仕事やプライベートの環境が変わったり、外出が思うようにできなかったりすると、ストレスが溜まりますよね。ストレス解消法が、ショッピングになって困っていませんか? 日頃頑張っているからこそのお悩みですが、このような買い物の仕方は一時的な快感は得られるものの、後悔することがほとんどです。浪費癖を抑えるために、お金のよい習慣を身につける5つのコツをお伝えします。疲れた気持ちを整理しながら、やってみましょう。
ストレスでの浪費を直したい!
お金のよい習慣の身につけ方5つのコツ
2021年10月15日
ストレスに負けない!よいお金の習慣を身につけるコツ5つ
そもそも習慣とはなんでしょうか? 習慣とは、朝起きたら歯磨きをして着替えてなど、無意識にやっていることです。ですから、新しく習慣を身につけるには意識して行動する必要があります。新しい習慣を見つけるにはコツを見ていきましょう。
1.使ったお金を振り返ろう
まずは、1カ月分の支出状況を振り返ってみましょう。買ったものを、消費・投資・浪費の3つの支出に分けます。
消費とは、食費や日用品など生きていくうえで必要なものにあたります。投資は、スキルアップのための書籍代、勉強代、経験などで心を豊かにする旅行代、キレイになるための美容代などです。つまり幸せになるための費用です。
一方、同じ美容代でも使わなかった化粧品や、買ってもほとんど着なかった洋服代などは浪費です。1カ月に3万円浪費すれば年間で36万円にもなりますので、特に浪費に該当するものは、どうしてそれを買ってしまったのかをしっかり振り返るようにしましょう。どんな気持ちで買ってしまったかがわかれば冷静になることができ、ストレスの原因もクリアになります。
2.欲しいものと必要なものを分けて「投資予算」を組もう
ストレスで浪費してしまうのは、買い物の目的がストレス発散になってしまっているからです。また、欲しいものと必要なものを分けることができていないことも原因でしょう。常に欲しい物が出てくることは、自然なことです。ですから、まずは欲しいものが出てきたら、1週間買わずに考えてみましょう。1週間過ぎても欲しいと思ったら本当に必要なものと判断します。
浪費を減らすことができたら、そのお金で「投資予算」に回します。投資予算は、手取り収入の2割を目安に予算を組みましょう。計画的に買い物ができれば、お金を使う罪悪感もなくなりますし、自分が幸せだなと感じる買い物が増えていきますよ。
3.浪費をやめるメリット・辞めないデメリットを考えよう
先程、月3万円の浪費は、年間で見れば36万円の浪費になるとお伝えしました。
もし、今手元に36万円というまとまった金額があれば、例えば旅行などもっと有意義なことができたかもしれないと思いませんか。少額ですぐに手に入るコンビニスイーツや娯楽から得られる幸せと、本当に使いたモノやコトから得られる幸せ、どちらがあなたにより幸福感や充実感をもたらしてくれるでしょうか。
おそらく、後者と答える方のほうが多いでしょう。甘いモノの幸せは長く続かないばかりか、取りすぎることで病気にもつながります。本当に必要なものや、実現したいことにお金を使えなくなってしまうかもしれません。目の前の幸せと将来の幸せのバランスを取りましょう。
4.浪費ができないように環境を変えよう
ショッピングモールやコンビニの前を通ると無意識にお店に足を運んだり、何となく眺めていたネットショップでつい買い物してしまったりということはありませんか。そうであれば、別のルートを通る、スマホの通知を切るなどをして、誘惑が目に入らない環境に整えましょう。
習慣は、これらのような行動したくなるきっかけが視覚に入ることで、その行動を取り(お金を使う)、欲しいモノが手に入るというメリットがあるからできるものです。ですから、そもそもの行動したくなるきっかけに触れないようにすることが大切です。
5.お金を使わないストレス解消方法を用意しよう
お金を使う以外のストレス発散方法を、たくさん用意しておきましょう。寝る、お風呂にゆっくり浸かる、運動をする、読書をする、お気に入りのお茶を飲む、料理をする、人と話すなど好きなことをリストアップしておきましょう。
まずは1カ月続けてみよう
ストレスによる浪費の習慣を変える5つのコツをお伝えしました。
1.支出の振り返り
2.投資予算を組む
3.浪費をやめるメリット、やめないデメリットを考える
4.浪費ができない環境に整える
5.自分ならではのお金をかけないストレス解消方法を用意する
まずは、これらを1カ月続けてみてください。よい習慣を身につけるには、意識しながら実践してみることです。きっと効果が感じられるはずですよ。
※本ページに記載されている情報は2021年9月16日時点のものです。