育休中は子育てに奮闘している一方で、仕事のことが気になっていませんか。あるいは、せっかくまとまった時間があるならもっと有効に時間を使いたいとか、子育てをもっと充実させたいと思っているかもしれません。そのためにもぜひ「学び」の時間を取り入れてみてください。
育休ママにおすすめ!
育休タイムは学びのチャンス
2020年4月3日
なぜ学ぶのがいいのか
なぜこの時期に学びが大事なのか、以下のメリットについてお話ししましょう。
メンタルに良い
一生懸命仕事をしてきて、これからも続けたいと思っている人にとって、育休というブランクは焦りにつながったり、忙しく働いている仲間に申し訳ないという罪悪感を持ったりします。しかし、今は学びの時間で、仕事に復帰した時にそれを役立てられると考えられれば、ネガティブな気持ちを持つことなく、落ち着いて過ごすことができます。
仲間ができる
家にずっといると孤独になって、育児のことなどで悩みを話したくても相手がいない状態になります。しかし、子連れで通える通学型の学校・教室がいろいろあるので、学校に通うことによって仲間と悩みや情報を共有することができます。
また、がんばっている育休ママを見ることで自分もがんばろう!といい刺激を受けることもできます。
自分の得意・好きを見つけられる
学ぶことで自分は何が好きか、何が得意かということを再確認できます。今の仕事はちょっと違うや、復職しようか迷っている人は、自分が本当は何がやりたいのか考えるきっかけになります。将来好きなことで起業したいと思っている人は、その目標に向かって一歩前進するための時間になります。
お手軽にできる
ネットや通信教育を利用する場合はお家でできます。自分の都合の良い時に、都合のいい分だけ進めることができるので、育児中のライフスタイルの中に取り込みやすいです。ネット上で講師とコミュニケーションをとったり、勉強仲間のグループに参加することも可能なので、孤独を感じることもありません。そして、通学型に比べると価格がリーズナブルなものが多いので、無理なく続けることができます。
どんな学びがいいのか
では、どんなことを学べばいいのか、3つの視点に分けて考えてみましょう。
キャリアアップを目指す
育休明けにはがっちり仕事をしたいという方は、仕事に役立つ学びを中心に考えてみましょう。ビジネス系のスキルを身に付けたり、資格取得を目指すのもいいでしょう。
具体的には、パソコン、英語、簿記、ファイナンシャルプランナー、ケアマネジャーといった勉強をされる方が多いようです。中には、MBAを取得される方もいます。
やりたかったことをやる
一旦、仕事のことを忘れるのもいいでしょう。せっかくまとまった時間が取れるのですから、今まで忙しくてできなかった、本当に好きなことを学んでもいいと思います。それが結果的に今の仕事の幅を広げることにつながったり、副業や起業に役立ってくるかもしれません。
子どものためになること
育休タイムはもちろん自分の時間ですが、大事な子どものために使ってもいいと思います。子どもの健康のためにフードマイスターの勉強をしたり、子どもの心理学を学ぶのもいいと思います。誰かのために時間を使うということで充実感が生まれるかもしれません。
有意義な学びにするためにまず行うこと
せっかくの学びを有意義なものとするために、次のことを先に検討してから学びの選択に移りましょう。
キャリアプランを立てる
これから先自分はどんな生き方をしてきたいのか、どんな働き方をしたいのかをしっかり決めましょう。それに合った学びをしていくことが大事です。
何となく世間で流行っているからとか、人気資格ランキング1位だからという基準は、自分にとっては何の役にも立ちません。自分は何をしたいのか、何が必要なのかを考えましょう。そうしないと、学びに対して何の目標も持てず、学んでいることがどんどんつらくなってきます。
予算を立てる
学びは自己投資としてとても大事なことですが、育休中の収入が育休前の給料の約3分の2または半額相当であること、これから子どもの教育費用が掛かってくること、さらに住宅の購入もあることなどを考えると、家計のことも考えなければいけません。一度、ライフプラン表を作ってみて、学びのためにどこまでお金を出せるかしっかり計算してみましょう。
同じことを学ぶのでも、高額なものから無料のものまでさまざまあります。内容をよく比較検討してください。
子育てをしながら働いている女性たちは皆、上手に時間をやりくりして、仕事も家事も子育てもこなしている素敵な女性たちだと思います。育休タイムは、そのための準備期間あるいは充電期間として、有意義な学びの時間として活用してください。
(※本ページに記載されている情報は2020年4月3日時点のものです)