消費税増税まであと半年をきりました。食料品など一部のものを除いて2%の負担アップですから家計へのインパクトが心配ですね。インパクトを抑えるためにはできる限り消費しないことですが、そういうわけにも行きません。
そこで提案したいのが外食から自炊への切り替え。普段仕事で疲れて料理をさぼりがちの人も、10連休のいまのうちにお料理を楽しんでみましょう。いまのうちに慣れておくと、増税後に慌てずにすむかもしれませんよ。
消費税増税もなんのその!
家計へのインパクトを抑える自炊術
2019年4月27日
即効的な節約には食費が効く!
節約の基本は固定費見直しから――そんな話をよく聞きますね。
筆者も家計見直しの際にはよく言います。
しかし、一時的な家計ピンチに即効性ある節約法は、やっぱり食費が効果的です。たとえば1,000円あればお肉、野菜、卵など、いくつか食材を買えますね。一人暮らしの人なら数食分は十分作れる金額です。
平時ならば外食やコンビニ弁当で毎日1,000円程度使っている人も、1,000円で数回の食事ができれば、GW中の10日間のうちだけでも数千円の節約になりますよ。
安い食材で作り置きしておけば、ピンチの時の家計を凌ぐことができるかもしれませんね。
作り置きも大丈夫!おすすめ節約メニュー9選
安い食材で、調理後の使いまわしもできる節約レシピを紹介します。作り方の説明は簡略化していますので、お好みの味に合わせて調味料の配合などを調整してくださいね。
かぼちゃの煮物
かぼちゃをひと口大に切り、鍋にかぼちゃを皮目を下にしてしき詰めます。水・酒・しょうゆ・みりん・さとうを加え、やわらかくなるまで煮ます。
かぼちゃコロッケ
余ったかぼちゃの煮物をつぶします。フライパンで玉ねぎのみじん切りと鳥ひき肉を炒め、塩コショウで味付けしたあと、つぶしたかぼちゃに混ぜます。小さな小判型に整え、小麦粉・とき玉子・パン粉をつけて油で揚げます。
味玉
室温に戻した卵を沸騰しているお湯にそっと入れ、中火~強火で6~7分ゆでます。すぐに冷水で卵を冷やしたら殻をむきます。ポリ袋にむいた卵とかぼちゃの煮物の残り出汁を入れ、空気を抜いて漬けこみます。
たまねぎドレッシング
玉ねぎ1/2個・しょうゆ・サラダ油・酢・みりん・レモン汁・さとう・塩・かつお節をミキサーに入れ撹拌します。
あればサラダ油の代わりにオリーブオイルを使っても良。
つくね
鳥ひき肉を粘りが出るまでしっかりこね、パン粉・卵・塩を入れてさらに混ぜます。冷蔵庫で少し休ませたあと、小さな小判型に整え、フライパンで焼きます。わさび醤油や玉ねぎドレッシングをつけて食べるのもGOODです。
豚バラとエノキのさっぱり煮
豚バラとえのきを食べやすい大きさに切り、小鍋に入れ、玉ねぎドレッシング少々を加えて煮ます。
春キャベツのサラダ
春キャベツと人参を千切りにして、玉ねぎドレッシングをかけます。
人参のきんぴら
千切りにした人参を油を引いたフライパンで炒めます。さとう・しょうゆ・塩を加え水分がなくなるまで炒め煮します。あればごま油をさっと回しかけます。ピリ辛が好きな人は小口に切った唐辛子をいっしょに炒めると良。
ミネストローネ
キャベツ、玉ねぎ、トマト、人参、ベーコンを小さく切ります。鍋でベーコンを軽く炒めたあと、切った野菜・水を入れ、コンソメを入れて煮ます。
消費税増税対策として自炊に慣れよう
今回紹介した9つのレシピ。実は、買い物予算1,000円以内で、スーパーで安めの食材を買ってきたと仮定したレシピ達です。
季節や地域によっては食材の値段も異なりますが、その時、その地域で安く手に入れられる特売品や100均の食材、家に常備している野菜や調味料などをうまく使うと、また違ったレシピがみつかるでしょう。
使う食材の数は少なくても想像力を広げ、自炊を料理を楽しんでみましょう。最初は家計ピンチを乗り越えるためだった外食我慢も、好んでおうちご飯を優先するようになるかもしれません。
10月から消費税率が上がることを考えると、自炊がクセになっていることは家計のためにも大切です。「消費税10%への増税近し!2%差がつく軽減税率をきちんと理解しておこう」の記事でも説明しているように、外で食べれば10%の消費税が家で食べれば8%で今と変わりません。さらに安い食材を買って作れば食費は抑制できるはず。他の消費財に関する増税はどうにも免れることができませんから、家計への負担増となる分を食費で調整したいですね。
この長いGWを機に、家計抑制対策に取り組んでみてくださいね。