がん保険、先進医療保険、女性特有の病気に特化した保険など、保険には様々な種類がありますが、あなたはどのような保険に加入していますか。保険は一度加入したら安心というものではなく、独身の時、結婚した時、子供が産まれた時、それぞれのライフステージで、必要な保障が異なります。あなたの年齢や家族構成に応じて、必要な保障といらない保障を確認してみましょう。
ライフステージ別に確認を!
あなたに必要な保険とは?
2017年7月4日
ライフステージ別に保険を見直そう
今自分がどんな保険に入ったらよいか分からない、子供が生まれたけれど保険は変えた方がいいの?など、保険選びで困ったことはありませんか。
結婚、出産、子育てと私たちのライフステージが変わるように、加入すべき保険も時期によって変わってきます。保険は、入ったら入りっぱなしではなく、定期的に保障内容をチェックすることが大切です。
ライフステージ別に、加入すべき保険について詳しく見ていきましょう。
独身の時にぴったりの保険とは?
独身で、バリバリ働いて生計を立てている働き女子の場合、自分が病気や怪我をしてしまった時の入院費や、働けない間の収入を補うための保険加入を検討しましょう。
独身の働き女子は、これから結婚をしたり、子供が産まれたりと、ライフステージが大きく変わる可能性があります。
そこで、一生涯の保障をしてくれる「終身保険」ではなく、5年や10年など、保障期間を自分で決めることができる「定期保険」がオススメです。
保険の種類としては、入院や通院を保障してくれる「医療保険」、女性特有の病気に特化した「女性の保険」、毎月の収入を補ってくれる「収入保障保険」などを検討してみましょう。
ただし、これらの保険に全て加入しなければならないという訳ではありません。保障内容がかぶっていることが多いので、保険料や保障内容を確認して、1つに加入すれば十分です。
国の制度を利用するのも手
さらに、会社で働いている人は、病気や怪我で働けなくなった時に、一定の条件を満たすと、健康保険組合から「傷病手当金」というお金を受け取ることができます。
「傷病手当金」のほかに知っておきたい国の保障については「制度を活かせば支払い減! 公的制度を活用しよう」をチェックしてみてくださいね。
既にしっかり貯蓄できていれば、無理に保険に加入することはありません。現在の貯蓄や、傷病手当金でもお金が足らないと考える場合に、保険への加入を検討しましょう。
結婚したら保険を変える?
結婚をして、あなたもパートナーの方もきちんと働いており、一定の収入がある場合には、基本的に独身の時と同じ考え方で問題ありません。
しかし、もしあなたが仕事を寿退社して専業主婦になったり、パートや契約社員へ働き方をシフトしたりする場合には、これからは主に夫の収入で生活していくことになるので、保険を見直す必要があります。
家計を支えていく方が働けなくなった時に備えて、独身時代の保険で保障内容が足りているのか確認し、不足がある場合は、保障を手厚くすることを考えましょう。
出産やこれからのことを考えてみて
さらに、これから妊娠・出産を予定しているご夫婦は、現在加入している保険が、妊娠中のトラブルで入院したケースや、帝王切開になったケースを保障してくれるかどうかを確認しておきましょう。実際妊娠した後だと、保険に加入できない場合があります。
保険の種類としては、入院や通院を保障してくれる「医療保険」や、毎月の収入を補ってくれる「収入保障保険」がオススメ。健康保険組合からもらえる「傷病手当金」と合わせて、保障額を検討してみましょう。
子供が生まれたらどうするの?
子供が生まれた場合は、今まで保険に入っていなかったご家庭でも、しっかり保険加入を検討する必要があります。さらに、離婚などによりシングルマザーになったお母さんも、保険加入を前向きに考えましょう。
お子さんがいるご家庭では、家計を支えていく夫や妻が、万が一病気で働けなくなった場合や死亡してしまった場合でも、残された家族が生活できるように、そして子供が大学卒業までできるように、保障内容を設定します。
どんな保障が必要か?
例えば、子供が産まれてから成人するまでの保障を期間限定で厚くしたいと考えている場合は、20年間の定期死亡保険などが良いでしょう。
被保険者(家計を支えている夫や妻)が死亡した場合の保険金額は、1,000万円から5,000万円などと、保険商品によって自由に設定できます。
一般的に、子供が小学校から大学までにかかる学費は、全て公立の場合は約1,000万円、全て私立の場合は約2,500万円と言われています。
そこで、お子さんが1人で私立を考えている場合は保険金額を3,000万円にする、お子さんが2人で公立の場合は2,000万円にする、という風に、各家庭の状況に合わせて、保険金額を決定するようにしましょう。
国の「遺族年金制度」を知っておこう
日本には、「遺族年金制度」というものがあります。これは、国民年金または厚生年金保険の被保険者(被保険者であった方)が亡くなったときに、その人によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。
一般的な定期死亡保険に加えて、がん保険、先進医療保険、収入保障保険などに重複して加入する方もいますが、保障内容がかぶっている場合があります。たくさんの保険に入っておくと万が一の時に安心ですが、保険料が高くなりすぎてしまうことも。
自分に必要なものを見分ける
むやみやたらに保険に入るのではなく、国の「遺族年金制度」と合わせて、必要なタイミングに、必要な金額がもらえるような保険を厳選することがポイントですね。
いかがだったでしょうか。今あなたが加入すべき保険は見えてきましたか。既に保険に加入している場合でも、ライフステージが変わった場合には、その保険で十分なのか、または無駄な保障は付いていないかなど、定期的に保障内容を確認することが大切です。あなたの人生や、大切な家族を守る保険。さまざまな保険商品を比較して、じっくり検討してみて下さいね。