「働かずにお金が入ってくればなぁ」と一度は考えたことはありませんか?例えば家を持っていて家賃収入があるとすると、お給料と同じように毎月収入が入ってきます。不労所得があると気持ち的にも金銭的にも楽ですよね。
でも、家やマンションを買うのはご存知の通り、結構な金額が必要になっていきます。そこまでは出せない人も、実は一万円から始められるREITという金融商品があるんです。気になってみた人はチャレンジしてお金を増やしてみてはいかがでしょう。
これであなたも大家さん!
一万円からなれる、家主への道
2017年4月10日
大家さんとして資産を運用するのが難しいワケ
不動産投資をしたいなぁと思っていてもなかなか実現できない理由の一つに、投資金額が大きいのがネックになるという人もいるのではないでしょうか。
第一の壁:資金
不動産の規模にもちろんよりますが、ワンルームマンションを購入するには、少なくとも数百万から数千万と巨額の資金が必要不可欠です。ローンを組んで不動産を購入するにも、注意が必要になってきます。物価が上がれば、金利も上がる可能性が大きくなり、利息返済において大きな負担になってしまうからです。
第二の壁:目利き力
資金を調達できたとしても、また新たな壁が見えてきます。大家さんとして不動産投資で成功するには、途切れることなく安定して人が入居てくれことが第一条件。その上、この物件は将来的に上がっていくかどうか…などなかなか高度な知識と目利きが必要となってきます。
知っておきたいREITという商品
REITとは?
資金的にも知識的にも「大家になる夢はやっぱり遠いなぁ」と思っている方には、REITという商品はいかがでしょうか。REITとは、投資家からお金を集めてオフィスビルや商業施設、マンション、倉庫、ホテルなどの不動産を購入して、そこから得られた家賃収入や売却益を利益として分配する投資商品です。ひとりで投資資金を集めるのはなかなか大変ですが、投資商品に投資をしていくとなるとぐんとはじめやすくなりますね。
少額からスタートできるメリット
REITのメリットは、何といっても少額でも購入できるところ。最低投資金額が100万円を超える商品もありますが、なかには1万円前後といった商品も。これなら貯金の一つとして、取り入れやすいですよね。さらに、REITで組み込まれている物件は個人ではなかなか投資できない優良物件が多いです。REITなら、個人ではとても買うことができない六本木のオフィスビルやホテル、表参道や渋谷の商業施設などに投資をすることもできるのです。「このファッションビルの一部は、自分が購入した投資商品だ」と思うと、何だかちょっと気分が良くなりますよね。
普通預金と比べて高い利回り
REITの魅力は少額から始まれるだけではありません。普通預金の金利がほぼ0%という昨今、REITの利回りは3~4%の商品が多く、非常に高い利回り率といえるでしょう。また、REITを所有していると、ほとんどの場合、半年ごとに配当金をゲットできます。ちょっとしたおこづかいですね。
はじめる前に理解しておきたい3つのデメリット
ここまで説明をしてREITに興味がでてきた人も多いでしょう。しかし、どんな商品にもメリットとデメリット、2つの特性を備えています。REITは投資商品なので、元本保証の商品ではありません。あとで思わぬ損失に頭を悩ませないように、メリットだけでなくデメリットもしっかりとチェックしておきましょう。
投資信託の倒産リスク
投資法人が破たんしてしまうと、せっかく投資した資金もすべてなくなってしまいます。
金利上昇のリスク
基本的にREITは自己資本だけでなく銀行から借り入れなどをして投資をしています。よって、金利が上昇してしまうと利払い負担が増加し、資金繰りが悪化してしまう可能性があるのです。
不動産特有の災害リスク
REITは間接的ではありますが、実物資産である不動産に投資している商品となります。地震や火災などによって、投資信託に組み込まれている資産が倒壊や焼失してしまうケースもあり得ます。また、投資先の物件が老朽化してしまったり、テナントが抜けてしまって稼働率が下がったり、家賃が滞納されてしまうなど不動産特有のリスクもあることは忘れてはいけません。
とはいうものの、REITを運用している会社は不動産運用のプロです。優良物件の見分け方や、投資のタイミング、安定した物件の保有方法のノウハウを持っています。そのスキルを身に付けるには時間もかかりますし、ある程度の経験も必要になってくるでしょう。
将来に向けてその知識も増やしながら、まずはREITを活用してプチ大家さんになってみるのはいかがですか。