“コスパが良い”という言葉はとても魅力的です。お得な商品は、誰もが購入したくなると思いますが、コスパが良い=自分が買うべき商品とは限りません。また、とくに女性は買い物好きである人が多く、「ついつい買いすぎてしまった」経験がある人も多いのではないでしょうか。今回は、日々の買い物の中で意識しておくべきポイントをまとめてみました。日々後悔のない、コスパの良い買い物をしていきましょう。
“コスパが良い”を制して
買い物上手を目指そう!
2020年11月4日
“コストパフォーマンス”が良いとは?
一般的にコストパフォーマンスとは、ある物や、ある作業にかかる費用(コスト)と、その成果や効果を比べることを指します。少ない費用に対して大きいものが得られる場合は「コストパフォーマンスが良い」となり、反対に費用に対して満足できない、成果が上がらなかった場合は「コストパフォーマンスが悪い」となります。
私たちは生活のなかで家賃や食費、生活費や趣味に日々お金を使っています。
日々の生活の中で、支払った物やサービスの価格に対して満足度が高ければ、コストパフォーマンスが良い=いい買い物をした、ということができるでしょう。
みなさんの身の回りを見渡してみて、使ったけれど満足できなかったもの、買っただけで全然使っていないものはありませんか?そういうものがたくさんある場合には、コストパフォーマンスが悪い買い物をしているかもしれません。
値段が低い=コスパよし?
値段が安い商品に対して“コスパが良い”と言われることが多いですが、自分にとっていい商品とは限りません。安くてお得だから、とついつい買ってしまう癖がある人は要注意です。
値段が低いほどコスパが良いもの
例えば、東京~大阪間の新幹線の普通席チケットを購入する場合、購入方法や購入ルートによって価格が異なる場合があります。しかし、出発地から目的地まで移動をする、という目的が達成されればいい、車種や所要時間、乗り換え回数や購入の手間は問わないというなら、できるだけ安い値段で買うことが「コスパが良い」といえます。
また、日々使用している日用品等もスーパーや百貨店、インターネット通販等で価格が異なりますが、同一の物なら安く購入すれば、「コスパが良い」ということができるでしょう。
値段だけではコスパが分からないもの
例えば、毎日使っても1年耐久性のある鍋が1万円、半年しかもたないけれど6,000円の鍋を比較してみましょう。日々自炊をする人であれば、1万円の鍋を購入したほうがコストパフォーマンスが良いといえます。一方、普段自炊はしないけれど、たまたま友達と料理をしたいからとりあえず鍋が欲しい、という場合には6,000円の鍋で十分かもしれません。
また、買ったけれど1度も着ていない、1・2回着たけれどそれから着なくなってしまいタンスの奥に眠ってしまっている服はありませんか。服はたくさんあるはずなのに着たい服がなく、新しい服が増える一方で、タンスやクローゼットがいっぱいになっている人もいるのではないでしょうか。セールでお得に購入した服でも、生活に役立たなければ意味がありません。服の価値を生かせず、コストパフォーマンスが悪いといえるでしょう。
一方、少し値段は高いけれど気に入って購入し、繰り返し着ている場合はどうでしょうか。満足度の高い買い物=コスパの良い買い物をしたといえるでしょう。
安くなっているとつい買いたくなる、また買わないと損をしていると感じる場合があるかもしれませんが、自分にとって満足できる、価値のある買い物なのかを考えることが大切です。
買い物上手になるために意識すること
まとめ買いは本当に必要なものだけ
2点で5%オフ、1つ100円だけど6つで500円等、一見お得に見える言葉には要注意です。必要であればもちろん購入すべきではありますが、お得だからという理由だけで必要でないものを無理して購入していませんか?少々高くついても必要な分だけ購入するようにしましょう。自分が欲しいもの、満足できるもののみにお金を使うことが大切です。
買い物は目的を明確に
百貨店のセールやスーパーのタイムセールなどは要注意です。
本来買うべきものの他、パッと目についた商品に魅力を感じ、予定外の商品を購入してしまった経験はありませんか。今しか買えない、次欲しくなったときはもっと高くなっているかもしれないと感じてしまうかもしれませんが、衝動買いは購入後に気持ちが冷めてしまうことがあります。思いつくたびに買い物をしているとお金もなくなり、家の中が不必要なものであふれる可能性があります。
新しい物との出会いはとても楽しく、買い物は私たちの生活を豊かにし、知識や興味を広げてくれるきっかけにもなりえます。
しかし、購入する前に自分にとって必要なものか、あるいは散財・浪費なのかを考えることが大切です。日々の買い物は自己投資です。常に自分が満足できる買い物を心がけていきましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年11月9日時点のものです)