もうすぐ新年度がスタートします。新年度に手帳を新調される人や、年の初めに新調したけどイマイチ上手に活用できていない人もいるはず。手帳を上手に活用することで、貯金額がアップしたり、貯金することが楽しくなる効果もあるようです。今回は、貯金上手な女性たちの手帳術をご紹介します。彼女たちのセンスが光る手帳術、必見です。
貯金上手な女性たちの
センスが光る手帳術
2020年3月26日
家計簿をつけても貯まらない!?
「家計簿はつけているけど、毎月赤字。赤字の記録をつけているようで気が重い」「家計簿をつけても、貯金が増えているわけではない」
そんな思いを抱えながら、なんとなく家計簿をつけている女性たちが多いようです。
家計簿の本来の目的は、
*毎月の収入や支出を正確に把握すること
*ムダな支出があれば改善し、貯金に回すこと
*貯金額を正確に把握すること
これらの目的を意識していなければ、支出を記録しているだけで貯金が増えるわけではありません。逆に、家計簿の本来の目的さえ押さえていれば、手持ちの手帳で管理する手段でも良いわけです。
次項では、家計簿ではなく手帳で、お金の管理をしている貯金上手な女性たちをご紹介します。
センスが光る手帳術、教えます!
Y子さんの手帳
Y子さんは、ひとり暮らしの会社員。
貯金は毎月3万円、年2回のボーナス時に15万円ずつで年間66万円。
毎日の支出額や貯金額を手帳に記録しています。毎日の支出額は、1週間が見開きになっているページに記入します。支出項目は「衣・食・住・その他」の4つに区別して記入します。
例えば
食材を買った場合は「食:1,200円」
洋服を買った場合は「衣:3,900円」
どんなものにどれだけ使ったかをざっくり把握できればいいので、支出項目は細かく記入しないそうです。
貯金額は、フリーページに1~12月の予想貯金額を書いておき、その横に実際の貯金額を書きます。予想より多く貯金できた月には、お気に入りのシールを貼って楽しんでいるそうです。
K子さんの手帳
K子さんは、夫と子ども2人の4人暮らしで、パート勤務。
貯金は毎月5万円、年2回のボーナス時に30万円ずつで年間120万円。
月初めの予算額(生活費として今月どれだけ使えるかの金額)と支出額を手帳に記録しています。月初めの予算額は、1ヵ月が見開きになっているページに記入します。支出額は1週間が見開きになっているページに記入します。
レシートを1週間分保管しておき、毎週日曜の夜に集計し、手帳の日曜欄にその週の支出額を記入します。予算の残額も記入します。
例えば、
1ヶ月の予算額が15万円の場合、
1週目の日曜欄には 「支出 2万5,000円 残 12万5,000円」
2週目の日曜欄には 「支出 3万8,000円 残 8万7,000円」
この方法なら週1回の集計と記入で良いので忙しくても続けられ、予算内で生活できているかが分かりやすいそうです。
手帳術で貯金アップできるコツ5選
家計簿ではなく手持ちの手帳を上手に使って、お金の管理と貯金アップできるコツをご紹介します。
1)予定に金額を書き込む
食事会や習い事、旅行やライブの日程、美容院や歯科の予約など、予定を書き込むのは手帳の使い方としては当然です。これら全ての予定には必ず支出が発生します。その予定にかかった金額を書き記しておくと、今後同じ予定がある場合の目安になります。また、「欲しい物」「したいこと」「行きたいお店」なども手帳に書き出しておくと、支出計画や貯金計画の目安になります。
2)予算を立てる
手帳は、1ヶ月や1週間のカレンダーが見開きになっているので、家計簿と比べ「予算を立ててやりくりする」ことが習慣化しやすいようです。支出項目ごとの予算を立てるよりは「1週間ごと」や「上旬・中旬・下旬ごと」で予算を立てるほうが手帳での管理には向いているようです。また「ボーナスの使い道」「貯金額のシミュレーション」なども書いておくと、ムダな出費をせず、計画的に貯金できるようになります。
3)支出項目の記入は大まかに
前項のY子さんやK子さんの手帳術でもあったように、支出項目の記入は大まかで構いません。家計簿とは違うので「食費、水道光熱費、通信費、、、」と細かに書くスペースが手帳にはない理由ももちろんですが、「収入-支出=貯金額」なので、「何に使ったか」ではなく「いくら使ったか」さえ把握し調整できれば、貯金アップに貢献できるからです。
4)お金を使わない日を設定する
手帳に「お金を使わない日」という予定を書き込んでみてはいかがでしょう?最初のうちは達成できなくても、その日を目指して事前に準備し達成できるようになります。「お金を使わない日」を設定するだけで、お金を使わない意識が働き、支出が自然と減る効果もあるようです。また、その日に「使ったつもり」で貯金すれば貯金アップにもなりますよ。
5)楽しくなる工夫をする
手帳はとても身近な存在です。持ち歩いて、毎日のように開いて見ます。その手帳内でお金の管理をするわけですから、楽しくなければ続きません。前項のY子さんの手帳術でもあったように、お気に入りのシールを貼ったり、カラフルに色分けしたり、イラストを描いたりして楽しみましょう。貯金も楽しいと続きます。続けることが、貯金を成功させる必須条件ですよ。
貯金上手な彼女たちの手帳術や、手帳術で貯金アップできるコツ、いかがでしたか?新年度スタートをきっかけに、気分新たにあなたも始めてみませんか?
(※本ページに記載されている情報は2020年3月26日時点のものです)