「毎月貯金をしているけれど、日本の金利は低すぎる・・・」と思ったことはありませんか?貯金をするなら、円よりも金利の高い「外貨預金」を組むのも手段の一つです。とはいえ、外貨を買うと手数料がかかりますよね。どうすれば、低コストで外貨預金を組めるのでしょうか?
『外貨預金』で貯金額アップ!低コストで
外貨を買うってなに?!
2017年2月22日
外貨預金が円預金よりもおトクな理由
低金利の日本!お金が増えにくい…
病気やトラブル、老後に備えて貯金はできるだけ増やしておきたいですよね。とはいえ、2017年2月現在の日本の金利は0.10%なので、定期預金を組んでもほとんど金利は受け取れません。せっかく預金していても、増えないなんてもったいないですよね?
預金するなら高金利の外国通貨がおすすめ!
外国の通貨で定期預金を組めば、もっと高い金利を受け取ることができます。いわゆる「外貨預金」ですね。金融機関では、日本円以外の通貨を選んで預金できます。ドルやユーロは金利がやや低めですが、豪ドルは1.50%、南アフリカは7.00%、トルコは8.00%と高金利です。効率的にお金を増やすのなら、ぜひ外貨預金も検討してみてはどうでしょう。
外貨を買うためには手数料が必要!
外貨の金利はとても魅力的ですが、やはりデメリットも…それは為替手数料です。為替手数料とは、円をドルやユーロなどの外国通過に交換するときに金融機関に支払う手数料のことで、1ドルにつき○円と決まっています。つまり、たとえ高金利で利益を得たとしても、交換回数が多いと為替手数料がかさみ、損益がプラスマイナスゼロになる可能性もあるんです。そのため、外貨預金を利用する際には手数料を安くおさえることがポイントとなります。
手数料カットの方法①ネット銀行を利用
ネット銀行と店舗の手数料を比較すると?
では、どうすれば為替手数料を安く済ませることができるのか?方法としては、「ネット銀行」や「キャンペーン」の利用などが挙げられます。為替手数料は金融機関によって異なりますが、一般的に店舗や両替コーナーよりもネット銀行の方が金利が低く設定されています。ネット銀行の場合だと、たとえば1米ドルあたり15銭で済みますが、店舗の場合は片道あたり3円程度とななってしまいます。積み重なると大きな出費になりますよね。
当然ながら、外貨を買う量が多ければ多いいほど、為替手数料もかさみますよね。為替手数料が15銭と3円の場合では、どれだけ手数料に差が出るのでしょうか?この機会にそれぞれを計算して、比較してみましょう!
【例】1,000米ドル(約10万円のとき)を買った場合
1.ネット銀行の場合
為替手数料が1米ドル15銭 = 1,000米ドル×0.15 = 150円
2.店舗の場合
為替手数料が1米ドル3円 = 1,000米ドル×3円 = 3,000円
10万円分のドルを買った場合の為替手数料はネット銀行が150円、銀行が3,000円という結果に。その差はなんと、2850円!どちらがおトクか、一目瞭然ですね。このように比較して計算すると、明らかにみえてきますよね。
そして、手数料は「×2」で考える!
計算した手数料は、あくまで片道あたりの手数料です。通常、為替手数料は往復で考えるので、実際にかかるのは「計算結果の手数料×2」です。往復で考える理由は、円を外貨に変えた後は、再び円に戻す必要があるからです。外貨のままでは、日本国内で利用できませんよね。そのため、「円から外貨へ、外貨から円へ」と2回交換するので、為替手数料を往復で考えるんです。たとえば1米ドルを買い、1ヵ月後に売って円に戻すとなると、購入時に15銭、売却時に15銭、合計30銭が為替手数料としてかかります。
手数料カットの方法②キャンペーン時期が狙い目
手数料無料キャンペーンとは?
金融機関によっては、為替手数料が無料、または割安になるキャンペーンを行うことがあります。手数料無料キャンペーンの場合、本来必要な手数料がゼロになるわけですから、かなりおトクですよね。
ただ、全て無料ではありません!
「為替手数料無料キャンペーン」とは言っても、費用が全くかからないわけではありません。ほとんどのキャンペーンでは、「買付時のみ無料」とされています。つまり、円から外貨へという片道のみ無料ということ。もう一方の外貨から円への片道は、通常どおりの手数料が必要になります。
外貨預金を組むためには為替手数料が必要ですが、ネット銀行やキャンペーンを活用することで、コストを大幅にカットすることができます。為替手数料の計算方法やキャンペーンの概要をきちんと確認し、計画的にお金を増やしたいところですね。