いよいよ近づいてきた本格的な冬の足音。毎日寒い日が続くので、温かいお湯で食器を洗ったり、お風呂の温度を2度あげてみたり、ガスヒーターを使ってみたり…と、ガス代金が跳ね上がってしまう季節ですね。しかし、ここは上手に工夫をして、できるだけ家計を圧迫する出費は抑えたい!今回は、真冬の寒さでも実践できる、堅実な節約方法をピックアップしてみました。
冬のガス代金は夏の3倍?!
ガス代を減らすコツは○○にあった!
2016年12月20日
冬のガス代金ってどのくらいかかるの?
冬のガス代金は、夏に比べてなんと2倍から3倍かかると言われています。
総務省が発表したデータによると、1人暮らしの場合、夏のガス代金が2,400円ほどなのに対し、冬のガス代金は約4,200円。
さらに、2人世帯の場合は、夏のガス代金が4,500円から5,500円なのに対し、冬のガス代金は10,500円から11,500円となっています。
高くなってしまう原因はなに?
この冬のガス代金が高くなる原因は、やはり外の気温によるものです。
冬は気温が低いため、お湯を沸かすために必要なガスの使用量が、1年で1番多くなります。
例えば、同じ40℃のシャワーを浴びる場合を比較すると、冬の方が夏の時の2倍のガスを使って水を温める必要があります。
さらに、夏はシャワーだけで済ましていたご家庭でも、冬はお風呂を沸かすお家も多いのではないでしょうか。
家族がお風呂に入る時間がバラバラだったりすると、追い炊き機能を使うため、ガス代金がかさんでしまいます。
このように、冬は、自然とガス代金が多くかかってしまう要注意な季節なのです。
意外と知らない ガスの消費量が多いものとは?
さて、ご家庭にあるいろいろなガスを使用する製品の中で、ガスの消費量が多いものは何だかご存知でしょうか。
特にガスの使用量が高いのは「給湯器」、「暖房器具」、「調理用ガステーブル」の3つと言われています。
先ほども挙げた、シャワーやお風呂で、水の温度を上げる給湯器は、ガスの消費が多い代表格です。
さらに冬に使用する機会が多い暖房器具も、ガスの使用量が大きい製品。
例えば、ガスファンヒーター(6畳用)の場合、1時間で15円のガス代金がかかります。1日12時間使用すると、1日で180円。1ヶ月でガス代金が5,400円にもなってしまいます。
また、毎日お料理に使う調理用ガステーブルも、実はガス代金が高くなる原因に。特に冬は、煮込み料理やお鍋など、長時間ガステーブルを使う機会が多く、ガス代金が上がりやすいと言えるでしょう。
ガス代金を上手に節約する方法とは?
それでは、少しでも冬のガス代金を節約するためには、どのようにしたらよいのでしょうか?
ここで、誰でもすぐに始められる節約方法をいくつかご紹介しましょう。
給湯器は温度をひかえめに設定!
まず、ガスの消費量が多い給湯器は、設定の温度を変えるだけでかなりの節約をすることができます。
例えば、設定温度が40℃の場合、ガス代金は1分あたり約2.2円かかりますが、30℃にすると1分あたり約1.3円。なんと半額近くになるのです。
食器の洗い物をするときなどは、温度を30℃に設定し、ゴム手袋をするなどして手を保護することで、ガス代を節約することができるでしょう。
また、お風呂の給湯器の場合は、家族で連続してお風呂に入ったり、複数人で一緒に入るようにすると良いでしょう。
無駄に追い炊き機能を使うことを防げば、余分なガス代金を払う必要がなくなりますね。
調理用ガステーブルは加熱時間を意識!
調理用ガステーブルについては、ガスの使用時間を短くすることで、大きな節約につながります。複数のおかずを同時に調理したり、電子レンジを併用したりといった主婦の一工夫が大切です。
さらに、圧力鍋や土鍋などの保温性に優れた調理器具を上手に使うことができれば、加熱時間を短縮することができます。
家にこれらの調理器具がある方は、ぜひ実践してみましょう。
ガス代金以外でも、家庭の出費を大きく節約をしたいと考えている方は、是非3つのポイントで大幅節約?!ムダを見直して節約上手にの記事も参考にしてみてくださいね。
いかがだったでしょうか。
冬のガス代金は、家計にとっては大きな負担です。しかし、無理して寒い部屋で過ごすのは、さらに大きな苦痛ですよね。
今回ご紹介した冬のガス代金のカラクリを知ることで、節約への意識も大きく変わるはず。
まずはできる範囲で上手に工夫し、家族みんなで協力することで、寒い季節を快適に乗り切りましょう。