教育費は、子供が中学、 高校、大学と成長していくにつれて、より多くかかるようになります。子供が小さい時こそ、お金の貯めどき!ではあるけれど、どうしたら確実に貯金することができるでしょうか。 貯蓄すべき金額や、賢い貯蓄方法をご紹介します。
子育て資金どう貯める?
貯蓄の成功法が知りたい!
2018年10月31日
教育費って結局いくら必要なの?
子供が産まれると、しっかり考えなければならない教育のお金。教育資金って、いつまでにいくら必要なの?習い事はどのくらいさせても大丈夫?
お受験のための塾って費用が高そうなど、お金に関する疑問は尽きませんね。
まずは、保育園、習い事、塾などを含め、準備すべき教育費を見ていきましょう。
保育園
子供を保育園に行かせてママが仕事に復帰する場合、まずは保育園の費用を準備する必要がありますね。しかし、保育園のお金は、ママのお給与でカバーすることができるはずなので、あまり心配しなくても大丈夫。
保育園は、認可の場合、毎月5万円から7万円前後、認可外の場合は、10万円から15万円程度と認識しておきましょう。
ママが働くことで、将来の家計にゆとりが生まれます。保育園費用は、最初にかかる教育資金ですが、まとまった貯蓄がなくてもママの収入でやりくりできるはず。子育てと仕事の両立で大変ですが、夫や家族に協力してもらいながら乗り切りましょう。
公立と私立
小学校から大学までにかかる教育費は、やはりすべて公立学校に進学すると安くなります。しかし、それでも卒業するまでには約1,000万円かかると頭に入れておきましょう。
一方、最もお金がかかるのは、すべて私立の学校に進学する場合です。特に、大学では、理系や医学部などの学部に進学すると、かかる教育費も高くなりますね。すべて私立の学校に進学した場合は、約2,500万円の教育費が必要となります。
また公立でも私立でも、親元を離れて子供が一人暮らしをするとなると、教育費とは別に、一人暮らし用の資金を負担してあげなければなりません。
子供がどのような進路に進むかはまだ分かりませんが、大学を卒業するまで、つまり子供が産まれてから23年間で、少なく見積もっても1,000万円が必要となるのです。
習い事や塾に通う
子供が幼稚園や小学校に通いながら、プールやピアノなどの習い事をする場合、学校の費用とは別にお金がかかってきます。習い事や子供の年齢にもよりますが、1つの習い事につき、月1万円前後かかると頭にいれておきましょう。
さらに、受験のために進学塾に通う場合は、まとまった金額のお金を準備する必要があります。例えば、大学受験のために大手予備校に通うと、英語、数学、小論文の3科目で1学期(3ヶ月間)10万円から20万円がかかります。夏期講習や冬季講習などに通い、3科目1年間通った場合は、少なくても40万円ほどお金が必要です。
学費とは別に準備をしなければならない資金として、認識しておくようにしましょう。
貯金はいつからスタートする?
子供をどのような学校に行かせるかよって、大きく変わってくる教育費。どのケースにしても、すぐに準備できる金額ではないので、計画的にコツコツと貯蓄をしていく必要があります。
できれば結婚して妊娠を考えた時から、遅くても子供が産まれた時から、教育資金を貯めることに意識を向けることが大切です。
習い事をさせたい、小学校お受験を考えているなど、子供のことを一番に考えているママは、失敗しない教育費の貯蓄方法をぜひ確認しておくようにしましょう。
教育費を貯める成功法を知りたい
ここでは、確実にお金を貯めるために、有効な方法を2つご紹介します。
先取り貯蓄
お給与が振り込まれた段階で、決まった金額を別口座に移してしまう「先取り貯蓄」は、教育資金を貯める上でオススメの方法です。
例えば、20年間で1,000万円を教育資金として準備しておきたい場合、毎年貯蓄すべき金額は、50万円(1,000万円÷20年間)となります。
年間50万円を貯めるためには、毎月約4.2万円(50万円÷12ヶ月)を貯金する必要がありますね。お給与が振り込まれたら、教育資金として、4.2万円を別口座に移してしまい、このお金をなかったものとして、毎月の家計をやりくりするようにしましょう。
会社で給与口座を2つ以上設定できる場合や、銀行の自動振り込みサービスを使うと、毎月の手間を省くことができます。ズボラさんでも確実にお金を貯められる先取り貯蓄、ぜひ実践してみてくださいね。
ジュニアNISA
毎月貯蓄している教育資金の一部を資産運用に回し、長期的にお金を増やしていくことも有効な方法です。ジュニアNISAを活用すると、毎年80万円まで非課税で投資を始めることができますよ。
先ほどのケースの場合、例えば、2年間の先取り貯蓄で100万円お金が貯まった段階で、半分の50万円を投資に回してみてはいかがでしょうか。
ジュニアNISAでは、比較的リスクが少ない投資信託などの商品がラインナップされているため、投資初心者の方でも、安心してスタートすることができます。関心がある方は、こちらの日本証券業協会のWebサイトを参考にしてみましょう。
いかがだったでしょうか。長期にわたって計画的に教育費を貯蓄するなんて難しそう、と敬遠しがちなトピックですが、大切な我が子のために、避けて通れない課題です。夫ともよく話し合いながら、自分たちに合った方法で教育資金準備を始めましょう。