キレイなあの人が使っている化粧品を真似して買ってみたけど自分には合わなかったり、特売品を買ったはいいけど結局ムダ遣いだったり…。何かしらお金で失敗したことってありませんか。なかには勉強代として割り切る人もいるようですが、少額の失敗も積もれば多額の失敗です。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉がありますが、ことお金のことにかけては真剣に取り組みたいですね。他のみんながどんな失敗をしているかを見ることで、失敗しないお金の使い方を心がけてみませんか。
あなたは大丈夫?!
笑えないお金の失敗談
2017年3月2日
みんなはどんな失敗をしてるの?
世間のみんなのお金の失敗、気になりますね。
マイナビがマイナビニュース会員の男女302名を対象に行ったインターネットアンケート(2016年12月)によると、2016年中にお金で失敗したことがあると回答した人は全体の44.4%。半分までとはいかなくても、おおよそ2人のうち1人が何かしらの失敗をしているんですね。では、みんなはどんな失敗をしているのでしょうか。
買い物の失敗
洋服や電化製品など、自分が買ったのと同じ物が他の店ではもっと安く売られていたという買い物の失敗。お店で商品を見て即買い、衝動買いをしたことによる失敗のよう。何軒かお店を回ったり、よく考えてから買うべきだったと後悔しても後の祭りです。他にもコレクションで買ったアンティークの品物や、ネットショッピングでの買い物で、故障や不具合が生じたなんてこともあるようです。
使いすぎ!
ほとんど使わないもの、不要なものを買ってしまった…というムダづかいや、ストレス発散のための衝動買いなど、そのときはお金を使うことで気持ちがスッキリしても、後で使い過ぎたと後悔する失敗です。なかには、クレジットカードの使いすぎでお金が足りなくなったという人も。カードで買い物をしているときはお金を使っている感覚がなく、後でカードの請求が来てビックリ!となってしまうようです。
投資で失敗!
買った株が下がってしまった、FXをやってみたが損失がでた、為替で大損をした…なんていう投資での失敗もあるようです。投資信託や外国債券を買ったはいいけど、投資に費やした元金が割れてしまい、自己資金が目減りしたというものが多いようです。なかには、運用での失敗で、前年1年間で貯めた貯金が吹っ飛んだという大損失を被っている人もいるようです。
お金の教養があれば失敗を防げるかも
そのほかにも、財布ごと落とす、裸のままポケットに入れていた1万円札を落とすという紛失系の失敗や、お金を貸した知り合いがどこかへ逃げてしまった、職場で盗まれたという盗難系の失敗などもあり…みんなの失敗体験を見るとお金の失敗といってもいろいろです。
そもそもお金の失敗とは、自分の意図とは異なることで出費したり、自分が考えていたのとは異なる価値の変わり方をしたりといった場合を言うのではないでしょうか。たとえば、いくら高い洋服を買って今月はもうピンチ!という場合でも、その買った物に満足し、買った事実を納得し、そして給料日までの残り数日を財布に残ったお金でやり過ごすことができるのなら失敗とは言いませんよね。つまり、ちょっと厳しく言えば、お金の失敗はお金に対する意識や管理の甘さから起こるものとも言えそうです。
お金で失敗しないためのアイディア
お金の教養をつけることがお金で失敗しないための一番の対策ですが、具体的にどんなことをすればいいのでしょうか。いくつかのアイディアを紹介します。
衝動買い防止には
欲しい物と必要な物は別だということを頭に入れておきましょう。わざわざ必要な物を探しにお店に行ったのなら別ですが、店頭で見て「良い」と思ってもすぐには買わない心がけが大切です。
家電製品など、他にも値段の比較が出来る店がいくつかある物なら、複数の店舗を回ってみるのもいいですね。洋服や靴など、お店で一目惚れしたものなら、とりあえず1週間待ってみては?ちょっと面倒に思うかもしれませんが、衝動買いで失敗したと悔やむなら、すぐにお金を使う行動をストップするしかありません。
ムダづかいを止めたいなら
使えるお金を少なくする方法はどうでしょう。先に給料から貯金に回す分を取り除く、先取り貯金がいいですね。財形貯蓄や社内預金、貯蓄型の保険など給与天引き可能なものを利用すれば必然的に手取り収入が少なくなるので、あるだけ全部使ってしまうという人でも安心です。給与天引きできない場合は、銀行の自動振替などを利用して先取り貯金をすることも可能です。
投資での失敗を防ぐには
そもそも投資には元本割れリスクがつきもの。絶対に元本割れしないことなんて、プロの投資家にとっても難しいことです。損失の可能性があるという、基本中の基本をわきまえた上で、投資にチャレンジしましょう。
投資金額は、損失リスクを含めて考える!
預貯金に比べて高い利回りを期待できるのが投資のメリットではありますが、良い面だけを見て興味本位でお金をつぎ込むのではなく、損失リスクも含めて投資金額を決めるということも大切です。自分のリスク許容度を知り、自分に合った投資商品で、分散投資、長期投資を心がけましょう。自分のリスク許容度を知るためには、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
何事においても「失敗から学ぶ」という考えもあります。失敗に気づけること自体がお金に対する意識が向上していることかもしれません。しかし、失敗談は武勇談とは違い、笑って話せるものではありません。頑張って稼いだお金だからこそ、笑えないお金の失敗ははじめからシャットアウトするような心がけをしていってくださいね。