働くママにとって「保活」は一大イベントですよね。子どもを安心安全な施設に預けたいですが、待機児童が多い自治体だと保育所を選ぶどころか入園できないケースも。では、「どうやって保活を始めたらいいのだろう?」って思いますよね。残念ながら保活をすれば必ず入園できるとは限りませんが、保活の経験がある筆者が絶対やっておきたいことを3つのステップでご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
「保活って何からすればいいの?」
は3ステップで解決!
2019年10月16日
①まずは情報収集!入園基準と通える保育所の探し方は?
まずは自治体が発行している保育所の利用案内を入手します。(役所や保育園、子ども支援施設などでもらうことができます)ここで確認したいことは3点です。
自分の入園ポイントを確認する
ほとんどの自治体が、入園基準がポイント(点数)化されています。
主に「働いている時間や日数」に合わせ「家庭の状況」からポイントが加点または減点され合計点数が高いほど入園しやすくなります。世田谷区の「保育のご案内(令和2年度用)」より例に見てみますと、週5日以上勤務し、かつ、週40時間以上の就労を常態とする場合の指数は50になります。次に家庭の状況です。
・同居の祖父母(65歳未満)その他親族等が申込児の補完的な保育を行うことができる状態にある場合 マイナス6点
・申込児を保育室、保育ママ、認証保育所、ベビーシッター等の認可外保育施設に有償で預けていることを常態としている場合0歳児クラス申込みの場合 +5点 上記(0歳時)以外の場合 +6点
これらはほんの一例ですが、家庭状況で点数が増減します。資料だけでは点数の判断がつかない場合は必ず役所に聞いて確認しましょう。
自宅から通える範囲の保育所は意外にある?
自宅から通える認可保育所の他、入園できなかった場合に押さえておきたい認可外保育所も忘れずにチェックしましょう。認可外保育所については自治体の保育所入園案内に全てカバーしていない場合が多いです。東京都福祉保健局では認証保育所のほかベビーシッターなどの情報も提供されています。思いがけず通えるところに保育所があるかもしれません。子どもが病気のときの預け先がない場合は病児保育を実施している園も掲載されていますので確認しておきたいですね。
②保育所に見学へ!良い保育所ってどんなところ?
次に保育所見学の予約をしましょう。園の方針、雰囲気は保育所ごとに違いますので必ず見学してくださいね。1番保育者と子どもとの自然なやりとりが見られる普段の遊びの日がおすすめの見学日です。
保育所で見ること聞くこと
・保育士の子どもの接し方
・子どもが活き活きしているか
・園の雰囲気は子どもや家庭の方針に合っているか
・施設は清潔にしているか
など確認してみましょう。また、
・年間行事は何があるか
・保護者の役員活動はあるか
・保育料以外にかかる費用はあるか(指定バッグやお道具類、おむつ代など)
など入園してからのことは意外に見落としがちです。イベントの頻度や保護者会は平日か週末にあるか、役員活動があるなしも親の負担はずいぶん変わってきますよ。毎月の保育料以外にかかる費用もわかるといいですね。
保育所に行かなくてもわかる?!意外な見学スポット
これは筆者の経験談になりますが、自分の子どもを連れて公園で遊んでいたときに保育所の子ども達が来たことがありました。そこで保育士と子どもとのありのままのやり取りを見ることができたのです。普段のお散歩で保育園児の集団を見かけたら、観察してみるといいですね。
③ポイントを増やすことも選択肢に 入園できない場合は?
最後のステップはご自身の点数が心配な場合と入園できなかったときの対策です。
新年度前にポイントUP
認可保育所に年度の途中から入園することは特に難しいです。年度の途中で仕事に復帰が可能であれば認可外保育所、一時保育やベビーシッターを利用することでポイントが加点される自治体は多いので検討してみてもいいかもしれません。ただ、保育料は認可保育所よりは高めです。働いた分が保育料で全て消えてしまうのも考えものですね。勤務先や自治体で助成金が出ることもあるのでいくら受け取れるのかも確認しておきましょう。
入園できなかったときの対策
また、入園できなかったときの生活を考えておくことも必要です。雇用保険に入っている人であれば育児休業を延長することが考えられます。育休は原則として子どもが1歳になるまでですが、保育所などに入所できない場合に限りは、子どもが1歳6か月まで(再延長で2歳まで)延長することが可能です。育児休業給付金も2歳まで支給されます。月給の67%、育休開始6ヶ月後は50%の支給です。出産は家計の見直しも必要な時期です。貯金を切り崩して生活・・なんてならないようにしたいですね。
まとめ
ネット上にも情報や口コミがあふれていますし、ママ友から情報を得ることもありますよね。ただ新設保育所ができたり、入園基準も頻繁に見直しがあり、聞いた情報は古い内容かもしれません。保育所や自治体に直接問い合わせをすることが正しい情報収集です。 小さな子どもを連れて役所や保育所に足を運ぶことは大変なことですが、余裕を持った保活で希望通りの保育所に入園できるといいですね。
(※本ページに記載されている情報は2019年10月16日時点のものです)