会社やプライベートで誰かにお世話になった時、あなたはどのように感謝の気持ちを伝えていますか?お礼に高価な品を贈った結果、相手に気を使わせてしまうケースや、金欠で良い品が買えないというケースもあったりと、悩む人が多いのではないでしょうか。
そこで活用したいのが「一筆箋」です。一筆箋とは、小さな便せんのことで、メッセージを伝える時に重宝するアイテムです。100円均一でも買えるので、誰でも気軽に活用できるでしょう。今回は、一筆箋の種類と使い方について紹介します。
ワンコインでOK!
「一筆箋」を使った感謝の気持ちの伝え方
2017年5月23日
一筆箋ってどんなアイテム?
そもそも、一筆箋とはどのようなアイテムなのでしょうか?また、コストはいくらかかるのでしょうか?
一筆箋とは?
一筆箋とは、小さな便箋のことです。「ちょっとしたメッセージを伝えたい」という時に便利なアイテムでしょう。手紙ほど長くありませんし、堅苦しい挨拶も必要ないため、お礼や伝言を残す際に気軽に使えます。
いくらで買えるの?
一筆箋の値段ですが、1セット(30~40枚程度)につき300円~500円で販売されています。一般的なレターセットと同じくらいの価格ですね。ワンコインで買えるため、誰でも手軽に使えるでしょう。
100円均一で買える低コストなものもありますが、中には5,000円以上する高級品もあります。
一筆箋はどんな時に使うの?
一筆箋はどんな時に使えばいいのでしょうか?効果的なタイミングと使い方について知っておきましょう。
贈り物を送る時などに使えます
一筆箋はいろいろなタイミングで活用できます。贈り物を送る時やお金や物を返す時など、あなたの交友関係に合わせていつでも使う事ができるのです。
人と人とのやり取りには、言葉が必要になるものです。ほんの少し言葉を添えるだけで、素敵な関係を作り上げることができるでしょう。
小さな出費で大きな信頼
あなたが贈り物を受け取った時のことを想像してみましょう。贈り物のみを貰ったケースと、贈り物にメッセージが添えられていたケースを比べた場合、どちらが嬉しいでしょうか?メッセージがあった方が、温かみが感じられますよね。
とはいえ、 「メッセージを書くのって面倒」と感じる人もいるかもしれません。そんな時は、相手の気持ちや今後の関係について考えてみてください。
気遣い一つで印象は大きく変わるものです。少しの手間とワンコインの出費で、感謝の気持ちを上手に伝えられる・・・そう考えると、手間と出費が気にならないのではないでしょうか。
横書き・イラスト付きは使っても大丈夫?
雑貨屋などのお店に行くと、デザイン豊富な一筆箋がたくさん販売されています。そのため、中にはどれを買うべきかわからないという人もいるでしょう。ここでは、デザインの選び方についてお話しします。
縦書きと横書きはどちらを使うべき?
一筆箋には縦書きと横書きのものがあります。相手との関係に合わせて、相応しい方を選びましょう。
基本的には、相手が目上の人の場合には縦書きを使います。というのも、縦書きの方が礼儀正しい印象になるためです。ビジネスシーンで活躍する機会が多いでしょう。
逆に、相手が友人なら横書きを使っても問題ありません。横書きにはフランクな印象があるため、親しい相手とのやり取りに適しているでしょう。
無地とイラスト有り、どちらを使えばいいの?
一筆箋には、無地のものからイラスト付きのものまで、いろいろなタイプが販売されています。雑貨屋には専用コーナーがあるほどです。可愛らしいデザインの一筆箋を選べば、メッセージを書くのが楽しくなりそうですよね。
とはいえ、相手によっては無地とイラスト有りのどちらを使うべきか、迷うこともあるでしょう。例えば上司や目上の人が相手の場合、キャラクターグッズを使うのは気が引けますよね。失礼のないデザインのものを選んだ方が良いでしょう。
しかし、必ず無地の便箋を使用しなければならないというルールはありません。一般的な手紙と同じで、デザインに問題がなければイラスト有りでも活用できます。
友人が相手ならキャラクターものを使っても問題ありませんが、目上の人が相手の場合は、落ち着いたデザインのものを選ぶと良いでしょう。桜や紅葉など、季節の絵柄が入ったデザインは、目上の方が相手の場合にもよく使われています。
上手に文章を書くコツ
一筆箋の書き方にルールはありませんが、宛名や挨拶など、基本的な項目を書いておくと、わかりやすい内容になります。ポイントをおさえておきましょう。
基本的な書き方
一筆箋を書くときは、次の5項目を入れておくとキレイな書式になるでしょう。
【基本の5項目】
- 宛名(相手の名前)
- 簡単な挨拶
- 内容
- 結び
- 自分の名前
ビジネス文書であれば、冒頭には「格別のご高配を賜り~」などの堅苦しい挨拶を入れますが、一筆箋の場合は必要ありません。「いつもお世話になっています」というような、わかりやすい挨拶を書けばOKです。
後半の結びも同じように、相手への気配りを表す簡単な言葉で締めくくりましょう。
定型文の使用はNG!その理由は?
自分の気持ちを相手に伝えるためには、どんな文章を書けば良いのでしょうか?言葉が見つからずに悩む人がいますが、あなたらしい素直な気持ちを書けばOKです。厳密なルールはないので、上の項目でお話しした通り、あて名や挨拶など最低限の内容さえ入っていれば問題ありません。
ただし、定型文をそのまま書くのはNG行為です。誰にでも当てはまる、使いまわしの文章は避けた方が良いでしょう。この点は、一般的な手紙や礼文を送る時の注意点と同じです。相手のために考えたメッセージを入れましょう。
ちょっとしたメッセージを伝えたい時に、重宝する一筆箋。ワンコインで買える上に、形式ばった文章や長い挨拶も必要ないので、誰でも気軽に使えるのではないでしょうか。印象アップにも一役買ってくれる一筆箋を上手に利用してみてくださいね。