初めての妊娠出産。新しい家族の誕生が待ち遠しいですね。しかし、マタニティハイになると、ついつい要らないグッズまで準備してしまい、失敗してしまうケースも。あなたの希望にそったお金をかけるポイントと節約するポイントをご紹介します。
妊娠と出産
お金をかけるポイントと節約するポイントは?
2018年11月7日
妊娠出産にはいくらかかる?
まず、妊娠出産でかかるお金として確認しておきたいのが、検診費用や入院費用です。妊娠出産は病気ではないので、医療費とは違い、普通の妊婦検診では保険が適用されません。ただし、国の制度を利用すれば、妊婦検診費用や出産費用も安くすることができますよ。
プレママさんは、妊娠が分かったら、市役所や区役所へ行きましょう。そこでは、母子手帳と、妊婦健診に使用する補助券「妊婦健診受診票」などを交付してもらうことができます。この補助券を使えば、毎回の妊婦検診の自己負担金額は、無料〜5,000円ほどになります。
さらに、出産費用については、お母さんが健康保険に加入している場合、赤ちゃん一児につき、42万円(産科医療補償制度の対象外となる出産の場合は39万円)が、出産育児一時金として支給されます。
病院によって、検診や出産にかかる費用は大きく変わります。これらの国の制度によって、持ち出しするお金は抑えることができますが、オーバーしてしまった分は自費に。出産する病院を決める前に、自分で費用をリサーチしておくと安心ですね。
マタニティ用品や子育てグッズはいくら?
マタニティ用品
妊娠すると、マタニティパジャマや下着などのプレママ用品を購入する方も多いはず。お腹周りがゆったりしており、産後の授乳にも使えるパジャマは1,500円から5,000円くらいが相場です。
また、最近では、妊娠中のぽっこりお腹を写真におさめておこうと、写真館などでマタニティフォトを撮るのが流行っていますね。3,000円くらいの撮影料でできるものから、20,000円ほどかかる本格的なものも。衣装や撮影枚数によって費用が変わってきます。
子育てグッズ
出産準備として、産まれてくる赤ちゃんのために、お洋服やベビーカーなど赤ちゃんグッズを用意しなければなりませんね。赤ちゃんの肌着は、1枚500円くらいから販売されています。ロンパースやツーウェイオールと呼ばれる赤ちゃんのお洋服は、1,000円くらいから購入可能です。
そして、ママに人気の抱っこ紐、エルゴベビーは大体20,000円から25,000円くらいで販売されています。ベビーカーは、商品によって値段が様々ですが、新生児から使えるものは、20,000円から40,000円程度と見積もっておくと良いでしょう。
それって本当に必要なの?
プロのカメラマンにマタニティフォトを頼みたい、ご飯が豪華な病院で快適な入院生活をしたい、退院するときには赤ちゃんに真っ白なセレモニードレスを着せたい、など、プレママさんには様々な希望があると思いますが、全てにお金をかけると膨大な費用になってしまいます。
妊娠出産にかかる費用は、自分がこだわりたいポイントを明確にして、賢くにお金を使うことが大切ですね。
例えば、マタニティ用品やマタニティフォトは節約して、代わりに子供のお洋服にお金をかけたい、ベビーカーや抱っこ紐などのグッズはお下がりで対応して、出産スタイルや病院にこだわりたいなど、お金の使い方にメリハリをつけるようにしましょう。
マタニティ用品は、手持ちの洋服を利用したり、フリマアプリを利用して安く購入することが可能。プロに頼むと高額になるマタニティフォトは、カメラのセルフ撮影モードを利用して、自宅で撮影すると0円で行うことができます。
お洋服などの赤ちゃんグッズもフリマアプリを利用したり、ブランド品ではなく、量販店で売られているようなプチプラなものを購入すれば、安く済ませることは可能です。
さらに、赤ちゃんのお洋服やおくるみ、ニギニギなどの簡単なおもちゃなどを自分で作ってみるのも良いでしょう。特に初めての赤ちゃんの場合、産休中にはまとまった時間がありますね。ゆったりとした気持ちで赤ちゃんへのプレゼントを作ると、ママになる実感が湧くのではないでしょうか。
頑張って節約したお金は、自分がこだわりたいポイントに使うようにしましょう。例えば、出産費用がアップするけれど無痛分娩で出産したい、出産後に母乳外来や産後ケアセンターに通いたいなど、自分の体を労わることにお金を使うのもいいですね。
無痛分娩(和痛分娩)は、自然分娩の出産費用に加え10万円から15万円ほどお金がかかります。母乳外来は、住んでいる地域の補助券などを使うと、1回無料〜1,500円くらい。出産した病院や助産師さんにお願いすると、自費の場合は、3,000円から5,000円が相場です。
いかがだったでしょうか。妊娠出産は、一生のうちに、そう何度もある経験ではありません。せっかくの貴重なチャンス、自分にとって満足なマタニティやお産にするために、すべてを我慢するのではなく、メリハリのついたお金の使い方をするのがポイントです。どんな妊娠出産にしたいか、イメージトレーニングをしながら、上手にお金のやりくりをしてみて下さいね。