あのとき○○していれば、お金も貯まっていたけどもう遅い――こんな風に、「もう遅い」が口グセになっているあなた。そんなことはありません。遅い・遅いと言っているうちに時間はどんどん過ぎていきますよ。本当に遅くなってからでは取り戻すのは大変です。将来、お金のことで困らないように、早速取り掛かりましょう。
「もう遅い」の口グセは止めましょう!
お金で困らないために
今すぐ取り掛かりたい6つのこと
2018年11月24日
貯金するには意思と目的、実行力の3つが大事
収入や環境が異なれば、お金の貯まるスピードは変わってくるかもしれません。でも、貯金ができる・できないは、収入でも環境の問題ではないことを知っていますか?
そう、貯金をするには「意思」と「目的」、「実行力」が大切です。
宝くじを推奨するわけではありませんが、よく言われる、「宝くじは買わないと当たらない」というセリフは納得できる人は多いでしょう。貯金もそれと同じように、実行しなければお金は貯まりません。「貯まらない人必見!確実にお金が貯まる黄金ルールとは」の記事でも紹介している先取り貯金。先取り貯金は自動的にどんどんお金が貯まっていく……と言われますが、それも貯めるための仕掛け作りを実行しているからこそなのです。
もう1つ言うなら、宝くじは「当たればいいな」と夢をみることはできますが、お金が欲しいから「絶対当てる」と思っても、当たるかどうかは運次第。その意思どおりにはなって、目的を実現させるのは自分の力ではできません。
一方、貯金は、例えば「1年間で100万円貯める」という目的と意思があれば、そのやり方を考えて実行すれば実現させることは可能です。
あとは、あなたが即実行に移すかどうか。もうムリ……なんて言うのを止めて、まずは行動を起しましょう。
お金回りを改善するために、今すぐやりたい3つの行動
貯金に取り掛かる前に、まずはあなたのお金のクセを確認し、改善点があれば修正に取り掛かりましょう。そのためにしたいことは3つあります。
1.整理整頓
クローゼット、チェスト、収納庫等々、家のなかの整理整頓してみましょう。ずっと使っていないものが出てくるかもしれません。そのとき、こんな物あったんだ……と感傷に浸って、また仕舞い直さないこと。ムダな買い物をしていたことに気づきをもって、次からの買い物を注意するのが目的です。
もちろん、財布の中身も一旦全部取り出し、お札をキレイに並べたり、カード類を入れ直したりしてみましょう。ポイントカードが何枚もあったり、有効期限が切れているクーポンが出てきたりするかもしれません。おトクにお金を使うつもりが、実はムダになっていることに気づくかもしれません。
2.レシートをチェック
財布の中を整理してたくさんレシートが出てきたら、レシートの日付をチェックしてみましょう。いまはまだ細かな内容は見る必要はありません。数カ月分のレシートが溜まっていたら、まずは月毎に分けてみましょう。月毎に支出額を計算してみて、1カ月の支出額はだいたい揃っているか、頭の中で考えていた月毎の支出額とだいたい合っているか確認してみましょう。月によってバラツキがあるとすれば、その時その時で衝動買いをしている可能性も考えられます。
3.預金通帳や加入している保険証券を確認
給与口座は定期的に記帳して残高の確認もできているはずですが、もしも口座が複数あるとき、すべての残高をきちんと把握できていますか?もしくはその通帳をすぐに仕舞ったところから出すことができますか?メインで使っているもの意外は度々確認することはあまりないものですが、できれば保有している口座をリストにしてみましょう。加入している保険類も同様です。
貯金実行に向けて、今すぐやりたい3つの行動
お金のクセの確認ができれば、あとは貯金を実現するための行動です。
1.貯金の目標を立てる
「貯金したいな」とか「もっと貯金があればいいな」というのは、おそらく誰もが思っていること。でも、「もう遅い……」とズルズル引き延ばしているのは明確な目標がないからかもしれません。「いつまでに」「なんのために」「いくら」貯めるという目的を明確にして、貯金の計画を立てていきましょう。
2.積立制度に申込む
前述記事でも説明していますが、貯金を実現するには先取り貯金がおススメです。先にお金のクセをチェックしていますから、毎月いくらを貯金に回せるかも確認できているはずです。まずは、ムダに使っていたお金を積立貯金に回していくことから始めてみましょう。
あなたが会社員なら給与天引きができる財形制度や社内預金を会社の担当者に申込みましょう。天引きできる制度がないなら、銀行の積立定期預金もいいでしょう。目標までの期間が長いなら、投資信託の積立やつみたてNISAに申込んでもいいですね。
3.自分に活を入れる
いまは重い腰を上げることができたとしても、お金とあなたの付き合いは一生続きます。長い・長い人生のなかには時々気持ちが揺らぐ時が訪れますから、時々自分に活を入れることも大切です。例えば「「タラレバ」女子では、いつまでたってもお金に愛されない!」の記事を読んで、自分に活を入れてみましょう。
これまで「やろうと思ったけど、もう遅い」「あの時やっていればよかったけど、いまさらムリ」と言っていたあなたも、行動を起していくうちに自分の変化に気がつくはず。そうすると貯金に励むのも楽しくなっていきますよ。