人生の中の大きな目標として「マイホームを建てる」ということを視野に入れている人も多いかもしれません。自分の理想とする家を建てるために、たくさんの家を内覧したり、ローンを組んだり、準備することがたくさん…。中でも、購入資金はしっかり準備したいものですね。実は、マイホームのお金を申請ひとつで減らすことが出来る制度をご存知でしょうか?「少しでも出すお金を減らしたい」、「有利にマイホームを建てたい」そんな人は必見です。誰でも使える補助金、「すまい給付金」について、制度の内容や申請方法をご紹介します。
夢のマイホームを買う前にチェック!
国から出る補助金
~前編~
2016年9月2日
「すまい給付金」って何?
すまい給付金は、消費税率の引上げによる住宅取得者の負担を緩和するために創設された制度です。 消費税率の引上げられた平成26年4月以降に引渡された住宅から、税制面での特例が措置される平成31年6月までに引渡され、入居が完了した住宅を対象に実施されています。 これからマイホームを購入しようとしている人も対象になりますね。
実際に貰える給付金はどのくらい?
では、一体どのくらいの給付金がもらえるのでしょうか。 国土交通省が行っている試算例を見てみましょう。 すまい給付金で給付される金額は、世帯の収入によって変わる仕組みとなっています。 例えば、夫婦(妻は収入なし)に中学生以下の子供が2人いる世帯において、消費税8%の時は、収入額の目安が510万円以下の場合に給付が受けられます。 また、消費税が10%の時は、収入額の目安が775万円以下の場合に給付が受けられます。 さらに詳しく試算例を見てみると、消費税率が8%の場合で、収入が425万円以下かつ都道府県民税の所得割額が6.89万円以下の人は、給付基礎額が30万円となります。 消費税率が10%に上がった場合にもらえる給付金額は、さらに50万円にアップされる予定です。 自分が申請した場合、すまい給付金をいくらもらえるか知りたい方は、国土交通省が作成している「すまい給付シミュレーション」を利用してみましょう。 年収や扶養家族を入力するだけで、給付額の目安を知ることができるので大変便利ですね。
利用できるのはどんなケース?
すまい給付金をもらうためには、いくつかの条件があります。 特に、住宅購入時に住宅ローンを利用しているかどうか、また新築住宅か中古再販住宅かによってその条件が変わってくるので、事前に確認することが大切です。
新築の場合だと…
例えば、新築住宅で住宅ローンを利用した人の場合、床面積が50平方メートル以上である住宅である必要があります。 また、その住宅の施工中等に、第三者の現場検査を受けて、一定の品質が確認された住宅でなければなりません。詳しい条件は、以下のページに掲載されているので、申請前にきちんとチェックするようにしましょうね。
どうやって申請するの?
それでは、すまい給付金はどのように申請すれば良いのでしょうか。 申請には、いくつかの書類を用意する必要があります。まずは、パソコンで申請書類をダウンロードして、記入例を見ながら書類を作成しましょう。
住宅の条件によって申請方法は異なる!
住宅が新築か中古か、住宅ローンを利用しているか現金での住宅購入かによって、申請書類が異なります。 さらに、住民票の写しや、個人住民税の課税証明書など、役所に行って揃えなければならない書類や、住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書や建設住宅性能評価書など、住宅を購入した際の事業所などに手配してもらわなければならない書類もあります。 申請書の記入方法や申請書類の入手方法がよく分からない場合は、電話でオペレーターが説明してくれるので、事務局に問い合わせてみましょう。
マイホームを買うなら、絶対利用すべき
いかがだったでしょうか。 これからマイホームを購入しようと考えている人には、とても嬉しい「すまい給付金」の制度。特に、収入が少ない人ほど給付金を多くもらうことができるので、住宅購入時には利用しないと損です。 今後、消費税8%から10%へ増税が予定されている中で、マイホームを購入するタイミングはとても難しいですね。 しかし、国が用意しているこのおトクな制度を上手に利用して、夢のマイホームを手に入れられるように、しっかりマネープランを立てることから始めてみてはいかがでしょうか。 そのほか、物件を買う際のポイントについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。