20代や30代の女性は、結婚や出産など、人生の大きなイベントが盛りだくさん。どのくらい貯金を準備しておけば安心なの?というお金の疑問を持っている方は多いはず。若い世代の女性が、これからの人生でかかるお金について、一気に解説します!
20代と30代女性がこれからかかるお金とは?
2019年1月2日
20代と30代の女性がかかるお金
結婚費用
20代30代の女性には、人生の転換期がたくさん訪れます。まずは、結婚です。人口動態調査2016によると、日本人女性の平均初婚年齢は、29.4歳となっています。20代30代で新しい家庭を築く方が多くいらっしゃることが分かりますね。
ゼクシィ結婚トレンド調査2018によると、挙式、披露宴・披露パーティにかかった費用の総額は、平均357.5万円となっています。
パートナーとなる夫の方が多めに費用を負担したり、両家のご両親からお金を援助してもらえるケースもありますが、すぐに準備できる金額ではありません。特に、ウエディングドレスやチャペルなど、結婚式に憧れを抱いている女性は、計画的に結婚資金を貯蓄していくと安心です。
出産費用
結婚後には、子供を授かるご夫婦も多いでしょう。中には、出産費用や、子供の教育費用など、これから必要となるお金の心配をしている方もいるかもしれません。
妊娠・出産は病気ではないので、基本的には、健康保険を使うことはできません。しかし、妊婦さんを経済的に助けてくれる国の制度がありますよ。
まず、通常の妊婦健診では、市区町村からもらえる補助券を使うことで、検診費用を安く抑えることが可能です。また、健康保険や国民健康保険などの被保険者、またはその被扶養者が出産した場合、国の出産育児一時金として、1児につき42万円が支給されます。
出産する病院や、出産スタイルによって、出産にかかる費用は、大きく変わってきます。例えば、麻酔を使って出産の痛みを軽減させる和痛分娩は、通常の出産費用に加えて、10万円から15万円ほどかかるのが相場です。
妊娠をした場合は、どのような出産をしたいのかを明確にし、準備しなければならないお金を早めに確認しておくようにしましょう。
子供の教育資金
子供が生まれると、さらに気になるのが教育資金ですね。現在は、幼稚園から大学まで、すべて公立の学校に通ったとしても、1,000万円近くかかると言われています。さらに、すべて私立の学校に通った場合は、2,000万円ほどが必要になるでしょう。
こちらも、すぐに準備できる金額ではないので、子供が生まれたと同時に、計画的に貯蓄をスタートさせる必要があります。特に、子供が大学生となる頃に一番お金がかかるので、約20年間をかけて、教育資金を準備していきましょう。
老後資金
20代30代の若い女性にとって、老後はまだまだ先と感じるかもしれません。しかし、老後資金も、早めに準備をスタートさせると、将来のお金の不安を減らすことができますよ。
老後に必要なお金は、あなたが将来どのような生活を送りたいと考えているかによって、個人差があります。一般的には、国からもらえる年金に加えて、3,000万円ほど準備しておけば安心と言われていますが、是非自分が必要な金額を計算し、老後の生活費用を貯蓄していきましょう。
上手にお金を貯めるには?
さて、20代30代の女性がこれからかかるお金をざっくりと見てきましたが、「自分は、こんなに貯金できない!」と不安に感じている方はいませんか。
上手に貯金を行う方法を実践すれば、誰でもお金を貯めることが可能です。オススメの方法をご紹介します。
先取り貯蓄
最初にご紹介するのは、「先取り貯蓄」という方法です。毎月のお給与から、一定の金額を別の口座に移してしまい、そのお金はなかったものとして、1ヶ月間生活をします。強制的にお金を貯めていくので、毎月お給与を使い切ってしまうという方にはオススメです。
先取りする金額は、お給与の20%くらいを目安とすると良いでしょう。まずはできるところから、コツコツスタートさせるのがポイントです。
NISAで資産運用
貯金をしながら、一方で資産運用を行い、お金をゆっくり増やしていくことも大切ですね。特に、投資初心者の方にオススメなのが、NISAと呼ばれる少額非課税制度です。手元にあまり運用金額はないけれど、自分のペースで長期運用を行いたいと考えている方は、「つみたてNISA」にチャレンジすると良いでしょう。
2018年にスタートした「つみたてNISA」は、年間40万円まで非課税で投資することができ、非課税期間は20年間となっています。口座開設について詳しく知りたい方は、日本証券業協会のホームページや、金融庁のホームページを確認してみて下さいね。
いかがだったでしょうか。これから必要となるお金について把握できていると、貯金へのモチベーションもアップします。人生の大きな転換期に、お金で困ることがないように、計画的に準備していくようにしましょう。