ネット上で主に個人間で商品の売買を楽しむネットオークションやフリマアプリが主流になってきています。しかしそんな中でトラブル事例も増えてきているのも事実です。もう使い慣れているから大丈夫、と過信するのは禁物。ここで利用の際の注意点をきちんと再確認しておきましょう。
あなたは大丈夫?ネットオークションやフリマアプリ利用時の注意点。
2020年6月16日
ネットオークションやフリマアプリの仕組み
ネットオークションについては入札形式、フリマについては早い者勝ちとなっています。お手持ちのスマートフォンにアプリを入れて利用登録さえしておけば、商品の撮影から出品、取引相手とのやり取りまでを全て手軽に行えることから、最近では特に人気を集めています。大手のネットオークションサイトやフリマサイトでは、支払い時に売り手と買い手との間に第三者(運営会社)を介する支払い方法を導入することにより、商品未着時の金銭被害を防いだり、もしくは配送業者と提携を行うことによって匿名取引を行うよう個人情報が特定できないようなシステムを導入し、取引後のトラブルを防ぐ取り組みを行っています。
ネットオークションやフリマアプリ利用時の注意点
使いやすく、利用者も増えているネットオークションやフリマアプリ。最近ではいろんなトラブルも報告されています。どんなトラブルがあるのか、その注意点も合わせて以下に紹介します。
商品が届かない!
フリマで商品が到着する前に受け取りの手続きを行うように売り手側から催促され、手続きを行ったところ、商品が届かず、運営会社に相談しても「既に取引が完了しているため、当事者間で話し合ってほしい」と回答され、その後売り手側との連絡が一切取れなくなるというトラブル事例が報告されています。 上で述べた通り、大手のネットオークションサイトやフリマサイトでは、支払い時に必ず第三者(運営会社)を介入させるようにしてトラブル回避に努めています。買い手側がきちんと商品を受け取り、その手続きを行うことによって運営会社から売り主に代金が支払われるようになっています。したがって、いくら売り手側から催促があったとしても、受け取り前に手続きを行うようなことは絶対にしないようにしましょう。そのようなことをしてしまうと、商品が届かないという事態におちいったとしても、救済されない可能性が高くなります。 逆に、自分が売り手側となった際、「代金を支払いました」という買い手からの虚偽の連絡により、先に商品を発送してしまい被害にあったケースも報告されています。 オークションサイトやフリマサイトを利用する際には、必ず取引の流れを確認し、ルールを守ることが大切です。
偽ブランドの商品が届いた!
オークションサイトやフリマサイトでブランド品を購入することもあると思います。売り手側が「おそらく正規品」と言っていたにもかかわらず、届いたものは偽物だったというケースもあります。買い手側が、話が違うということで返品要求をしても、売り手側からは「本物と偽物をすり替えて返品する可能性がある」といわれ受け付けてもらえないというトラブルに発展してしまうのです。 オークションサイトやフリマサイトなどの個人間売買では、偽物などの権利侵害品に関するトラブルが発生しやすくなります。もちろん、正規品と断定できる諸品でなければ、売り手側も販売してはいけません。偽物の販売は法律違反とみなされることになります。 買い手側としても、ブランド品の取引の際には細心の注意を払い、正規品であるときちんと確認できてから購入するようにしましょう。
アカウントが乗っ取られた!
ネットオークションやフリマアプリでゲームアカウントを販売した際、買い手側から代金が支払われる前に、「確認のため、データ引継ぎに必要な情報を知らせてほしい」と言われ、知らせたところ、アカウントが乗っ取られてしまうというトラブルもあります。 ゲームのアカウントは高値で取引されているという事態がありますが、実はゲーム会社はこれらの販売を禁止しています。 トラブルはもちろんのこと、禁止されていることを行ったということから、アカウント停止措置を受ける可能性もありますので、このような取引は絶対に行わないようにしましょう。
ネットオークションやフリマアプリは、手軽に利用できることから利用する人も増えている中、トラブルも増加傾向にあります。トラブルに巻き込まれないように、利用する際にはどんなことに注意する必要があるのか、日頃からしっかりと意識しておくようにしましょう。
※本ページに記載されている情報は2020年5月10日時点のものです)