飲み会や楽しいイベントの帰り道。ふとカバンの中を見てみると、「あれっ…財布がない!!」こんな困った経験はありませんか?年末年始は盛り上がる飲み会やイベントも多く、気が緩んでしまうことが多いものです。もしも大切なお財布を失くしてしまったときのために、あなたを守ってくれる制度や対処法を確認しておきましょう!
あっ!財布がない!!
ウッカリ紛失してしまったときの対処法
2016年12月16日
お財布を失くした時にはどうすればいいの?!
お金はもちろん、保険証や運転免許証、クレジットカードや電子マネーなど、生活に欠かせない大切なものが全て入っているお財布。
万が一失くしてしまった場合、とても焦りますよね。財布が見当たらなくなってしまったら、まずは何をしたら良いのでしょうか。その対処法について、順を追って見ていきましょう。
どこかに置き忘れてないかを確認!
まずは、お財布をどこかに置き忘れていないか、自分の行動を確認しましょう。タクシーや立寄ったレストランなど思い当たる場所はありませんか。心当たりがある場合は、すぐにタクシー会社やお店に電話をして、探してもらうようにしましょう。
また、失くしたと思っていた財布が家にあった!という展開にならないよう、部屋の中を綺麗にしておくことも忘れずに。詳しくは「汚部屋卒業! 片付け上手に変身して、お金が貯まる「キレイ体質」に」の記事をチェックしてみてくださいね。
最寄りの警察署に届出を出そう
いろいろな場所を探したけれど、やっぱり見つからなかったという場合は、警察署にお財布を紛失した届出「遺失届」を出すようにしましょう。
お財布を拾ったり見つけた方が、後日警察署に届けてくれる可能性があります。 また、遺失届を出しておけば、万が一、財布の中に入ったカード類や保険証などの身分証明書が悪用された場合に、自分が利用したものではないということを証明する重要な証拠となるのです。
遺失届には、自分の名前や連絡先、遺失した日時や場所、さらに遺失物の特徴などを記入します。
帰りの電車賃がない!そんな緊急事態も警察へ
さらに、お財布を紛失したために、現金がなく、家に帰る交通費もないというような緊急事態の時も、警察署に相談するようにしましょう。
都道府県によっては、公衆接遇弁償費という制度を利用することができます。 この公衆接遇弁償費とは、外出先で財布の盗難や紛失があった際に、一定の上限の範囲で警察からお金を借りることができる制度です。
このお金は、もちろんもらえるお金ではなく、返済する義務があります。お金がなくてどうしても困った場合などに使える制度として、覚えておくといいですね。
なくなったカード類の対処法は?
お財布を失くした場合には、クレジットカードや電子マネーを使用停止にする手続きをしなければなりません。自分のお財布に入っているクレジットカードが、どこのカード会社のものかしっかり覚えていないと、どこに連絡したら良いかも分からなくなってしまいますね。
普段から3枚以上のクレジットカードを持ち歩いているような方は、一度お財布の中を断捨離して、不要なカードはお財布に詰め込まないようにしましょう。クレジットカードの選び方については、 「お財布に入れておくだけでおトクなカードはこれ!」の記事を参考にしてみてくださいね。
大事なカードは再発行手続きをしよう
そして、お財布の中に、運転免許証や保険証などの身分証明書を入れていた場合は、これらの証明書の再発行の手続きを行う必要があります。 運転免許証の場合、地域の運転免許試験場や運転免許センター、そして警察署などで再発行の手続きを行いましょう。
保険証は、国民健康保険であれば市区町村の役所や出張所へ、組合保険の場合は、勤務先に連絡して、新しい保険証の再交付手続きをする必要があります。 マイナンバーカードなどの身分証も、地域の役所に速やかに届出をするようにしましょう。
さらに社員証などが入っていた場合にも、勤務先の人事部に連絡しなければなりませんね。
もしも悪用されてしまったら…?
万が一、紛失した免許証や保険証、そしてマイナンバーカードなどの身分証明書が悪用されてしまい、不正なキャッシングや商品の購入などに使われてしまっても、自分の意思によるものではないので、お金を支払う義務は発生しません。
もし不正に悪用されてしまった場合には、すぐに警察や消費者センターに相談しましょう。
いかがだったでしょうか。大切なお金やカードが入ったお財布を失くしてしまうと、どうしたら良いのかパニックになってしまうこともあるかもしれません。日頃からお財布に入っているカードや証明書類はきちんと整理しておき、万が一失くしてしまった時でも、落ち着いて、必要な手続きを順番にとるようにしましょうね。