自然な出会いを求めていたけれど、気付けばもう30代! 焦って婚活を始めるという人も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが婚活の費用です。婚活にはさまざまな方法がありますが、どの方法を選ぶかによって、かかってくる費用も違います。そこで、パターンごとの婚活費用と注意点などをまとめてみました。
30代女性の婚活
費用ってどのくらいかかるの?
2019年10月21日
婚活してる人はどのくらいいる?
婚活を結婚のための活動とすると、友人に異性の友達を紹介してもらったり、街で気になる人にアタック(ナンパ)することも婚活になります。そしてこうした婚活であれば、費用はかかりません。しかし、誰でもできることではありませんよね。そこで、婚活サービスを利用する方法があります。
ブライダル総研(株式会社リクルート)実施の婚活実態調査2019によると、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は12.7%で過去最高となっており、また、恋愛・結婚意向のある独身者の4人に1人が婚活サービスの利用経験があると回答しています。
これだけを見ても、婚活サービスが一般化していることがわかります。
婚活サービスにはさまざまなものがあります。
昔からある結婚相談所や結婚紹介サービス、婚活パーティーや街コンなどのイベント系、勢いを増しているネット系の婚活サービスなど、それぞれにメリット・デメリットがあるので、個別に見ていきましょう。
結婚相談所を利用する場合
結婚相談所は利用料が高いというイメージがあると思います。入会金や成婚料金など、他の婚活にはない費用に二の足を踏む人も多いでしょう。成婚料を取るということは、成婚まできちんと面倒をみますということなので、サポート体制に期待できることと、成婚料は言わば成功報酬であるため、結果が出やすいと言えるかもしれません。
費用の相場は、入会金3万円~10万円、月会費5,000円~2万円、この他にお見合い料金が取られる場合があります。そして成婚料は5万円~30万円とばらつきがあります。1年間活動して成婚退会した場合、安いところで10万円、高いところでは60万円以上かかる場合もあります。
メリット
安くはない入会金を払うことで、結婚に真剣な人だけが登録でき、身分証明書の提示も行っていることから、女性にとって安心できるサービスになっている点は大きいと思います。
また、仲人のカウンセリングやアドバイスによって、弱点を克服したり、魅力を引き出してくれることもあります。
デメリット
やはり一番は費用の負担が大きいことです。「絶対にこの1年で結婚を決める!」というような強い意志がないとなかなか結婚相談所には足が向かないと思います。そういった意味で、最後の砦とされる向きもあるため、登録している男性に対してよい印象が持てない人もいます。(男性側もそう思っているでしょう)
実際は、結婚相談所と言ってもさまざまで、気軽に利用できるリーズナブルなものから、入会に審査があるようなハイスペックな人たちを揃えた紹介サービスなどもあります。まずは、何を一番重視するかを考えて、納得できるサービスを選びましょう。
婚活パーティーを利用する場合
結婚はしたいけれど、もっと気楽にパートナーを探したいという人は、婚活パーティーに参加してみてはいかがでしょう。
地域別、年代別、職業別などさまざまな婚活パーティーが催されています。
中には同じ趣味の人たちを集めたお見合いパーティーなどもあります。
参加費の相場は男性で3,000円~1万円、女性は1,000円~5,000円程度です。女性の人数を多く集めたいために、女性は無料としている婚活パーティーもありますが、その分遊び目的で参加するような人もいて、真剣な出会いの場とはならないケースもあります。
参加費は男性より女性が安く設定されている場合が多いですが、男性の条件に高収入や医師限定などがあると女性の参加費が男性より高くなり、女性1万円といった高額なパーティーもあります。一方で、女性は年齢で区切られるケースが多く、女性20代限定は女性無料、男性は高めに設定されるなど、若いほど安くなる傾向です。とは言え、婚活市場も高齢化しているようで、30代女性であれば、比較的料金は安いと言えます。
メリット
気楽に参加でき、料金も手頃であるため、結婚相談所と比べると利用のハードルが低いことです。また、結婚よりもまずは恋愛といった、ライトな出会いの場を買う感覚で利用でき、最初から対面でコミュニケーションが取れるという点もパートナーを探すという観点ではメリットとなるでしょう。
デメリット
気楽に参加できる分、ずるずると婚活が長引く傾向があります。真剣さも結婚相談所に比べると低いため、たとえカップルになったとしても長続きしないことが多いようです。また、プロフィールの信用度も結婚相談所に比べると低いと言わざるを得ません。
ネット系婚活サービスを利用する場合
パソコンやスマホを使って利用できる婚活サイトや婚活アプリは、ここ数年で非常に多くのサービスが立ち上がっています。結婚に特化しない、恋愛の相手を探すだけのマッチングアプリなども入れると相当な数となります。婚活向けに絞っても、さまざまなサービスがあるので、まずは、そのサービスの特徴をリサーチして、気になるサービスがいくつかあるなら複数に登録しておくとよいでしょう。どのサービスを使うのかを見極める方法としては、会員数、年齢層、料金システムをチェックし、レビューなどで評判を確認しておきましょう。
料金は1ヵ月3,000円~5,000円のサービスが多く、中には無料というサービスもありますが、真剣に婚活をするなら、有料のサービスがよいでしょう。なぜなら、無料のサービスほどサクラや悪質なユーザーが混じっている可能性が高いからです。
料金は6ヵ月や1年などまとめ払いをすると安くなるところもあります。
メリット
気軽に利用できることで、結婚相談所と比べて比較にならないほど会員数が多いのが特徴です。そのため、希望条件が複数あったり、細かかったりしてもマッチングする可能性があります。また、料金も安価で、自由度が高いため、婚活といっても肩肘張らずに利用できる点はよいでしょう。
デメリット
メリットの裏返しとして、気軽に利用できる分、真剣に活動していない遊び目的の人も混じっている可能性があります。プロフィール写真や紹介文の信用度も仲人のチェックがある結婚相談所に比べると低いと言わざるを得ません。また、最初から対面でコミュニケーションをする婚活パーティーと比べるとメッセージのやり取りなどで時間がかかり、会う前と会った後での印象がぜんぜん違うなどの食い違いも起こりやすいと言えます。
今回、婚活サービスごとの費用を見てきましたが、実は婚活で一番お金がかかるのが、お洒落をするための費用や交際費用、自分磨きなどに使うお金です。婚活をしていなくても、普段から気に掛けたい部分ではありますが、素敵なパートナーを見つけるために、ついつい気合いが入ってしまって、いつも以上にお金をかけてしまうことがあるかもしれません。しかし、お金の使い方は相手もよく見ています。くれぐれも背伸びをし過ぎないようにしてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2019年10月21日時点のものです)