんて、知らなかった!』という出会いがあれば、受け取る側もうれしいですし、そのお土産をきっかけに、会話も広がります。
普段なかなか会えない方に、お土産を通して自分達の住む地域や暮らしを知ってもらうことができますね。
ポイント③ “ありきたり”を避ける3つのアイデア
よくお土産を買う場所として、駅や百貨店などが思い浮かびます。これらの場所は、たくさんの種類から選べるので便利です。もちろん、それも悪くはありません。ですが、有名なものは“よくもらうもの”だったりします。
せっかくですから、“ありきたり”なチョイスにならないよう工夫してみませんか?例えば次のような3つのアイデアはいかがでしょうか。
くだものを箱買い
旬のくだものを箱買いします。2つずつなど“おすそ分け”しやすいので、親せき付き合い、ご近所付き合いが多いお家に便利です。立派な桃やブドウなどは、なかなか普段から頻繁に買える値段ではないですよね。
行動経済学によりますと、人は心の中に『この品物ならこの値段まで買う』という心理的な予算を持っているそう。ですから、普段なら買わない値段のが贈りものとして手に入ると、満足度が高いそうですよ。
また、子どもがまだ小さいお家では、ジュースやお菓子のお砂糖を気にされる場合もあります。そんな細かい事情が分からないときでも、くだものなら安心ですね。この時期はトウモロコシなんかもいいですね!
全農の運営する産地直送通販のサイトにも、たくさんの旬のくだもの・野菜が載っていました。一度、お住まいの地域の名産品を検索されてみてはいかがでしょうか。
『全国の農畜産物・名産品をお取り寄せ!全農が運営する産地直送通販のJAタウン』
地元の高級スーパーマーケットで名物を買う
地域によって名称はさまざまかと思いますが、地元でいわゆる「高級スーパーマーケット」と呼ばれているお店があると思います。
なかなか毎日買い物をするには家計が厳しいものですが、「お土産の仕入先」とするなら、面白いアイデアではないでしょうか。
地元企業のこだわりの手作りジャムや、地元の人なら誰もが知っている老舗の名物菓子など。高級スーパーマーケットだけに、「良いもの」がたくさん置かれています。
渡す相手としては、身内の人や仲の良い友達など。「これ、美味しいんだよー!」と飾らず言える間柄なら、凝った包装はナシでもOKですよね。親しい仲だからこそ、見た目よりも本当に美味しいもの・オススメしたいものを選んでくれたんだと分かってくれるはず。小さな良いものをたくさん買っておいて、自分で詰め合わせにする方法もありますよ。
近所の小さな有名店で買う
近所に口コミで有名な和菓子屋さんやケーキ屋さん、パン屋などはありませんか?このようなお店の商品は、本当に近くに住んでいる人しか買えないので“喜ばれるお土産”に最適です!
渡しながら「近所にこんなオシャレなお店があって……。」などとお伝えすれば、会話も弾みますよね。
百貨店など大きな店で買えるものは、通販でも買えたりするので目新しさにかけるところがあります。また、良いと思ったお土産が、ラベルをよく見たら製造元が全く関係のない土地だったりすると、少し残念ですよね。
そういった点でも、近所の有名店なら安心して贈ることができます。ただ、大きな工場で真空パックされたお土産などとは違い、賞味期限は短めなものが多いので注意が必要です。
喜ばれるお土産選びは、枠に囚われず幅広く!
今回は相手に喜ばれるお土産の選び方についてご紹介しました。アイデアとして、くだものもご紹介しましたが、重たくて運ぶのが大変だからという理由だけでお土産の選択肢から外してしまうのはもったいないです。
移動が自家用車でない場合は、宅急便なども便利に使うことで、お土産の幅がグンと広がりますよ!
せっかく心を込めて選んだお土産が、最後の最後に『冷蔵庫に入らない!』となっては一大事です。要冷蔵のものやアイスクリームを贈る場合には、冷蔵庫・冷凍庫を空けておいてもらうよう、事前連絡を入れる心遣いを忘れずに。
帰省の楽しみをお土産選びから、ワクワクしちゃいましょう♪