共働き夫婦は支出が増えがちという話を聞いたことはありませんか?
気をつけておかないと、支出が多いのを通り越して、貧乏夫婦になってしまうケースもあります。実は貧乏夫婦と言われるカップルには共通する特徴がいくつかあります。あなた達夫婦が貧乏夫婦にならないように、特徴を知っておきましょう。当てはまる点があれば改善が必要です。
貧乏夫婦には共通する6つの特徴がある!?
予備軍のあなたは要注意
2019年5月18日
1.支出が多い
特に共働き夫婦に多いことですが、洋服や美容代、食事代、交際費など、夫婦ともに支出が多くて貯金ができず、稼ぎはあるのに実は貧乏街道まっしぐら……という夫婦。
身だしなみもお付き合いも大切なことですが、独身時代と同じようなお金の使い方をしている夫婦は、お金の使い方を改めるべき。この先家族として必要になるお金が増えてきますから、貯金することを考えて支出を絞ることが大切です。
2.財布は別々、生活費負担のルールがない
これも共働き夫婦に多いことですが、どちらが何を負担するという生活費負担のルールがない夫婦。
お互いがなんとなく買い物をしてきたり、自分の物は自分で買ったりしているため、とくにお金のやりくりを考えなくてもなんとなく生活できてしまっています。
しかしお金のやりくりを考えず、好きなようにお金を使うことに慣れてしまうと支出が膨らむ傾向になり、貯金できない体質になってしまいます。「結婚、ルームシェア…二人暮らしはどれだけおトク?」の記事でも説明していますが、結婚して別負担だったものが一緒になると、家計の大部分で節約できるのが本来の結婚生活のはず。
今一度、夫婦で生活費負担について話し合い、ルール作りをしてみましょう。
3.お互いのお財布事情を知らない
前述したような別財布では、お互いのお財布事情を知らない・知られたくない夫婦が多いようです。
お互いに頼らなくても生活に困らないという余裕による場合もありますが、知られたら自由にお金を使えなくなるといった隠したい気持ちがそうさせている場合が多いようです。このようなケースでは、「聞かれたら困るから自分も聞かない」という姿勢がお互いに続き、負のスパイラルへ突入する可能性も。
貧乏夫婦にならないためには、お互いに収入・支出のディスクロージャーをするようにしましょう。
4.相手に依存!相手任せの家計管理
自分は好きなようにお金を使っていても、「相手はきちんと貯金をしているだろう」とお互いに思い込んでいる夫婦。
2の特徴に見られる別財布で過ごしている夫婦や、家計管理をどちらか一方に任せてしまっている夫婦に多いようです。
家計管理には得意・不得意があるのは確かですから、得意な方にお任せするのは円満家計になるためのひとつの方法ではありますが、役割分担の話し合いもなく勝手に思い込んでいるだけでは信頼関係もなにもあったものではありません。「ちょっと聞きたい!気になる!『ぶっちゃけ、夫婦の財布はどうしてる?』」の記事を参考に、夫婦の家計管理についてしっかり話し合いましょう。
5.長期的なお金のビジョンを共有していない
夫婦で旅行に行きたい、子どもができたら良い大学に進ませたい、将来は庭付きの家に住んで休日にはバーベキュー――なんて将来の家族の姿に対する希望は話しても、それに向けた長期的なお金のビジョンを共有していない夫婦。
当然ながら、夢や希望を実現させるためにはお金も必要です。そのために通常はコツコツと貯金をしていくものですが、希望を目標へと具体化し、ゴールまでの金額や期間を設定することが必要です。夫婦であれば、家族の夢の実現に向けてビジョンを共にし、貯金の計画・実現方法について話し合い、共有の意識を持つべき。他人事のような考え方を止め、協力し合って貯金していきましょう。
6.お金の話になるとケンカ
お金の話をすると決まってケンカになってしまう夫婦。
お金のもめ事は夫婦ゲンカの原因NO.1という話をよく聞きますが、借金などお金のトラブルがない場合でも、相手のお金の使い方や考え方が気に入らず、ケンカになることがよくあるようです。
「それってオトコ脳とオンナ脳のせい?夫婦間の金銭感覚の違い」の記事でも説明していますが、夫婦と言えど、金銭感覚のズレはあるものです。でも、夫婦ゲンカになるのがイヤだから話をしない、というのでは貧乏夫婦から脱出したくても何の解決にもなりません。
お互いに価値観は違うけど、どの部分なら譲れるのか、相手の意見を尊重できるのかを話し合いのなかででじっくり見つけていくことが大切です。
お金に困らない夫婦になろう!
今回、貧乏夫婦に共通する6つの特徴を紹介しましたが、思い当たる節はありませんでしたか?「うちは貧乏じゃないから大丈夫」というあなた達でも、1つでも該当するものがあれば今すぐ見直してみましょう。
いまは貧乏を自覚していなくても、長く夫婦生活をしていくなかで、子どもの誕生や成長、退職、転職……と家計の状況は常に変動していくものです。その時に、貧乏夫婦に転落するか、お金に困らない夫婦であり続けるかは、夫婦の協力体制です。
常日頃から長期的なビジョンを共にし、お互いに協力し合う。そんな円満夫婦であり続けてくださいね。