これからは貯金だけじゃなくて資産運用も必要。株には興味があるけれども、リスクが高い気もするし、どんな銘柄がいいのかわからない。そんな方のために、段階別に株式投資について押さえておくポイントをお伝えします。
初心者必見!段階別「株式投資で稼ぐ!」
を成功させるための手順書
2019年9月11日
段階:自分はまだ株式投資できないと思っている時
「株はコワい」「稼げる気がしない」「難しすぎる」と思っている方は、次の2段階で考えましょう。
1)株以外の金融商品で資産運用しても
資産を増やすことは大事ですが、その方法は必ずしも株でなくてもいいわけです。元本割れがコワいと思うなら積立預金でもいいですし、もう少し安心して運用なら投資信託やETFでもいいでしょう。
ただ、「株は危ない」など、思い込みや食わず嫌いだけは避けましょう。実際に始めるかどうかは置いておいて、きちんと知識は得るようにしましょう。
2)株式投資のメリットや楽しみ方を調べる
株式投資にはどんなメリットがあるのか調べてみましょう。株価の値上がり益・配当・株主優待のトリプルで稼ぐことができる、NISAの非課税枠を使うことができるなどのメリットがあることがわかります。
次に自分が楽しむとしたらどんな方法があるか考えましょう。大好きなスィーツを作っている会社の株を買う、株価の安いものをたくさん買い揃えて株主気分を味わうなどいくつか挙げてみましょう。実際に株式投資を楽しんでいる人たちの話を聞くのもいいと思います。
段階:株式投資を始めようかなと思った時
いろいろ株について調べてみたら興味がわいてきて、ちょっと始めてみようかな?と思ったら次の2つのことを考えてみましょう。
1)リスクを考える
始める前はメリットや楽しいことを考えましたが、実際に始めるとなったらリスクもあるということを意識しなければいけません。値下がりしたり、上場廃止になる可能性もあることを頭に入れておきましょう。
そのため、必ず最初は少額から始めること、手数料の低いものを選ぶこと、そして、1点買いするのではなく、いくつかに分散させること、株以外の金融商品も持つようにしましょう。
そして、値下がりした時はどの段階で売却するのかもあらかじめ考えておきましょう。
2)銘柄選びの基準を考える
銘柄を選ぶ基準は、配当や株主優待などのメリット、最近の値動き、その企業の考え方や世の中への貢献度、予算内で買えるかどうか、割安株かどうか、などいろいろあります。
長期的に安定経営が見込めそうな企業であれば長期保有することで値上がりも配当も株主優待も得られます。急成長しそうなスタートアップ企業であれば、中期的に値上がりして売却益を得ることができます。
株を買う時の自分の基準をしっかり作っておくと、売却するときの基準もはっきりするので、判断しやすくなります。
段階:すでに株式投資を始めている時
株式投資を始めてから気をつけることは、実際に値動きするということです。どんなにリスクを理解しても、慎重に銘柄を選んでも値動きするので、株が値下がりした時、あるいは値上がりした時、売却するか保有するかの判断と、気持ちのコントロールが大事になってきます。以下2点について考えておきましょう。
1)値動きした時の判断
値上がりした時、あるいは値下がりした時、売却するか保有するかの判断は、保有している株によっても違いますし、自分で決めた基準によっても変わってきます。
値上がりした時すぐに売却して利益を確定させた方がいい株なのか、長期保有する方がメリットを得られる株なのか、そして、値上がりよりも値下がりした時の判断はもっと大事です。
値動きすると焦ってしまいがちですが、最初に決めた基準で運用しましょう。
2)気持ちのコントロール
株価がちょっと動くたびに一喜一憂するのであれば、自分の資産全体に対する株の割合が多いのかもしれません。株の割合が多いと自分の資産全体が値動きしている気がして落ち着かなくなります。株をもう少し安定資産に変えて気持ちが落ち着く範囲で継続しましょう。
値上がりした時は、「調子に乗らない」を心がけましょう。値上がりし続ける株はありません。まだ値上がりするだろうと思って利益確定させないままでいて、いつの間にか暴落したり、あるいは自分は株が向いていると思って買い増し過ぎたり、ということがないように、最初の自分の銘柄選びの基準を思い出しましょう。
株式投資は確かにリスクがある金融商品ですが、知識と経験、そして気持ちのコントロールでカバーしていけます。小さな失敗をしたとしても、的確な判断力に変えていくことができます。ですから、少額から経験していけば、株式投資はきっと面白いものになっていくと思います。ぜひ、チャレンジしてみてください。
(※本ページに記載されている情報は2019年9月11日時点のものです)