何を食べても美味しく感じてしまう、ついついスーパーで買い過ぎてしまう、それもそのはず“食欲の秋”です! 外食もいつもより回数が多くなっていませんか?
一方で、家計的には食費がかさんで苦しくなる時期かもしれません。そこで、食費を節約するコツを5つ紹介します。これで買い過ぎ、食べ過ぎをセーブして、お財布にやさしくなれますよ。
食欲の秋です!
家計に占める食費どうやって節約する?
節約方法5選
2018年10月3日
家計に占める食費
家計に占める食費の割合はどのくらいでしょう。
総務省統計局の調べでは、二人以上の世帯の昨年1年間の総支出の月平均は283,028円(小数点以下四捨五入)であり、その中で食費(外食費含む)は78,870円(小数点以下四捨五入)となり、約28%を占めています。
※総務省統計局ホームページ/家計調査報告 ―月・四半期―より
家計に占める食費の割合をエンゲル係数と言います。一般的にエンゲル係数が高いと生活水準が低いと言われていますが、実際は価格体系や生活慣習など様々な要因があり、一概には言えなくなっています。またここでは個別の家計の話になりますので、生活水準はあまり関係ありません。それよりも、今月は先月よりも外食が多かった、平均値より極端に食費の割合が多い、食材を無駄にしてしまったなど、個人の努力で支出を減らす方法を考えてみたいと思います。
食べ過ぎを防ぐ
食費を減らす最もシンプルな方法です。
だらだら食べ、ドカ食いなどは無駄に食費を費やし、ダイエットの敵でもあります。次の3つを実践してみましょう。
ゆっくりよく噛んで食べる
食べ始めてから満腹中枢が刺激されるには15分かかると言われています。またよく噛むことでも満腹中枢が刺激されます。少量でお腹をいっぱいにできればダイエットにもなりますね。
ナッツ類をおやつとして食べる
アーモンドなどのナッツ類にはビタミンEや食物繊維、また生活習慣病の予防にもなる不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、美容と健康に良い食品とされています。脂肪分があるため、腹持ちもよく、食間にちょこちょこと食べることで、空腹を軽減してくれるので、食べ過ぎを防ぐことができます。
美味しいもので心を満たす
美味しいものを味わって食べると少量で満足できるものです。普段食べ過ぎてしまう人はあまり味わっていないか、惰性で食べている可能性があります。多少高くても、質のいいものを食べるようにすると、心が満たされて、余分なものを食べることがなくなります。
買い過ぎを防ぐ
実りの秋というように、スーパーではたくさんの食材が並び、あれもこれもと買いたくなります。結局使い切れずに捨てたり、冷蔵庫の奥の方に入れたままになっていませんか?
買い過ぎを防ぐための方法を二つ紹介します。
冷蔵庫の中身や食材のストックをチェック
あるのにまた買ってしまうことがないように、買い物に行く前には、食材のチェックをしましょう。その時に、「こんなものがあった」という発見から、その日の献立を考えるのもいいと思います。冷蔵庫一掃メニューというのを定期的にやると食材を無駄にせず、料理の腕も上がること請け合いです。
大きいもの≠お得ではない
お得だからと言って、むやみにサイズの大きいものを買うのはやめましょう。特に調味料などは使い切れずに何年も置いてあるケースもあるようです。また、大きいものを買うと失敗した時のダメージも大きくなります。始めて買うものは多少割高でもお試しサイズを買うようにしましょう。
外食を減らす
食費がかさむ原因の一番は外食の多さかもしれません。外食を減らすには、特別な日以外は外食をしないという意識で、お惣菜などに頼ってもなるべく家で食べる習慣をつけることです。そのためには、外出時、お弁当を持参したり、昼外食だった場合は早めに帰宅して夕食は家で食べるなど、2食とも外食にはしないように心掛けましょう。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
「節約効果大! 外食費を減らすちょっとした工夫5つ」
食材をストックしておく
賞味期限が長い食材は、まとめ買いで節約をしましょう。
パスタやトマト缶、調味料など、確実に消費するものは、特売日にまとめて買っておいたり、業務用の食材を買ったりするとお得です。
また、冷凍保存がきくものは、安い時に多めに買って小分けにして冷凍しておきましょう。
その際に気を付ける点は、安くても、要らないものは買わないということです。
賞味期限内で確実に消費するとわかっているものだけを買いましょう。
おすすめのストック食材
1.冷凍うどん
スーパーで売っている5パック入りの冷凍うどんは、何も用意がない時などに非常に重宝します。
2.豚こま切れ
肉の特売日などに多めに買って、小分けにして冷凍しておきます。豚こま切れ肉はレパートリーの多さから使い勝手がバツグンです。
3.きのこ類
すぐに調理に使える大きさにカットして、保存袋に入れて冷凍しておきます。その際、いろんな種類のきのこを混ぜて冷凍しておくのも手です。炒め物や炊き込みご飯、味噌汁の具など様々な料理に使えます。
旬の食材を使って料理をする
旬の食材は大量に出荷されるので安く買うことができます。こうした旬の食材を使って、その日の献立を立てる習慣をつけると食費が節約できます。また、旬の食材は安いだけでなく、美味しさ、栄養価の高さでも優れています。
同じ食材が続きそうな時でも、アレンジを変えれば別の料理になります。おまけに料理の腕も上がることでしよう。
旬の食材いろいろ
春・・・さやえんどう、たけのこ、新じゃがいも、アスパラガスなど
夏・・・きゅうり、トマト、なす、ピーマン、とうもろこしなど
秋・・・かぼちゃ、里芋、はくさい、さつまいも、にんじんなど
冬・・・大根、れんこん、ほうれん草、小松菜、山芋、かぶなど
食費を節約する方法として5つ紹介しましたが、一番効果が高いのは、やはり外食を減らすことでしょう。「自炊を基本として、特別な日だけ外食にする」ことを心掛けてメリハリのある生活をおくりましょう。