「当たり前と思って買い直している」アイテムや「使い捨てしている」アイテムの節約について、考えたことはありますか?
働く女性に必須のストッキングは、すぐに伝線してしまう安い商品よりも長持ちするはき心地の良い商品を使った方がおトク。革のバッグは、お手入れすることで長く使い続けることができます。生理用ナプキンは、体のケアを考えるきっかけにしながら節約もできてしまう消耗品です。これら3つのアイテムについて、知っておきたい情報をご紹介します。
日常で使うアイテムの節約方法とは?
3つのポイントを教えます
2017年4月19日
かしこいストッキングの選び方
良い品質のストッキングを選びましょう
ストッキングの価格は、100円以下から、500円以上までさまざまですね。何も考えずに毎回適当に購入しているなら、損をしている可能性があります。安い商品の中には、「1回はいただけで伝線してしまった」という品質レベルのものもあるからです。
例えば、500円のストッキングでも繰り返し使える回数が多ければ、トータルコストでみたときに安い商品と変わらない「おトク」さを得られます。しかも、はき心地は価格に見合った良さですから、満足度の面でのメリットもあります。
安い商品を購入する場合は、時間のあるときに通販サイトなどの商品レビューで長持ちするかどうかチェックしておきます。お気に入りの品が決まってから、まとめ買いのおトクなパックで購入しましょう。
長持ちさせるためのケア
ストッキングを洗濯機で洗濯している人は多いかもしれません。本来は、手洗いがベストと言われるくらい繊細な商品です。洗濯機で洗濯する場合は、洗濯ネットをしっかり使ってくださいね。引っかかりなどで起こる伝線などを防ぐことができます。また、漂白剤が配合された洗剤を使用する洗濯のときは、ストッキングを一緒に入れないようにしましょう。漂白剤成分が、生地に負担をかけてしまいます。
干すときは、衣類と衣類の間にするなど直射日光の当たらない場所を選ぶと良いでしょう。風通しが良ければ、十分に乾きます。夏など日差しの強いときに直射日光を当てると、生地に負担がかかってしまうためです。
お気に入りのバッグを選ぶことが大切
手間をかけられるのは「お気に入り」だから
革のバッグは、あなたの魅力を演出してくれる大事なおしゃれアイテムの1つ。しかし、1年ごとに買い替えたくなるようなバッグを安易に選んでしまい、クローゼットの中で眠りっぱなしになるケースもよく見られます。何年も使いたくなるバッグをしっかり選び、「お気に入りの品」として活用できるようにしましょう。少し高めのバッグでも、皮革用クリームを使用するなどのお手入れをして長持ちさせれば、持ち歩く回数が増え、トータルで考えたときにおトクとなりますよ。
プロに任せることで、いつまでも使えるバッグに
バッグを長年使っていると、セルフケアでは手に負えないダメージが出てくることもあります。しかし、専門店でケアしてもらえば、何年経ってもキレイに使い続けることができますよ。変色や色あせは、補色をしてもらうことでほとんど目立たなくなり、気持ちも晴れやかになります。バッグの状態や修理店によりケア費用は異なりますが、一般的な費用の目安は下記のとおりです。
・持ち手の糸のほつれ:3,000円
・金具交換:2,500円
・バッグの角のすれ:8,000円
・ファスナー交換:7,000円
・バッグの洗浄:6,000円
月経血コントロールで生理用ナプキンの使い方が変わる?!
骨盤底筋群と生理用ナプキンの関係
「骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)」という言葉を聞いたことがありますか? 骨盤底筋群を知らなくても、尿もれに悩む人の話をテレビなどで見たことのある人は多いでしょう。実は、尿もれに悩む女性の低年齢化の話もあり、20代でも頻尿や尿もれに悩む人のいることがわかっています(※)。
尿もれを防止するためには骨盤底筋群をきたえることが有効とされていますが、生理のときの出血もある程度コントロールできるようになると考えられています。「月経血コントロール」と呼ばれます。トイレのときにある程度まとめて出せるように、膣内に月経血をためておけるということです。ナプキンの汚れ方が変わるため、ナプキンのサイズや使用枚数が変わり、節約に役立ちます。ただし、「月経血の量が多すぎるのでは」と心配なときは、念のために婦人科を受診することも検討してくださいね。
※平成25年国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)より
骨盤底筋群をきたえる方法
骨盤底筋群は、すきま時間を活用して簡単にきたえることができます。テレビを見るときや、電車の中で立っているときなどに膣や肛門を締めることを意識します。肩幅程度に足を開き、尿を我慢するときのようなイメージで膣や肛門を締め、そのままおへその後ろあたりに引き上げるイメージでギューッとします。その後、力を抜いてゆるめ、また締めるといったように、動作を繰り返します。
他の人からはトレーニングしているようには見えないので、いつでも気軽にきたえられます。腹筋には力を入れず、膣や肛門のあたりだけに意識を集中させましょう。腰が反っていると締める感覚がわかりづらいので、膣をまっすぐ下の床に向けるように骨盤の向きを整えてから行ってみてください。座った状態でもできますよ。
今回ご紹介した3つの節約方法は、日常生活に取り入れられる簡単なものばかり。気持ち良くストッキングやバッグ、生理用ナプキンを使えるようになります。生活の質が上がる気分も味わえますから、ぜひ取り入れてみてくださいね。