年齢や働き方、あるいは生活習慣のせいなのか、原因がわからないものの何だか疲れやすくなったと感じていませんか。
年齢や忙しさのためと諦めてしまうのは簡単ですが、体調はなるべくととのえておきたいですよね。
運動や早寝早起きなど、体調改善のための方法は数多くありますが、その中の一つとしてグルテンの摂取を控えるという選択肢もあるかもしれません。
ゆるめのグルテンフリー生活についてご紹介します。
ゆるめのグルテンフリー生活!
グルテンと砂糖を減らして節約も?
2019年1月29日



食べたものが体と心をつくる?
自然に行っている食べ方の工夫
あなたは、体と心への食べ物の影響が気になるタイプでしょうか。特別に意識をしていなくても、風邪のときに生姜で体を温めたくらいの経験はあるかもしれませんね。
また、美容のためにとビタミンCを含む野菜や果物を積極的に摂っている人もいるでしょう。便秘解消のために食物繊維を多く含む食材を選ぶ人もいます。
体に有害なものが気になる人は、添加物が含まれたコンビニのおにぎりよりも家でつくったおにぎりのほうがいいと思っているはずです。
グルテンとは
さて、グルテンフリーの話に移りましょう。グルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質のこと。小麦粉には、家庭でよく使う薄力粉のほか、パンやピザに使われる強力粉、うどんに使われる中力粉といった種類がありますが、いずれにもグルテンが含まれています。
ここで、昨日の食事1日分を思い出してみてください。小麦を含んだ食品が一つ以上は思い浮かぶのではないでしょうか。小麦は身近な食材ですが、食物アレルギーを起こす食材の一つでもあり、グルテンは小麦アレルゲンです。
50年前の日本にほとんどなかったためか、アレルギーを他人事と感じている人もいます。しかし、今では、およそ3人に1人に何らかのアレルギーがあるといわれているのです。
出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-08.pdf)
アレルギーと診断されていない人でも
不調の原因となっている可能性が気になる
食物アレルギーの症状には、かゆみやじんましんといった皮膚症状のほか、腹痛や下痢、咳や呼吸困難など、さまざまな種類があります。治療が必要な症状が出た人は、医療機関を受診してアレルギーの診断を受けていますよね。
しかし、食物アレルギーの診断をされていない人でも、不調が気になるという理由でグルテンフリーを試しているケースがあります。そして、体調がよくなった、朝の目覚めがよくなったと実感している人もいます。
グルテンフリーの効果を体験した有名人が本を出版していることも、グルテンフリーの認知度を高める理由の一つとなっています。
どんな人が試している?
グルテンフリーを試してみたいと思う人には、下記のような症状に悩んでいるケースが多く見られます。
・朝すっきり起きられない
・食後にだるくなる
・疲れやすく感じる
・同年齢の友人に比べて老けている気がする
長年悩んできた体調不良の原因が日常の食事にあったとしたら、なかなか治らないはずですよね。
また、小麦粉の含まれた商品を多く食べている人が、ダイエット目的でグルテンフリーにチャレンジする例も見られています。お米中心のメニューに切り換えると和食が増え、ヘルシーな食生活にできるという意見もあります。
ゆるめのグルテンフリー生活
簡単にできるところから
ゆるめのグルテンフリー生活のいいところは、できるところから始められる気軽さにあります。余計なお金をかけず、間食を減らして節約につなげてもいいですね。
まずは間食に目を向けてみましょう。
【小麦が含まれる商品例1】
・クッキー
・ケーキ
・菓子パン
・まんじゅう
ゆるめのグルテンフリーの手始めとして上記のような商品を避けると、砂糖の摂取量も減らせるため一石二鳥です。体や肌の調子がよくなったらラッキー、節約にもなってラッキーくらいの気持ちで試せますね。
主食の場合
小麦は、主食でも活躍しています。
【小麦が含まれる商品例2】
・パン
・うどん
・ラーメン
・パスタ
これらを、すべて米料理に置きかえていくのは、つらいかもしれません。とりあえず回数を減らすなど無理のないペースで進めてみましょう。小麦の摂取を減らして調子が良くなったら、さらに回数を減らしたくなるのではないでしょうか。
探しやすい代替製品も試したい
朝食などに便利なコーンフレークには、小麦や麦芽エキスが含まれていることが一般的。玄米フレークと名のついている商品であっても、小麦が入っている場合もあります。とはいえ輸入シリアル商品だけでなく国産シリアル商品の中にもグルテンフリーのものは存在します。表示成分を確認して選んでみてください。
そばの場合、小麦が使われていない十割そばを選べば大丈夫。お好み焼きであれば、小麦粉の代わりに豆腐と片栗粉、長芋などを使うレシピがおすすめです。
なお、輸入物のグルテンフリー商品を購入する場合、EUやアメリカでの表示基準と日本のアレルギー表示基準が異なる点に注意が必要。厳密なグルテンフリーにチャレンジしたい人は、気をつけてくださいね。
グルテンフリーなんて食にこだわる特別な人たちがチャレンジするものと思っていませんでしたか。ゆるめのグルテンフリーであれば今回ご紹介したような方法で誰でも気楽に試せます。興味が湧いたら、ぜひ試してみてください。