2019年も残りあと約1ヵ月。今年の初めに「貯金」の目標を立てた人は多いはず。目標通りに進んでいますか?全然進んでいない人も、あと少しという人も、お金は「貯める」よりも「貯まる」ようにすることを意識してみましょう。お金が貯まる生活をすれば自然にお金は貯まっていきますよ。
お金が貯まる生活って?
あなたも実行してみよう
2019年11月24日
生活の仕方次第で無理なくお金は貯まっていく
突然ですが、あなたは「先取り貯金」をしていますか?
給料を使う前に貯金分を取り分けておく先取り貯金は、無理なくお金を貯める方法として定番です。筆者もさまざまな人におすすめしています。
でも、先取り貯金の残高は順調に増えていっていますか?せっかく給与天引きや自動振替でお金を貯金に回していっても、ちょくちょくお金を下ろしていては貯金残高は増えていきません。厳しく言えば「貯金をしているつもり」なのかもしれませんね。
それって私のこと???と思う人は、生活を少し変えてみてください。何もムリヤリ節約に努めようというわけではありませんが、いまの生活の仕方を少し変えてみるだけで貯金を取り崩す必要がなくなり、無理なくお金が貯まっていくかもしれません。
お金が貯まる生活って?
筆者がこれまで接してきた人々の生活を見る中で、自然とお金が貯まっている人たちを見ていると、衣食住を大切にしているように感じます。
衣食住を大切にする
たとえば「身だしなみ」。高い衣服を買ったり、何枚も買うというのではなく、きちんと自分で手入れをしながら大切に着るということ。帰宅して脱いだ服をクローゼットにしまう前にホコリを祓って洋服をチェックしたり、素材によってはブラシをかけたりするうちに、生地の傷みやほつれなどが見つかればその場で修繕しているよう。1着、1着に愛着を持ち長く着るようにするだけで、衣服代をあまりかけなくても良くなります。
「食べること」もとても大切。外食を控えて自炊にするのは節約の基本ですが、自炊することは健康管理にもつながります。栄養バランスを良くすることはもちろん、塩分を控えめにしたり、その日の体調に合わせて鉄分、カルシウムなどを多めに摂ったりなんてことも自炊だからこそできるもの。自炊で食費を抑えるだけでなく、健康管理ができることで病気になりにくい体になり、医療費の低減につながるでしょう。
食材もできるだけ気を払って良いものを選ぶのがおすすめですが、こだわりすぎてオーガニック食品やスーパーフードばかり選ぶと反って食費が高くなってしまいます。また、あれこれ買って使い切れずに捨ててしまっては結局は無駄遣いですから、あるものを使い切ったら買うというリズムを自分で掴むようにしましょう。
「居住空間」にも気をつけたいですね。部屋の整理整頓ができていると「いい気」が流れやすくなって金運がアップするというのは風水の教えでもありますが、快適で居心地のいい部屋をつくるだけでお金が貯まりやすくなるのは現実にあるようです。「汚部屋卒業! 片付け上手に変身して、お金が貯まる「キレイ体質」に」の記事を参考にしてみましょう。すぐに家中のあちこちを掃除したくなりますよ。
時間を有効に使う
「朝活」や「時短」など時間管理に関する言葉がいろいろと流行りましたが、生活時間の管理をきちんと行い、時間を有効に使うことができる人ほどお金が貯まる傾向にあるようです。
たとえば、朝早く起きれば自分でお弁当を作ったり、お茶やコーヒーのマイボトルを準備することができます。節約にも健康にもつながりますね。とはいえ、ただ余裕時間ができたからとダラダラ過ごしては意味がありません。朝に限らず、通勤時間や帰宅してから就寝までの時間、休日の余裕時間をどのように使うかという管理を大切にしましょう。
これから寒い時期のおうち時間の過ごし方は「【永久保存版】冬の電気代を節約するおうち時間の過ごし方5選」の記事も参考にしてみてください。
1日の終わりに1日の行動を振り返る
お風呂に浸かっているとき、ベッドに入ったときなど、ざっとでいいのでその日1日の振り返りをしてみましょう。どんな1日だったか、何をしたか、何を買ったかなど。思い出すだけでなく、お金が貯まる人は、その時に感じたこと、反省すべきこと、明日以降に繋げていきたいことなどを頭の中でイメージしている人が多いよう。
脳は寝ている間にこれらの記憶を整理すると言われています。医学的、人間科学的なことはわかりませんが、反省や将来への意欲、目標などとして整理されることが、生活改善やお金周りがよくなる行動につながるのかもしれませんね。
たとえばお金に関しては、今日使ったお金は意味のあるものだったか、ムダなことだったかを1日の終わりに考えることが、明日からの節約につながるのかもしれません。
キャッシュレス生活でお金が貯まる?
1日の振り返りは日々の日課にしたいですが、1年の終わりには年初からの振り返りをしてみましょう。昨年と今年であなたの暮らしが大きく変わったことはないですか?
今年はキャッシュレス決済を始めた人が多くいるのではないでしょうか。元々クレジットカードなどでもポイントが貯まっておトクでしたが、消費税増税に伴うポイント還元制度で現金派からキャッシュレス派に切り替えた人もいるかもしれません。
この機会に上手にキャッシュレス生活をしてみてはいかがでしょうか。かつてはお金の出入りが見えないキャッシュレスはムダ遣いが増えやすいと敬遠する人もいたでしょう。今でもそれは否めませんし、気をつけていないと出費が増える傾向はありますが、生活自体に気を配り、物質的な贅沢よりも心の贅沢を楽しめるようになれば、キャッシュレスでもムダ遣いをすることはなくなるはずです。
一方、現金生活は、気をつけていないとATM手数料などムダな支出が多くなります。
今年を振り返りながら、キャッシュレスで支出を抑えるイメージをすることができれば、来年からも貯金も楽々取り組めるようになるかもしれませんね。
(※本ページに記載されている情報は2019年11月24日時点のものです)