6月はジューンブライドと呼ばれる結婚の季節。これは欧米では最も過ごしやすい季節が6月と言われているからですが、日本で結婚式が最も多いのは、その前の月である5月だったりします。日々生活をする中で何かと「結婚」 や「婚活」の話題は目にするもの。今回は、婚活について調べてみました。
婚活のお値段
〜結婚相談所&ネット婚活の相場事情〜
2017年6月1日
結婚相談所を利用する時に必要なものがある
結婚したいな、と思っても1人ではできないのが結婚の難しいところ。一昔前なら、世話好きな年配の方が独身者の仲をとりもってくれるのも一般的だったのでしょうが、現代ではなかなか難しいもの。いざ相手を探そうと思って頼れるのは、婚活をサポートしてくれる企業かもしれません。
「独身証明書」って知ってる?
どこの結婚相談所も登録制で、最初に要求されるのは、名前と年齢と独身証明書です。独身証明書とは読んで字のごとく独身であることを証明するものです。独身証明書は、住民票のある自治体で「戸籍証明書等交付請求書」を使って申請します。一部300円です。
結婚相談所に差ってあるの?
婚活業界というのは、日本全国で個人業者も含めたら4000以上の業者がひしめきあっている非常に活気のある業界です。基本は人材のマッチングサービスですので、ビジネスとして新規参入しやすいのも活気のある原因のひとつなのかもしれません。
大手3社を比べてみた
仲人型、データマッチ紹介型、パーティー型など色々なスタイルがありますが、大手の結婚相談所であれば、どのサービスも備えています。ここでは、大手の結婚相談所と言われている3社の公開されている料金データをみて、婚活にいくらくらいかかるのか、見てみましょう。 (表記法は各結婚相談所の表記に準じています/2017年5月現在の情報です)
パートナーエージェント
登録料 |
30,000円 |
初回費用 |
25,000円(イベントコース) |
95,000円(コンシェルジュコース) | |
月会費 |
16,000円 |
成婚料 |
50,000円 |
特色のあるサービス |
3ヵ月以内に出会いがなければ、登録料は全額返金。 |
パートナーエージェント社は、「結婚できない人をゼロに」というキャッチコピーで婚活サービスを提供している会社です。大手3社の中で唯一成婚料(結婚が成就した場合に払う成功報酬)をとる会社ですが、反対に3ヵ月以内に出会いがなければ、登録料を全額返金してくれる制度があります。コンシェルジュというのは、婚活全般のサポート・相談に乗ってくれるスタッフです。 《初回費用 71,000〜141,000円(税抜き)》
ツヴァイ
入会費用 |
105,000円 アクティブコース |
145,000円 パーソナルサポートコース。スタッフによる引き合わせセッティングがアリ | |
月会費 |
9,500円 |
特色あるサービス① |
プロカメラマンによるプロフィール写真の撮影 |
特色あるサービス② |
他の婚活サービス業者からの乗り換えの場合、最大32,400円を値引き |
休止期間中会費 |
1,500円 |
ツヴァイ社は、もっともマンツーマンサービスが充実している婚活サービスとして認知されています。日本全国に網羅された支店、積極的な広報活動により、結婚相談所の中ではずば抜けた認知度を誇ります。特色あるサービスは、他の婚活業者からの乗り換えの場合は値引きがあるという点。まるで携帯キャリアのようですが、婚活サービスを乗り換える方は結構いるそうです。 《初回費用 114,500〜154,500円(税抜き)》
楽天オーネット
入会金 |
30,000円 |
活動初期費用 |
76,000円 |
月会費 |
13,900円 |
休止期間中会費 |
500円 |
特色あるサービス |
データ検索機能が充実しており、自分で相手探しが積極的にできる |
楽天オーネット社は、もともと老舗の結婚相談所オーネットを楽天が買収したことにより誕生した会社です。IT技術が充実したことにより、会員同士の検索機能が他の婚活サービスに比べて自由度が高く、自分の目で積極的にパートナー探しをしたい人に向いている会社です。 《初回費用 119900円(税抜き)》 ざっと3強を見てきましたが、およそ10万円〜15万円が相場なんですね。
はじめの印象はとっても大事
どの結婚相談所でも、プロフィール写真が大事だと言われます。ツヴァイ(上記参照)などはプロカメラマンによる撮影をサービスオプションとしてつけているので、プロフィール写真の良さは必須条件のようです。ちなみに、都内の写真スタジオの一般的な撮影費用は5,000円〜7,000円。写真で印象が変わるなら、しっかりとお金をかけたいところでもありますね。
実際に出会う為に婚活パーティーは必須?
どの結婚相談所も付随サービスとして行っているパーティーは会員のみが参加可能ですが、婚活パーティーのみを主催している業者もあります。いわゆる合コンのセッティング業者のようですが、参加者は結婚相談所に入会する必要もなく、気軽さがかなり受けているようです。
細かい条件をしっかりわける
婚活パーティー業者の大手のオトコンの相場でいうと、1回あたりの参加料は、男性3500円〜8000円 女性1500円〜4000円で、リーズナブルな値段設定になっています。(パーティーというけど食事などはない場合がほとんど)
参加者の条件も30代限定、1年以内に結婚したい人限定など、細かく分かれているようです。その他、婚活パーティーを検索するサイトなどもあり、婚活に慣れてない場合は、こちらに参加して婚活の世界を覗いてみてもいいのではないでしょうか。
出会いをフィルタリングする
以前、ある婚活サービスを使って結婚した女性とお話する機会があり、「なぜ、合コンや普通の出会いではなく、結婚相談所を利用したの?」と聞いたところ、出会いをフィルタリングできるからという答えが返ってきました。
フィルタリングする理由って?
彼女いわく、普通の合コンでいいな、と思っても相手にすでに奥さんや彼女がいた場合は、「いいな」と思ってドキドキした時間が無駄になってしまうのが嫌なんだそうです。また相手がフリーであっても結婚する気がなかったら、結局同じことの繰り返しです。
それなら、相手がフリーで結婚したいと思っている人が紹介される結婚相談所を利用する方が理にかなっている、というのが彼女の考え方でした。一理ありますね。彼女はバリバリのキャリアウーマンでもありましたから、忙しい中で婚活するというのも時間の制約上、むずかしかったのかもしれません。
WEBを活用した婚活も主流に
彼女のように忙しい人に好評なのが、WEBのみで婚活できるYahoo!パートナーズという出会いサービスです。ネットの出会い系サイトの中では本気度が高いことで有名ですが、それには理由があります。なぜなら、このサイトも結婚相談所と同様に「独身証明書」を提出する必要があるからです。こちらのサイトは有料コースがありますが1万円以内で利用できます。
さまざまな婚活事情を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?さまざまな方法をご紹介しましたが、どれが一番良い!とは一概には言えません。結婚は人生の大きなイベント。自分にあったペースや方法を探して進めてみてくださいね。