お金を貯めるためには「家計簿をつけよう」「貯金計画を立てよう」など、「〇〇しよう!」といった方法が当たり前ですよね。でもそれって「日々忙しい私には出来そうにない」「めんどくさがりな私にはムリ」そう思う人も少なくないはず。今回は、逆発想で「〇〇しない!」を実践することでお金を貯める方法をいくつかご紹介します。試してみる価値ありそうですよ。
「〇〇しない!」を実践すると
お金が貯まるってほんと?
2021年5月10日
今まで思うように貯金ができなかったあなたへ
「貯金ができない人」「思うように増えない人」というと、どのような人物像が思い浮かびますか。
・収入が少ない
・支出が多い
・気まぐれ
・見栄っ張り
・意志が弱い
こういった特徴ならば、誰しもが納得できそうですね。しかし、実際には次のような人たちの中にも、貯金ができない、思うように増えないという悩みを抱えている人が結構いるもの。
・収入も人並みにある
・支出もそれほど多くはない
・計画性があるほうだ
・質素で倹約家なほうだ
・意志が弱いほうではない
どうしてなのでしょう。もし自分も当てはまるという人は、以下のタイプに該当していないか確かめてみてください。
【真面目すぎる】
「家計簿は毎日つけなきゃ」「計画通りに貯金しなきゃ」「毎月手取り額の30%は貯金しなきゃ」など「〇〇しなきゃ」に縛られていませんか。多忙な日や体調が悪い日、手取り額に変化が生じることは誰しもあります。不測の事態に落ち込んだり悩んだりし過ぎるのは、真面目すぎが原因かもしれません。
【細かすぎる】
「家計簿の数字と財布のお金が10円合わない」「100円で買えるはずの食材が、今日は120円……買うのは止めようか……」など、細かすぎる傾向はありませんか?細かすぎると、貯金すること自体に疲弊し苦痛を感じるようになり、長続きしませんよ。
【自分に厳しすぎる】
「今月は使い過ぎた」「もっと節約できるはず」「もっと貯金できるはず」と自分に厳しすぎる傾向はありませんか?その思いがモチベーションアップになり頑張れる人もいるでしょうが、自分へのダメ出しはあまり効果がありません。のんびり構えて、楽しく継続できる工夫をしましょう。
〇〇しない! 5つの実践方法
前項の「真面目すぎ、細かすぎ、自分に厳しすぎ」に当てはまった人はもちろん、もっと気楽に楽しく貯金したい人に知って欲しい実践方法です。
毎日しない
「家計簿は毎日つけなきゃ」「毎日貯金箱に小銭を入れなきゃ」といったように「毎日すること」が正しいという思考を手放しましょう。
毎日しなくても大丈夫!
貯金やお金の管理は「毎日すること」が重要なのではなく、「収支を把握すること」が重要です。把握できるのであれば家計簿自体をつけなくても良いですし、貯金箱に毎日貯金するのが苦手なら、まとめてする貯金方法を考えれば良いだけのことです。
完璧にしない
「家計簿上の残額と、財布や通帳上の残額をきちんと合わせなきゃ」「今週はあと〇円しか使ってはいけない」といったように「完璧に管理すること」が正しいという思考を手放しましょう。
完璧でなくても大丈夫!
残額が合ったかどうかや、支出が予定通りだったかどうかの細かいチェックより、「収支バランスを知ること」や「支出の傾向を知る」ことのほうが重要です。
ムリしない
「1日1食だけにして、毎月の貯金額を増やそう」「欲しい洋服や見たい映画もあるけどガマンしよう」といったように「ムリしてガマンすること」が正しいという思考を手放しましょう。
ムリしなくても大丈夫!
ムリから生じる「体調悪化による医療費や薬代」「ストレスによる衝動買い」のほうが困りものです。ムリせず身体も心も健康な日々を過ごし、ムリのない金額をコツコツ貯金しましょう。
計画しない
「何事も計画が大事」「貯金は目的や目標額を決めて計画的にしなきゃ」といったように「計画すること」が正しいという思考を手放しましょう。
計画しなくても大丈夫!
ひと昔前と違い、世の中が数年後にどうなっているかも予測不可能で、個人のライフプランも多様化している時代です。計画を立てても軌道修正が必要な今、計画を立てず目の前の一つひとつを丁寧に過ごすことのみに集中するのもおススメですよ。
行かない
「セミナーや勉強会に出席しなきゃ情報を得られない」「ママ友の集まりに参加しなきゃ仲間外れになる」「みんなが行くから行かなきゃ」といったように「参加すること」が正しいという思考は手放しましょう。
行かなくても大丈夫!
今はスマホさえあれば、使い方次第で情報も仲間も手に入る時代です。特にコロナ禍である今「行かない」ことは感染症対策にもなりますし、自分一人の時間が増え、体力や気持ちに余裕が生まれ、落ち着いてお金の管理ができるようになります。
これから思うように貯金ができるようになったら……
「〇〇しない!」を実践すると、お金が貯まるようになる理由は2つあります。
1つめは、貯金することが苦しく辛いことではなくなるから。
2つめは、貯金することが気楽で楽しくなるので、習慣化し長続きするからです。
「実践方法」といっても、何かを新たに始める実践ではなく、今までやっていたことをやめる実践なので、苦痛に感じていたことがあるのなら、勇気をもって今すぐやめてみましょう。
そうしていくと、次は貯まっていくお金を効率的に増やす方法が知りたくなるかと思います。
例えば100万円貯金があるとして、それを利子0.1%の預金口座に置いておくのと、利子10%で運用するのとでは、お金の増え方は違ってきますよね。
どんな運用方法があるのか、自分に合った貯蓄商品は何なのか、それらを調べるのが面倒なら、調べなくても大丈夫!
お金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるのもおススメですよ。
※本ページに記載されている情報は 2021年5月11日時点のものです。