終活カウンセラーは最期を迎える備えについて勉強しますが、いかに最後まで健康でいるかも勉強します。高齢者向けの身体の健康・脳の健康・心の健康は、そのままお子さんの知育にも効果的です。今回はそれらの健康法から知育には具体的にどう応用すればいいのか、さらにお手軽に行う方法などお伝えします。
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効果的な「おうちでできる節約知育」
2020年3月4日
0~1歳:聴覚・視覚を刺激する
ご飯を食べる、歩くなど、何らかの行動をするとき人は脳のどこかの部分を使っています。そして、さまざまな行動の中で、読書をするときがもっとも脳のあらゆる部分を使っていると言われています。文字を読む、記憶する、想像するなどですが、高齢者の場合、認知症予防に効果的なので読書がすすめられています。
子どもの場合も同様でさまざまな部分の脳が刺激されるので読書がおすすめです。少し大きくなって絵本が読めるようになれば自分で読ませてもいいですが、小さいうちは読み聞かせしてあげましょう。聴覚を刺激することができますし、きれいな絵本を見せるだけでも視覚に効果的です。
本は図書館で借りるのが、一番お金がかかりません。その他、中古本を買う、貸本屋を利用する、ママ友同士で交換するなどの方法がありますが、最近はYouTubeなどに絵本の読み聞かせ動画もありますので活用するとよいでしょう。
2~3歳:指先を刺激する
手先を使うと脳が刺激されます。高齢者が手先を使う場合は認知症対策もありますが、楽器を弾いたり、お料理をすることで心も満たされたり、軽い運動と組み合わせることで体の健康も維持することができます。
子どもの場合もどんどん手先が器用になってくる時期なので、積み木、粘土、折り紙など定番の遊びや、スプーンやハサミの使い方を教えてあげるのに効果的な時期です。
実際におもちゃを購入しようという場合は、購入する前におもちゃ屋さんなどで子供が何に興味を持っているのかを観たり、お試しセットから始めてみると、買ってから失敗したということも防げます。あとから買い足しができるタイプを選んで必要最小限にしておくのもいいでしょうし、フリマアプリも活用しましょう。
高いおもちゃを買わずに、ヒモ一本であやとりをやったり、家にあるものを代用したり、ハンドメイドもいいと思います。
また、指でなぞって遊ぶゲームなど、この時期に適した知育用無料アプリもあるのでおすすめです。
4~5歳:創造力を刺激する
人とコミュニケーションをとるというのは、感情や思考に刺激を与えます。高齢者の場合、孤独感をなくし安心感を得られるほか、社会性や記憶力などを維持するのに役立ちます。
子どもの場合も、他の友達とごっこ遊びをさせることで、人との関わり合い方を学んだり、会話能力や想像力を広げることができます。ママ友と協力してお互いの家で遊ばせるということをしてみるといいでしょう。
言葉を使ってコミュニケーションをとるという方法のほかに、モノを作って自分らしさを表現して伝えるという方法もあります。モノづくりで創造力を育てるのもこの時期に適しています。最近は市販の知育菓子というものもありますので取り入れてみるのもいいと思いますが、一緒にお菓子作りをしてもいいでしょう。
この頃になるとできることがいろいろ増えてきますので、子供用映画を観るのであれば、Amazonプライムなどを活用すればかなりリーズナブルな価格で利用できます。
知育で気をつけること
年齢別に推奨される知育はだいたい上述の通りですが、知育を行う上で気を付けたいことは以下の2つです。
お金をかけなくてもできる
知育にもっとお金をかけられるのであれば、サブスクリプションサービスや知育の教室に通うという方法もあります。
サブスクリプションを使えば、定期的に新しいおもちゃに触れさせることができます。知育教室に通えば、子供が適切な知育を受けられるほかに、親が子供にどう接したらいいのかを教えてもらえるメリットもあります。
ただ、知育は子どもが楽しんで考えたり、感じたりという能力を育てられればいいので、上述の例のように家庭で安価にできる方法はいくらでもあります。
お金をかけなくても、工夫次第で子供にとって効果的な知育ができます。
否定しない
知育の最大の目的は子どもの知的能力を育てることです。子どもの興味を引くポイントは一人一人違いますし、初めてやることはなかなかうまくできないこともあります。親が思い描いた通りに進まなくても、とがめたり、否定しないように気を付けましょう。一緒に根気強く行える工夫を考えておくといいと思います。
高齢者向けの健康法は知育にも効果的であるというお話をしましたが、これらは全世代に効果的です。ご自身も取り入れて、ぜひお子さんと一緒に楽しんでください。
(※本ページに記載されている情報は2020年3月4日時点のものです)