食品に生活用品、洋服や小物類、化粧品や健康グッズ、電化製品や家具に至るまで、ありとあらゆる物がネットで買える時代です。店舗に行かずに買い物できるメリットだけでなく、コロナ禍の今、感染対策にも重宝されています。とても便利である反面、トラブル話もよく聞きます。ネットショッピングを賢く上手に使いこなすコツを一緒に考えていきましょう。
「ネットショッピング」を賢く上手に使いこなすには?
2021年1月29日
「ネットショッピング」に関するデータ
総務省統計局のネットショッピングに関する調査結果(2020年9月)によると、新型コロナ感染拡大にともない、ネットショッピング利用世帯の割合は上昇しています。2019年までの利用世帯は約40%でしたが、緊急事態宣言が発出された2020年4月以降は50%を超えています。緊急事態宣言が解除された後も、特別定額給付金などが消費を後押ししたことや、まだまだ続くコロナ禍での外出自粛により、ネットショッピングの需要が高まっているようです。
年齢別で見ても、
20~50代前半 2019年 約60% 2020年 70%超え
50代後半~60代前半 2019年 約40~50% 2020年 約50~60%
60代後半 2019年 約20% 2020年 約30%
全ての年齢で2020年は上昇しています。今までネットでの買い物に消極的だった高齢者層もコロナ禍でやむをえず利用する人が増えているようです。
ネットショッピング利用者たちはどんなものを買っているのでしょうか。品目別のデータで2020年に増加した品目は「家電」「衣類」「健康食品」「化粧品」でした。減少した品目は「旅行チケット」「観劇チケット」でした。今までなら家電製品や衣類などは、店舗に出向き、現物を見て、スタッフに相談したり、試着して買っていた人も、コロナ禍でやむをえずネットショッピングを利用することが増えたのでしょう。今後もコロナ禍に限らず、ネットショッピングの需要は高まり続けていくでしょう。
【ネットショッピング】メリットとデメリット
メリット
【行かずに買い物できる】
ネットショッピングを利用する最大のメリットはこれかもしれません。店舗に行かず自宅で買い物できます。忙しくて買い物に行けない時、お米やお水など重くて運ぶのが大変な物などに加え、コロナ禍での自粛中にも大助かりです。配達してくれる方たちに感謝ですね。
【商品数が多い】
洋服を購入したい場合、店舗だと商品数が限られます。買いたい洋服が近くに無ければ、遠くまで買いに行かなければなりません。時間もお金も体力もムダに消費します。ネット上では商品数が多く、色やサイズも豊富で、たくさんの中からお気に入りの1着を選ぶことができます。
【安く買える】
ネットショップは店舗を構えなくてよい、スタッフを雇用しなくてよいため、実存店舗よりコスト削減が可能です。商品を安く提供できるのはその理由です。
【口コミや評価を参考にできる】
お店側(売る側)ではなく、お客側(買った側)の率直な口コミや評価を知ることができます。今から買おうかと考えている時に、すでに買って使っている人の情報はとても参考になりますよね。
デメリット
【現物が確認できない】
当たり前ですが、ネットショッピングは現物を見て触って試して買うことはできません。届いた時に「イメージと違った」というリスクを最小限にするために、商品の写真、説明、サイズ、購入者の口コミや評価など、じっくり見て読んで判断しましょう。
【届くまでに時間がかかる】
これも当たり前ですが、店舗で買えばその場で持って帰れますが、ネットショッピングは届くまでに数日かかります。今すぐ必要な物を買うのは不向きかもしれません。そうならないように、余裕を持って注文するよう心がけていれば問題ありません。
【送料がかかる】
自分が買いに行くのではなく、届けてくれるので「送料」がかかることがほとんどです。その商品の金額が妥当かどうかは送料も含めて判断しましょう。
【ネットショッピング】賢く上手に使いこなすには?
即買いしない
ネットショッピングには「カートに入れる」という便利な機能があります。即買いせず、一旦カートに入れ、その商品が今本当に必要なのか冷静に考える時間を持ちましょう。
初めからまとめ買いしない
食品や生活用品などまとめ買いするとお得になる場合がありますが、初めての注文にはおススメしません。実存店舗で一度買って食べたことがあるものや使ったことがあるものをリピートする場合のまとめ買いはおススメです。
送料をチェックする
ネットショッピングは送料込みの金額を確認することが大切です。また「〇日まで送料無料」「〇千円以上で送料無料」というのもよく見かけます。「送料無料」の言葉に踊らされず、自分が今本当に必要な物、今本当に欲しい物だけを選ぶことが大切です。
返品ルールをチェックする
万が一に備え「返品できる商品なのか」「返品の送料はどちらが負担するのか」などを、買う前に確認しておくことが大切です。実存店舗で買い物するのと違い、実物が届いてみないと判断できない事情も多々あります。ネットショッピングを今後も快適に利用したいのであれば、売る側はもちろん、買う側の私たちもルールをしっかり守りましょう。
ポイントやバーゲンを利用する
ポイントには有効期限がある場合もあります。貯め込まずに早めに使ったほうが良さそうです。また、ネットショッピングでもバーゲンセールが開催されます。今すぐ必要ではない物や、欲しいけど金額が折り合わない物などはムリして買わずに、バーゲンセールを待ってみるのも買い物上手の行動ですよ。
(※本ページに記載されている情報は2021年1月29日時点のものです)