2019年夏のボーナスを貯金する人は70%(2019年4月16~17日 マクロミル調査)。でも、本当に貯金するだけでいいんでしょうか。この記事では、普段の生活をお得に過ごせるボーナスの使い方についてご紹介します。
本当に貯金でいいの?
日々の暮らしをお得にする3つのボーナス活用アイデア
2019年6月27日
みんなはボーナスをどう使ってる?
いよいよボーナスシーズン。 「今年のボーナスで何を買おうかしら」と、わくわくしている皆さんも多いことでしょう。
マクロミルのインターネット調査で、夏のボーナスの使いみちについて一番多かった回答は「預貯金」で70%。2位の「旅行」の29%や3位の「外食」の25%を引き離しています。
貯金する理由で最も多かった答えが「安心感を持つため」の47%で、老後や病気や失業など、何かあった時のために、とりあえずボーナスを貯金する人が多いようです。
「マクロミル」のインターネット調査結果の詳しい内容は、こちらをご覧ください。2019年夏のボーナス、支給見込みや使い道は?民間企業の正社員1,000名に調査!
でも、本当に夏のボーナスは「とりあえず貯金」でいいんでしょうか?定期預金の金利は低いですから、ただ預けていてもお金がどんどん増えるわけではありませんが、ボーナスは使い方を工夫すると、いつも払っているお金を楽に節約できます。
ボーナスを使った節約に挑戦!
「ボーナスで節約?ボーナスを使ったら節約にならないでしょう」と思われた方もおられるでしょうが、ボーナスは毎年同じ金額が出るわけではありません。
ここでは、ボーナスを活用して月々にかかっている固定費を節約する方法を3つご提案します。
1.ボーナスで年払いして節約
2.クレジットカードをボーナス払いにしてポイントを大量ゲット
3.ローンの繰り上げ返済で金利を節約
ボーナスはあくまで「臨時収入」と割り切って、税金や車検など、大きな出費に備えるために予算化して、支払う時までストックしておくのです。
税金や保険などは、支払うタイミングがボーナスが支給された時と違うこともありますが、ボーナスをただ貯金するだけでなく、使うタイミングまで視野に入れて予算化しておくと、納付書や請求書が届いた時にあわてなくてすみます。
ボーナスで年払いして節約
1.生命保険
生命保険は月払いよりも年払いの方が安くなります。生命保険料は月々の固定費として家計に組み込まれていることが多いでしょうが、節約が可能です。ボーナスに余裕があれば年払いを考えてみてはいかがでしょうか。
2.自動車保険
自動車保険は年払いすると安くなります。自動車保険は若い人ほど保険料が高くなる傾向があるので、年払いを検討してみましょう。
3.NHK放送受信料
NHKの放送受信料は、2か月払い、6か月前払い、12か月前払いの3つから選べます。2か月払いは4,460 円。
6か月払いは12,730 円で、2か月払いより650 円 お得。
12か月払いは24,770 円で、2か月払いより1,990 円 お得です。
受信料は地域によって違うこともあるので、NHK公式サイトでご確認ください。「NHK公式サイト 受信料」
4.国民年金
「ボーナスをもらった後で、フリーランスになって独立開業する」という方もおられるかもしれません。
フリーランスになった後に支払う国民年金には前納割引制度(口座振替・現金 )があります。
(1) 2年前納 37万7,350円(2年間で1万5,650円お得)
(2) 1年前納 19万1,970円(2年間で8,220円お得)
(3) 6ヶ月前納 9万6,930円(2年間で4,440円お得)
(4) 当月末振替(早割) 1万6,290円(2年間で1,200円お得)
「日本年金機構」のサイトには、詳しい制度の説明があります。
日本年金機構|国民年金前納割引制度(口座振替 前納)
5.火災保険
火災保険は保険会社によって2年契約、5年契約、10年契約などがあります。契約期間が長くなればなるほど割引額が増え、10年払いなら最大18%ほどの割引になります。火災が心配な方はぜひお考えください。
クレジットカードをボーナス払いにしてポイントを大量ゲット
クレジットカードのポイントは、金額が多いほどたくさん還元されます。ボーナス分を支払いに充てて、まとめ払いするとお得なものを3つご紹介しましょう。
1.固定資産税・自動車税
5月を過ぎると納付書が届く固定資産税や自動車税。普段払わない税金だから、請求が来た時ぎょっとしませんか。もう支払ってしまった方も、ボーナスから翌年分の予算を取っておくと安心です。
クレジットカードで税金を支払うことができる自治体も増えてきています。お住まいの自治体が該当していないか調べてみましょう。『YAHOO!JAPAN 公金支払い』では、税金のほかに水道料金やガス料金もクレジットカードで払うことができるのでおすすめです。
YAHOO!JAPAN 公金支払い
2.車検をクレジットカードで払ってポイントをゲット
ガソリン代・自動車保険・車検と、意外に出費が多いマイカー。ボーナスで車検費用の予算をとっておくと、車検の時期にあわてなくてすみます。
3.ふるさと納税制度を使って住民税を節約する
クレジットカードも使えることが多い「ふるさと納税」。グルメや旅行も楽しめて、寄付金控除で翌年の住民税を節約できるので、ボーナスで払ってしまうのもおすすめです。お礼の品の種類が豊富な「ふるさとチョイス」はいかがでしょうか。
寄付金控除の金額を簡単に計算できる無料ツールがあります。
ふるさと納税サイト[ふるさとチョイス]
ローンの繰り上げ返済で金利を節約
もし、ボーナスで資金に余裕があれば、ローンの繰り上げ返済を検討してみるのもよいでしょう。金利が節約できれば、その分、家計のやりくりに悩まなくてもすみます。
代表的なローンの繰り上げ返済を3種類みていきましょう。
1.住宅ローン
住宅ローンをボーナス返済している方も多いでしょうが、もし、ボーナスが予想より多かった時は、繰り上げ返済を考えてみてください。月々の支払いが楽になります。
『keisan』は、計算機メーカーのカシオが運営する生活や仕事に使える計算式を集めた計算専門のポータルサイト。数字を入力すると自動的に計算できる無料ツールがたくさんあります。
繰上げローン返済(ボーナス併用)
2.奨学金
返済期間が長いローン、奨学金も繰上げ返済が可能です。教育費でお金がかかる子育て中にも奨学金を返済しなければならない、というのは辛いですよね。余力があれば早く返済した方がよいでしょう。
奨学金返済について、こちらのコラムもぜひ参考にしてみてください。
【奨学金の返還】 繰り上げ返済をした方がいい? しない方がいい?
3.クレジットカードのリボ払い
「高額な買い物なので、ついリボ払いにした」という経験はありませんか。リボ払いは金利が高いです。ボーナスで余裕があるなら、リボ払い中のローンを返済することも考えてみましょう。利息分が節約できます。
ボーナスをうまく使って節約してみよう
ボーナスは給料と違って、毎年、支給される金額が変動するので注意が必要ですが、無目的に「とりあえず貯金」せず、予算を立てて上手に活用してみましょう。
ボーナスを使った節約は、株式や投資信託などで運用するのとは違い、元本が目減りするリスクがなくて、安全・確実に使えるお金を増やす方法。毎月の家計に悩むことなく、生活費を無理に切りつめずにすみます。
もちろん、ボーナスで買いたいものや旅行やレジャーの計画を立てるのは、とても楽しいものです。まだボーナスの使いみちを決めていない方は、こちらのコラムを参考になさってください。
【最新版】夏のボーナス 30代、40代女性の使い方
せっかくもらったボーナス、有効に活用しましょうね。
(※本ページに記載されている情報は2019年6月27日時点のものです)