わが家の適切な家計黄金比をご存知ですか?お金を貯めたい!毎月のやりくりを上手にしたい!家計のやりくりは生活をしていく上で不可欠な作業ですよね。毎月一定額を貯められていても「この額で十分なのかな?」とつねにお金の不安はあるもの。思ったように貯められない人も家計の黄金比率を知っておくことで不安は解消されますよ!収入別の家計黄金比シミュレーションを参考にしてみてください。
わが家の家計黄金比がまる分かり!
収入別の家計黄金比シミュレーション
2019年7月14日
家計の黄金比とは?
家計をやりくりしていくために家計簿をつけている人も多いですよね。支出金額が月単位で項目ごとにわかる家計簿は、お金がどこに流れているのかが明確になるためとても有効な手段です。
けれどもお金がどこに流れているのか明確になり、毎月の黒字か赤字もわかり、毎月いくら貯金ができたのかもわかる家計簿なのに、「これで合っているのかな?」という不安もなくならないのではないでしょうか?
家計黄金比はそんないつまで経ってもなくならない不安を持った人に活用して欲しい方法です!収入に応じて毎月の支出が見合っているのかをあらわす家計黄金比は、収入ごとに支出割合がわかるので、その割合内でやりくりできていれば成功!と目的達成がわかりやすいのです!
家計の黄金比を知る前に準備しておくこと
家計黄金比を知る前に準備しておくことは、家計の支出先を把握する作業が必要です。家計簿をつけられている人はここの準備が完了していますが、つけられていない人はどこにお金を使っているかきちんとお金の流れを整理しましょう。
整理する時には、頭の中だけで考えるのではなく実際にお金の動きがわかる通帳やクレジットカードの明細書を準備します。住宅ローン(家賃)、水道光熱費、食費、教育費、保険料、通信費、被服費、おこづかい、貯金など1ヵ月何にいくらかかっているのかを項目にわけて整理します。
カード明細などで何に使ったかわからない金額は使途不明金などとし、まずは全てのお金の流れを書き出してください。現金派の人でレシートの保管もしていなく、あまりにも使途不明金が多い場合は、まずは1ヵ月全てのレシートを保管する取り組みをしてみてください。
収入別の家計黄金比
家計の支出先が整理、把握できたら、次に記載する手取り収入別の家計黄金比とご家庭の支出割合とを比べてみてください。
手取り15万円
手取り15万円の場合、住居費42、000円(28%)、食費27、000円(18%)、水道光熱費9、000円(6%)、保険料6、000円(4%)、通信費9、000円(6%)、被服費4、500円(3%)、おこづかい18、000円(12%)、予備費9、000円(6%)、貯金25、500円(17%)が家計黄金比となります。
手取り20万円
手取り20万円の場合、住居費56、000円(28%)、食費36、000円(18%)、水道光熱費12、000円(6%)、保険料8、000円(4%)、通信費12、000円(6%)、被服費6、000円(3%)、おこづかい24、000円(12%)、予備費12、000円(6%)、貯金34、000円(17%)が家計黄金比となります。
手取り25万円
手取り25万円の場合、住居費70、000円(28%)、食費45、000円(18%)、水道光熱費15、000円(6%)、保険料10、000円(4%)、通信費15、000円(6%)、被服費7、500円(3%)、おこづかい30、000円(12%)、予備費15、000円(6%)、貯金42、500円(17%)が家計黄金比となります。
手取り30万円
手取り30万円の場合、住居費84、000円(28%)、食費54、000円(18%)、水道光熱費18、000円(6%)、保険料12、000円(4%)、通信費18、000円(6%)、被服費9、000円(3%)、おこづかい36、000円(12%)、予備費18、000円(6%)、貯金51、000円(17%)が家計黄金比となります。
家計の黄金比にあてはまらない時の対処法
上記の家計黄金比はほんの一例ですので、この割合でなくても安心してください!家計黄金比は、この収入でならそれぞれの支出にいくら使っても家計は破綻しないのか、適切な貯金額はいくらなのかを知る手段です。それでも「この割合に近づけたいなぁ」と思った場合やもう少し簡単な黄金比を知りたい場合は以下の対処法をためしてみてください。
固定費をさげる
住居費、通信費、保険料といった毎月同じ金額を支出するものを固定費といいます。家計の見直しにはこの固定費を見直すことが一番の近道といわれています。無理な見直しは余計な負担や出費が増えることになりますので、ご家庭のライフプランに合った見直しを行ってください。
2:6:2の法則も活用してみる
2:6:2の法則とは、貯金(2):生活費(6):自己投資(2)に支出をあてはめることです。貯金は毎月残っていくお金、生活費は住居費や食費、被服費といった生活する上で必要なお金、自己投資は自分の将来にとって有益なお金です。
例えばおこづかいの使い道を、書籍を買ったり、セミナーに参加したり、資格取得のための勉強代にあてたり、健康や体力維持のためのジム代に使ったり、将来の自分にとって有益である内容であればこれは生活費ではなく自己投資にあてはまります。
将来の自分にとって有益になるお金の使い方が自己投資ですので、食費の一部が自己投資に入ってもいい訳ですし、被服費や通信費も自己投資に入ることもあります。その使い方がどのような目的を持っているかをしっかりと自分の中で認識させることが大切です!
2:6:2の法則について詳しく書かれた記事が知りたい人は「貯め上手さんはみんなやってる家計のやりくり黄金比率とは?」を読んでくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2019年7月14日時点のものです)