お金をしっかり貯めるには、稼ぐだけでなく使い方を間違えないことも大切です。
明らかに浪費と思える行動は避けられていても、もしかしたら浪費だったかなと後から心配になる支出を続けてしまっている人はいませんか。
ムダな支出を減らすためのかんたん浪費チェック7項目をご紹介します。
浪費が心配? 7つのかんたん浪費チェックで
ムダな支出をシャットアウト!
2019年11月19日
浪費かどうかは、あなたが決めること
賢いお金の使い方というのは、意外と難しいものですよね。過去1カ月の支出を思い出して、「ムダなモノは一つも買っていない」と自信を持って言える人は、そう多くないのではないでしょうか。
基本の考え方として、浪費かどうかは主観によるところが大きいです。人生において「他人にはわからないかもしれなくても、自分にとっては大事」と思えるものはあります。そのときに「自分の判断に間違いがない」と自信を持てるのであれば何の問題もありませんが、「自分の判断に自信がない」のであれば、浪費かどうかを冷静にチェックするとよいでしょう。
「思うように貯金ができていない、自分が浪費しているかどうか心配」という人は、下記の7項目に当てはまっていないかどうかチェックしてみてください。
1.着回しがイメージできていない洋服を買う
洋服を買うときは、着回しをイメージしておくことが大切。プチプラ服であったとしても、着回しがうまくできない洋服では、あまり着ないまま流行りから外れて処分ということになりますよね。着回しができない洋服が増えると、より多くの手持ちの洋服が必要になり、タンスの肥やしが増えていく一方です。
また、最後まで使わずに処分する化粧品が多いとか、めったに使わない調理器具がキッチンの引き出しにあふれているという人も、買う前の選び方を改善しましょう。「どのくらい使えるか」を考えてから買うようにしたいですね。
2.反対されるとわかっているのに買う
買い物に限っての話ではありませんが、「あのときに、あの人のアドバイスに耳を傾けていれば」と周囲の人の親切な意見をスルーしてしまい後悔した経験はありませんか。自分自身にはなくても、そのような例を身近で見たくらいの経験ならあるかもしれませんね。
例えば、専門家や大切な人に反対される行為とわかっていながら、お酒や甘い物、スナック菓子などを買いすぎている人は、お金のためだけでなく健康面なども考えて控える気持ちが大切です。
3.分不相応だなと感じるのに買う
分不相応という言葉を聞くと、何となく失礼なことをいわれているような不快な気分になるかもしれませんね。しかし、分不相応な買い物は、賢い貯金やお金のやりくりを遠ざける行為の一つです。
そこで、今の考え方を変えるために、シンプルに生きる素敵な女優さんが「分不相応なモノは買わないようにしています」と微笑みながら話す姿を想像してみましょう。見栄のために分不相応な買い物をする人より、賢い買い物をする人のほうが素敵です。
4.分割やリボ払いに頼って買い物をする
分割払いは、本当に必要な高価なモノを買うときに便利な支払方法として役立ちます。しかし、頻繁に分割払いを利用している人は注意が必要です。
特にリボ払いは、月あたりの支払い額が少ないまま多くのモノを買えてしまうことから、買いすぎをまねくリスクが大きくなってしまいます。貯金が少ない人ほど、分割やリボ払いはなるべく避けるようにしましょう。
5.賞味期限切れ食品がよく出る冷蔵庫
賞味期限切れの食材を、冷蔵庫や食品庫からどの程度捨てる機会がありますか。この行為は、とてもわかりやすい浪費の例ですよね。
賞味期限切れになって捨てる食材が多い人は、買いすぎているか、買い方にムダがあります。まずは、冷蔵庫に残っている食材を使い切ることを優先するメニュー決めから始めてみてください。
6.お金を「使う」ことが目的の買い物をしている
お金を使うことは、手っ取り早くて簡単なストレス解消方法になります。店員さんにはニコニコと感じよく接してもらえるし、何かしらを新しく手にするという行為が楽しくないわけはないですよね。
とはいえ、安易なストレス解消方法に頼ってばかりいると、お財布の中身が少なくなるばかり。買い物をする前に、「本当に必要で買うのか」と自分に問いかけてみてください。お金を使うことが目的となっている買い物ほど怖いものはありません。
7.5年後の自分が後悔しそうな買い物をしている
浪費かどうかの判断においては、5年後の自分からの視点を持ってみるという方法もおすすめです。周囲の友人などの雰囲気に流されてお金を使いやすいという人は、ぜひ試してみてください。
例えば筆者の身近でも、結婚の予定があるわけでもないしと軽く考え、あまり貯金せず、頻繁に飲みに行ったり旅行に行ったりなどしていた人が、急なご縁で結婚することになり、パートナーに貯金が少ないことを驚かれたというケースがありました。
また、子どもに習い事をたくさんさせたり高価な洋服を買ってあげたり、月額料金の高いプランのスマホを持たせたりしていた人が、受験期にかかる教育費に頭を悩ませるというケースも考えられます。
自分で決められることだからこそ後悔しない判断が大切
浪費かどうかを決めるのは、あくまでも自分です。隣の人と同じ判断基準とは限らないし、まったくかけ離れた基準の場合もあるかもしれません。そんな中でも後悔しないお金の使い方をするためには、上記で紹介したチェック項目などを参考にして自分自身に定期的に問いかけてみる姿勢が大切です。
何となくズルズルとお金を使いがちな人は、自分なりの浪費ポイントに気をつける習慣をつけましょう。いきなり浪費をゼロにしようと考えると窮屈ですが、少しずつ減らそうという方針であれば気楽に取り組めるのではないでしょうか。
(※本ページに記載されている情報は2019年11月19日時点のものです)