なんとなく具合が悪い日が続いたり、事故に遭いそうになってヒヤッとしたり…。そんなことが続いて周りから厄年では?と言われたら、ちょっと気になってしまいませんか。
何もなければ知らずに過ごせる厄年も、何かあったら厄年だからと、そのせいにしてしまうもの。信じる・信じないは人それぞれですが、何かが起こった後に慌てて神社に駆け込むよりも、前もって対策を立てておいたほうが賢明かもしれません。
信じる?信じない?
女の厄年の上手な過ごし方
2017年2月14日
そもそも厄年って?
一般的に、病気になったり、事故に遭ったり、災いが起こる年齢と言われる厄年。科学的な根拠はなく、由来も曖昧なものが多いのですが、平安時代にはすでに存在し、今なお根強く信じられている風習です。
人の長い一生のなかでも、精神的・肉体的、また家庭環境や社会生活の面において転機や節目を迎えることが多い年齢とされ、易学や方位学では運気停滞の年であり、何らかの形で災害が起こりやすい時期とされているそう。また、最近では医学的にも体質の変化を起こしやすい年齢とされているようです。
厄年って何歳?
一般的に厄年と言われる年齢は「本厄」を指して言いますが、厄の前兆が現れる年として本厄の前年を「前厄」、厄のおそれが薄らいでくる年として本厄の後年を「後厄」として、あわせて3年間は注意を心がけたい期間とされています。
厄年とされる年齢は男性と女性では異なり、女性に限って言えば、19歳、33歳、37歳が本厄とされています。ちなみに、女性の厄年のうち33歳は「大厄」とされていて、凶事や災難に遭う率が高いので、十分な警戒を要するとも言われています。
平安時代と現代では、女性の出産年齢や家庭的、社会的環境も違うでしょうが、一般的に出産や育児などで女性の体調が変わりやすい時期であることを考えると、厄年という考え方も理解できますね。
寺社によっては厄年に違いが!
実は厄年の考え方は、寺社や地域によっても違うことがあるんです。
たとえば、一般的には厄年には「数え年」を用いるものの、神奈川県の川崎大師では満年齢を用いるそう。ほかにも、大厄の年には前厄・後厄を設けないとか、あるいはその逆もあったりと、何を信じればいいのか分からなくなりそうですが、初詣や祈願などでよく行く寺社に問い合わせてみるのがいいかもしれません。
厄年を上手く過ごすために
そもそも肉体的、精神的なバイオリズムの変化や、子育てや仕事など日々の多忙から体調を崩しやすかったり、疲労による注意不足から不慮の事故やケガが起こりやすくなるのが厄年。だから、定期的な休息や日々の健康管理などに心がけるのが一番の方法かもしれません。
それでもやっぱり、迷信と言われようが、災いから身を守るためには神様にお願いもしたいもの。厄年を難なく過ごすために行うことの代表的なことが、寺社でお参りをして行う「厄除け」「厄払い」の祈願です。
寺社によっても祈願料に差がありますが、一般的には5千円~2万円が相場のよう。一律5千円と決めているところもあれば、5千円・7千円・1万円・2万円というようにいくつかある選択肢のなかから自分で選んで祈願してもらうところもあるんです。気持ち的には金額の差=効果の差にも思えますが、決してそうでもないようです。ただし、後々もしも災いがあったとしても、「あの時もっと払えばよかった」とか「一番高く払ったのに効果がない」なんて考えることのないように、自分自身にも責任を持つことも大切です。
なお、予約の要・不要が違ったり、祈願料の支払いはきちんと祝儀袋に入れて支払わないといけないなど、寺社によってさまざま。事前に確認しておいたほうが良さそうですね。
厄年は保険見直しのチャンスと捉えよう!
厄除け祈願すれば安心ですが、やっぱり健康管理や日々の生活管理はおろそかにはできません。女性の厄年といわれる、30代半ばから後半にかけての現代の女子は、社会でも家庭でも大きな役割を担っていて、朝から夜までフルに活動しているという人も多いでしょう。しかしやっぱり身体自体はデリケートに出来ていて、ストレスや疲労で体調を崩しやすいことには変わりありません。
厄年だからといって気にし過ぎる必要はありませんが、厄年をきっかけに自分の健康や体調、もしもの備えについてじっくり考えることは悪いことではありません。
もう保険に入っているから大丈夫という人も、今一度自分の加入している保険の内容を確認してみましょう。どんな保障がついていて、今の自分の必要性に適しているか、過不足はないかなどチェックしてみることをおススメします。
そして必要があれば保険の見直しをしてみるのもいいですよ。
厄年は災いがある期間ではなく、「災いが起こらないように注意するように」と先人が言い伝えてくれている期間。その教訓に従いながら健康管理とリスク対策をしていれば恐れることもなさそうですね。健康管理に関してはこちらの記事もぜひチェックしてみてくださいね。