雨の日が続く梅雨の時期。お出かけ先も限られてしまい、せっかくの休日も自宅でダラダラと過ごすことが増えてしまっていませんか?そんな雨の日のお出かけ先にオススメしたいのが図書館です!興味のある本や雑誌を数冊借りておけば、自宅にこもりたい気分の日にも、のんびり読書をして有意義に過ごせますよね。皆さんは、図書館を上手に利用していますか?
雨の日だって有意義に過ごそう!
図書館の上手な利用方法とは?
2018年6月17日
上手に使えばメリットいっぱい!図書館の良さってどんなところ?
皆さん、読書は好きですか?ちょっとした空き時間を利用して本屋さんへ立ち寄る、という人も多いと思いますが、同じような状況で“図書館”へ寄ってみる、という人はあまりいないかもしれませんね。本屋さんはいつ寄っても常に新しいタイトルが入れ替わり置いてあり、最新の本が手に入るという良さがあります。
では、図書館の良さはどんなところでしょうか?
図書館の良いところ① 本が無料で読める!
図書館の良いところ1つ目は、何といっても本が無料で読めるところ。「たくさん本を読みたい!」と思っても、毎月の家計の予算もあるので本を好きなだけ買うというわけにはいきませんよね。一方、図書館を利用すれば何冊読んでもお金がかかることはありません。
パラパラと時間潰しに1度読んだだけで捨ててしまう雑誌……もったいなくないですか?図書館で借りられるのは単行本だけではありません。雑誌でもバックナンバーを借りることできます。
「子どもにはたくさん絵本を読んであげて、感性豊かに育てたい!」そんな願いもお任せあれ。図書館の絵本コーナーを利用すれば、施設により冊数は違いますが1度に10冊借りられる施設もあります。
図書館の良いところ② 本屋さんには置いていない本(過去の本)がある!
図書館の良いところ2つ目は、過去の本まで置いてあるところ。本屋さんで最新のトレンドに触れるのも楽しいですが、流行に左右されやすく、似たようなキーワードの本ばかり目に付くことはありませんか?
本屋さんで目に付くキーワードに気になるものがなかった、というときには、ただブラブラと図書館の中を歩いてみてください。きっと「この本、私を呼んでる?」と感じるような、自然に“惹かれる本”に出会うことができるはず。発行年が少し古くても、「これは使える!」と思えるような知識が詰まった本はたくさんあります。「古い本だから、情報が古くて現代に合わないだろう」と一概に決めてしまうのはもったいないですよ!
図書館の良いところ③ 興味のあるテーマの本を“つまみ読み”できる!
図書館の良いところ3つ目は、つまみ食いならぬ、“つまみ読み”ができるところ。気になるテーマの本があれば、とりあえず同じテーマの本を何冊も借りて、パラパラと読んでから気に入った本を決めることができます。また、たくさんの本から気になる部分だけを抜き出して読むこともできます。
1冊購入するのに数千円かかる本屋さんでは、なかなかそうはできないですよね。読んでみたけど、何だか思っていたものと違って途中で読むのをやめる、なんていうことも、図書館の本なら罪悪感ナシです!
図書館に利用条件はあるの?
では、実際に図書館を利用しようと思ったら、どのような利用条件があるのでしょうか。
区立図書館など公共の図書館は、入館し、館内で本を読んだりするだけなら誰でも利用可能です。しかし、本を借りるには利用者登録が必要になります。利用者登録できる人の条件は、区によって異なります。「日本国内在住であれば誰でも可」というところもあれば、「23区内に通勤・通学・在住なら可」「当該区内に通勤・通学・在住なら可」などと範囲を制限している区もあります。
お住まいや勤務先のある地域だけでなく、通勤途中にある施設も利用登録ができる場合も多いので、寄りやすい場所があれば利用条件をチェックしてみましょう。
大学図書館も利用できますよ!
図書館というと、自分の住んでいる地域の公共図書館をまず思い浮かべると思いますが、実は大学の図書館も、一般利用可というところがたくさんあるのです!知的な雰囲気や学生さんのエネルギッシュさに触れて、元気を分けてもらいましょう。
【日本体育大学図書館】
入館の際に、閲覧カウンターを訪ねます。本館・分館内の資料は館内閲覧が可能ですが、インターネット、電子ジャーナル・データベースは利用できません。場所のみの利用もできません。 図書の貸出には「貸出許可登録」が必要です。
【東京海洋大学付属図書館】
入館時に受付簿に記入すれば利用できます。閲覧・複写のみ利用する場合は、紹介状・身分証等を提示する必要はありません。貸出を希望する場合は利用登録が必要です。
2つ例を紹介しましたが、このようにどなたでも利用できるところや、地域協定により近隣住民や在勤者に限り開放している大学図書館もあります。18歳以上など年齢制限もあるので、気になる大学図書館があれば一度ホームページをチェックしてみてください。
また、大学図書館の利用は学生さんが優先ですから、テスト期間中の混んでいる時期などに配慮しながら利用しましょう。
ここも図書館!?今どきの図書館は施設の充実度がすごい!
なかには、ここも図書館!?と驚くような充実した図書館もありますよ!
【日比谷図書文化館】
日比谷公園の中にあります。「図書館」と、文化情報を展示する「ミュージアム」、講座やイベントを行う「カレッジ」が一体となった複合文化施設です。1階にはライブラリーショップ&カフェがあり、借りた本を持ち込むこともできます。
【国際こども図書館】
国立の児童書専門図書館です。展示会や催し物、見学会なども行われています。絵本が大好き!という人、絵本の世界で癒されたい人にはたまらない図書館です。「カフェテリア」では軽食が提供されているほか、お昼ご飯を持参すれば、お弁当席や屋外テラスで食べることもできます。授乳スペースやオムツ替え用のベビーシート、ミルク用のお湯も用意されているので、小さい子どもを連れて、雨の日のお出かけ先としてもオススメです。
どの本を選ぶ?FP目線でオススメしたい図書コーナー3つ
最後に、私の独断ではありますがFP目線でオススメしたい図書コーナーを3つ選んでみました。
①雑誌コーナー
図書館の雑誌コーナーは、最新号は借りることはできません(館内で読むことはできます)が、バックナンバーが揃っており、こちらは借りることができます。
雑誌を読む場面を思い浮かべてみれば、コーヒータイムのお供だったりと、読み込むというよりは「何となく眺める」ことが多いですよね。ファッション誌などは流行や季節感がありますから最新号を読みたいものですが、「料理」や「収納のコツ」などがテーマの雑誌は少し前の号でも気になりません。「雑誌をつい買ってしまうけれど、1度読んだら捨てて終わり」という人は、雑誌コーナーを利用すればお金の節約につながります。
②興味のあるコーナーの1列横の本棚
何度か図書館に通っていると、興味のあるコーナーがある程度決まっていて、いつも同じルートを歩いている自分に気が付きます。そんなときは、あえて1列横の本棚を覗いてみてください!きっと目に飛び込んでくるタイトルが、すごく新鮮に映るはず!新しいジャンルの本との出会いに積極的になれるのも図書館の良いところです。
③児童書コーナー
FP目線で、お金について学ぶなら穴場は児童書コーナーです。児童書コーナーに置いてあるのは、絵本や物語ばかりではありません。社会の仕組み、お金の仕組みについて書かれた本は、基本の範囲をしっかり押さえているうえに説明が分かりやすく、大人が読んでもとても勉強になります。また、大人向けの本に比べて写真資料が多いので、その点でも理解しやすいです。『税金ってなに?』というようなタイトルの本があればぜひ手に取ってみてください。
図書館の魅力が伝わりましたか!?
雨が降るとそれだけで気分が下がってしまいますが、そのままつまらない1日にしてしまうのはもったいないです。雨の日の選択肢に、ぜひ図書館を利用してみてくださいね!