投資にチャレンジしてみたい…。
そんな投資デビューのあなたにおススメなのが投資信託ですが、実は国内で販売されている投資信託だけでもナント5000本以上あるといわれていて、自分にあったファンドを選ぶのは至難の技とも言えそうです。
ランキングを利用すれば、何をどのように選べばいいのか分からない…そんなお悩みが解決できるかもしれません。
何を選べばいいの?
投資はしてみたいけど、
分からない人のための
投資信託ランキング
2017年5月2日
みんなの意見を参考に!ランキングを利用する
貯金しても利息はわずかしか付かないし、お金は増えない。だから投資にチャレンジしようと思うけど、出したお金が減るのはイヤだし、なんだかコワイ。しかも第一、どんな商品を、どんなタイミングで、いくら買えばいいのか分からない。
プロが運用してくれて、比較的リスクが小さい投資信託がいいのは何となく分かるけど、だいたいどの投資信託を選べばいいのか分からない、というのが投資初心者のホンネでしょう。
たしかに投資信託にも「アクティブ型」や「インデックス型」、「国内型」「外国型」、「株式を取り入れているもの」「取り入れていないもの」などとさまざまな種類があって、それらのどのタイプを選べばいいのかも分からないという人もいるでしょう。
そんなあなたは他の人が何を選んでいるのかを参考にしてみましょう。ネットで料理のレシピを探すときに、多くの人が美味しいと言っているランキング上位のレシピをチェックするように、投資信託だって多くの人が買っているファンドを選べば投資への不安にも対向できるかもしれません。「投資信託」「ランキング」とネットで検索すれば、さまざまな金融機関が提供しているランキングを確認できますよ。
投資信託ランキング、どんなランキングがあるの?
そもそもランキングといっても、さまざまな視点でのランキングがあります。そのなかから投資初心者さんにとって、投資信託の選び方の参考にすると良さそうなランキングを紹介します。
売れ筋ランキング
金融機関によって「買付ランキング」「販売額」や「販売件数」という名前でランキングしている場合も。良く売れている=他のみんなが買っている、ことが分かるのは投資ビギナーにはありがたい情報です。
ただし、多くの人が買っているからリターンが良いとか、リスクが少ないという訳ではありません。皆と同じことよりも、あなたの投資目的やリスク許容度に適していることが最も大切だという投資の基本を忘れないでください。
リスク許容度に関してはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
リターンランキング
1ヶ月、6カ月、1年、3年、5年…というように、各ファンドの一定期間の累積リターン (収益率) のランキング。騰落率ランキングと呼ばれる場合も。
投じたお金をできるだけ増やすためには、収益率が高いほうが好ましく、誰だって累積リターンの高いファンドを選びたくなりますね。ただし、販売手数料や分配金にかかる税金などは考慮されておらず、実際の利回りとは異なる場合があることには注意が必要です。
さらに言えば、累積リターンはあくまで過去の実績。将来の運用成績を保証するものではないことは知っておきましょう。
純資産総額ランキング
投資信託の純資産総額とは、ファンドが保有している株式や債券の価格に現預金・利息・配当金等を加えた金額から運用コストなどの負債を差し引いた額のこと。投資信託がいくらになっているのかという規模を表している金額です。純資産総額の大小が投資信託の良し悪しを示す訳では決してありませんが、純資産総額の増減傾向は参考にしたいところです。減少傾向にある場合は、解約が多いのかもしれません。
そもそも投資信託を選ぶとき、何を見る?!
実は人気があるからといって確実に利益が出るというものではありません。加えて、各金融機関が提供しているランキングは、その金融機関が取扱っている投資信託のランキング。日本国内で販売されているすべての投資信託のランキングではないということは心得ておきましょう。
そうは言っても、選び方を知りたいというのが投資ビギナーの心情でしょう。ランキングを見て気になるファンドを見つけたら、次の確認ポイントをチェックしてみましょう。
投資対象
投資信託はさまざまな運用商品に分散投資している金融商品です。つまり、投資信託を選ぶ時には、その投資信託が何に投資しているかを確認することが大切です。国内株式、公社債、外国株式、不動産Etc…、バランス型などの場合は、株式○%、債券△%などとその割合も確認するようにしましょう。
リスク度合い
投資経験が浅いほど、リスクには慎重に向き合いたいものです。高いリスクで高い収益を目指す、できるだけリスクをおさえながら安定した収益を目指すなど、その投資信託の運用目標に応じたリスクの度合いがあるんです。
手数料
投資信託は買うとき、売るとき、そして保有している間も手数料を払わなければなりません。仮に運用成績がよく高い収益を見込めても、その分手数料を多く払うのでは手取り収益は下がります。また、手数料のかかり方は投資信託ごとに異なります。例えば買うときの手数料が少なくても、保有中や売るときに多くの手数料を払わなければならない場合もあるんです。
「販売手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」「有価証券売買手数料」などの項目をしっかりチェックしてください。
運用成績
ランキングでも確認したいリターン(収益率)ですが、直近だけの運用成績を見るのはNG、たまたまそのときの成績が良かったという場合もあるんです。運用成績は長いスパンで、できれば3年以上の運用状況をチェックして。
また、仮にリターンがマイナスでも市場全体の動きが悪ければ、そのファンドの成績が悪いとは言い切れません。運用状況を見るときには、そのファンドだけでなく他の指数などと比較してみることも大切です。ベンチマークという、その投資信託の成績を比べるための指数や、似ている投資信託の運用成績などと比較してみましょう。
しっかりチェックして選んだつもりでも、思いどおりに価格が上下動しないのは普通のこと。価格の上下に一喜一憂せず、長期的な運用を心がけることが最も大切です。