このまま独身かもしれないので貯金はしっかりしていきたい、今まであまり貯金をしてこなかった方。貯金を始めようと思った「今」が始め時です。家計の見直しをして、将来のために今からコツコツと貯めていく方法をお伝えしていきます!
手取り月収20万円、独身女性の貯金の始め方
2019年9月13日
現在状況の整理
年収が低いから貯金出来ない?!
国税庁が発表した「平成29年分民間給与実態統計調査結果」では、女性の平均給料額は、287万円です。
手取り月収20万円は決して低すぎるという水準ではありません。
このままではお金が貯まらないと感じられている方は、まず家計の見直しをして、節約・貯め方を考えていく必要があります。
毎月の支出を把握してみましょう!
家計の支出は、固定費と変動費に分けられます。
まず、現時点での毎月の固定費・変動費がどれくらいなのかを整理してみましょう。
【固定費】
住宅費(家賃)
水道光熱費
食費通信費
保険料
習い事・自己啓発
消耗品
その他固定費
【変動費】
交際費
美容関係費
洋服代
交通費
その他変動費
手取り月収20万円で一人暮らしの目安はどれくらい?
【固定費】
◎住宅費(家賃):6万円
⇒家賃の目安は、月収の3割程と言われています。手取り20万円の場合には、6万円が目安です。家賃相場は地域によっても異なりますが、目安を超えている場合には、通常よりも月収に対して家賃の比率が高いと認識をする必要があります。23区内の勤務でも、23区外・近郊のエリアへの引越しを考える必要があるかもしれません。
◎水道光熱費(電気・ガス・水道):1万円
◎食費:3万円
⇒食費の目安は、手取りの1.5割程と言われています。手取り20万円の場合には、3万円、1日1,000円位を目安です。毎日外食だとかなり厳しいです。お弁当か1品買い足しをするのも1つだと思います。急な誘いへの対応や気分転換に使うためにも、何もない日は出来れば1日600~700円を目安にしておきましょう。
◎通信費:1万円
⇒携帯料金プランは定期的に見直しをしていますか?課金サービスを継続していたり、通話料金が予想以上にかかっていたりすることがあります。WEB明細で内容を確認してみましょう。無料アプリの活用、格安SIMへの乗り換え等の検討も考えられるかもしれません。Wi-Fi使用料は、一定期間を過ぎると月額料金が高くなるプランもあるため、予め確認をした上で申込みをしましょう。
◎保険料:0.3万円
⇒掛け捨ての死亡保障が付帯した保険は必要のない可能性が高いです。保険料が高い場合には、見直しをおすすめします。
◎習い事・自己啓発:1万円
⇒フィットネスクラブ・ヨガスタジオ、資格スクール・教材費等。目安より高い場合には、プランの変更をする等必要があるかもしれません。空いた時間を大切にして、自分自身を高めるためにお金を使うことも大切です。
◎消耗品:0.3万円
⇒なくなったから買うのではなく、なくなる前に計画的に購入しましょう。
【変動費】
◎交際費:2万円
◎美容代:0.7万円
⇒身だしなみは大事です。部分カットだけをしてくれる美容室もあったりするので、メインの美容室と分けて使うのもおすすめです。化粧品は、基本プチプラでたまにデパコス位にしておきましょう。
◎洋服代:1万円
⇒なるべくシンプルなもの、着回しを考えて購入しましょう。店舗で可愛いものを見てしまうと必要のないものも買ってしまうことがあります。アプリ等で予め手持ちの洋服と合わせた2~3パターンのコーディネートを考え、イメージを明確にしておくと無駄な買い物が減ります。
◎交通費:0.5万円
◎その他変動費:0.2万円
◎残り:3.0万円
上記はあくまでも目安です。
整理すると無駄な支出が分かると思います。
貯金の考え方
『収入-使ったお金=貯金』では、なかなか貯まりません。
自分を甘やかさないために、『収入-貯金=使えるお金』にしていきましょう。
賞与が入った時、出費が少なく余裕があった場合には、追加で貯めていきましょう。
節約の仕方
〇家計管理
固定費・変動費の確認を定期的に検証していくことが重要です。
家計簿アプリでの管理も手軽でおすすめです。
○食費節約
食費の節約が一番重要になってきます。ただ栄養が偏ってしまっては良くないので、自炊でつくりおきがおすすめです。お弁当もすぐに作れるように、平日帰宅後もすぐに食べられるように、なるべく休日につくりおきをしておくようにしましょう。
つくおき
Nadia「作り置きの人気レシピ」
白ごはん.com
○クレジットカードの使い方
クレジットの枚数は極力減らし、WEB明細で当月にどれ位使用しているかを確認をしましょう。カードの利用上限額も設定変更出来るので、上限金額を下げても良いかもしれません。
貯金方法・収入の見直し
積立定期預金
銀行の窓口、ネット銀行で申込みが出来ます。なるべく給料受取口座を使用することをおすすめします。
自動的に毎月一定金額が引き落とされるので、給料受取日に設定をしておくと意識せずに貯金が出来ます。万が一資金が必要になった場合には、中途解約が可能です。解約をすると満期日までの利息全額は受け取れませんが、元本割れはありません。普通預金に貯めておくのであれば、積立定期預金で貯めることをおすすめします。
手取り月20万円の上記例では、月1万円(月0.5万円×2口)を定期積立にして、月1~1.5万円を普通預金に貯金をするというのも良いと思います。
資産運用
iDeCo・つみたてNISA等、長期の積立も考えていく必要があると思います。定期預金の金利が現時点では0.001%、税金を考慮せず、100万円で1年100円の利息です。節税効果も期待出来るため、将来的に使わない資金は少額でも貯めておくことをおすすめします。最低金額iDeCoは月5,000円~、つみたてNISAは月100円~です。
手取り月20万円の上記例では、余裕資金があれば、月5,000円を運用に回すというのも良いと思います。iDeCo・NISAは、すぐに現金化出来ないことに注意しましょう。
iDeCoは原則として60歳まで引出すことは出来ませんが、収入減少などで毎月の積立が難しくなった場合には、積立を一時的に停止して運用のみを行うことや、毎月の積立額の変更が可能です。
収入を増やす
現在の収入を増やしたいと思った時に、場合によっては、働き方の見直しも必要になるかもしれません。中途採用(経験者採用)では、年齢とキャリアのバランスで希望を全て叶えることは難しいかもしれません。ただ収入を上げることが一番の優先順位であれば、現在の仕事を辞めることを即断せず、まず転職エージェント等に相談をして活動をしてみて、現職の条件と比較をして条件が良ければ考えてみるというのも一つだと思います。
いかがでしたか?
とにかく楽しく節約・貯金をすることが大切だと思います。計画的に継続して行うことで、習慣が身に付きます。自分自身でお金も時間もコントロールをしていきましょう!
(※本ページに記載されている情報は2019年9月13日時点のものです)