「老後はゆっくり温泉めぐりをしたい」「子供が結婚するときに、できる限り負担してあげたい」。一生懸命生きる「今」も大切だけれど、これから先のことを思い描くのも大切ですね。理想の老後を過ごすために、今できることは何でしょうか?豊かな老後の生活のために、やるべき準備についてご紹介します。
いくつになっても豊かな生活を。
貧乏知らずの幸せシニア計画とは?
2016年8月5日
あなたの理想の老後とは?
仕事や子育てなど、毎日忙しく過ごしている皆さんにも必ず訪れる老後の生活。 将来もらえる年金に加えて、日々の最低限の生活費を貯蓄しておくことはもちろん大切ですが、よりゆとりある生活を送るためには、計画的なライフプランを立てることがポイントです。
どのようにライフプランを立てて、老後のお金の準備をしたら良いのか、順番に見ていきましょう。
具体的にライフプランを立ててみよう
まずは、あなたの理想の老後の生活を思い描きましょう。 普段の生活に加え、楽しみたい趣味や気になる大きな出費はありますか?
たとえば、 「老後は半年に一回ゆっくり温泉めぐりをしたい」 「子供が結婚するときに、お金をできる限り負担してあげたい」 「家をリフォームしたい」など…。
できるだけ具体的に、何歳の頃に、どんなことをしたいのか、そしてどのくらいの出費が予想されるのかを書き出してみましょう。 今挙げた例の場合、大体の相場では、以下の通りお金を準備する必要があります。
老後は半年に一回ゆっくり温泉めぐりをしたい
宿泊するホテルのランク等にもよりますが、東京から熱海の温泉に夫婦2名で1泊したとすると、一回で40,000円ほどお金がかかります。
<5,000円(交通費2名分)+ 30,000円(宿泊費2名分)+5,000円(ランチ・お土産など諸経費2名分)> 年に2回温泉に行くとすると、80,000円。さらに、この温泉めぐりを10年間行うとすると、80万円の温泉めぐり予算を計算しておく必要がありますね。
子供が結婚するときに、お金をできる限り負担してあげたい
ゼクシィ結婚トレンド調査2015(首都圏版)によると、親や親族が子供の結婚費用について、援助した平均金額は191.4万円となっています<\span>。 自分の子供が20代後半から30代になる時期を目安に、200万円近く貯蓄をしておく必要がありますね。
家をリフォームしたい
マンションや一戸建て、築年数などによって金額が大きく変わってきますが、築15年の中古物件の一軒家のリフォームでは155万円ほどお金がかかります。 スーモのHPには、リフォームにかかる費用が掲載されているので、参考までにチェックしてみてくださいね。
また、リフォームではなく新たに家を買いたい!という場合もあると思います。その場合は「永遠のテーマ! 賃貸 or マイホーム、どっちがおトク?」もチェックしてみてくださいね。
計画的にお金を貯金するために
それでは、これら老後の生活を豊かにするためのお金は、どのように準備したら良いのでしょうか。 ライフプランに沿って、今からお金が必要になる年までの年月を計算して、毎年計画的に貯蓄していくことがポイントですね。
10年後に200万円必要な場合は、毎年20万円、つまり毎月1.6万円の貯金が必要となります。 20年後に300万円必要な場合は、毎年15万円、つまり毎月1.25万円の貯金が必要です。
このとき注意したいのは、無理のない貯蓄計画を立てること。 毎月の積み立てに追われて精神的にもいっぱいいっぱいになってしまい、今の生活が苦しくなっては意味がありません。 このような場合は、現在の家計に負担が出ないように、将来のライフプランを見直すことが大切です。老後のお金の準備の方法は「老後のお金は自分で作る!そのための方法って?」をみてみてくださいね。
「万が一」に備えられるようにしっかり対策を
さらに考慮すべきポイントは、万が一の時の突然の出費です。 病気や怪我で働けなくなってしまったり、家族が入院してしまったりと、人生では思わぬ事態に遭遇することがあります。
このような時に慌てないように、老後の貯蓄とは別にお金を用意しておくと安心ですね。 大体、家族の3ヶ月分の生活費を万が一に備えて準備しておくと良いでしょう。 また、医療保険やがん保険、収入保障保険などに加入することを検討してみても良いですね。
また、万が一トラブルあり費用が高額となった場合、申請することでお金が返ってくることも。詳しくは「医療費を大幅に下げる! 高額療養費の申請の仕方・もらい方 ~申請方法編~」の記事を参考にしてみてくださいね。
具体性を持つことで、理想的なシニアライフへ
いかがだったでしょうか。 将来、どのような老後の生活を送りたいかを具体的にすることで、今やらなければならないことが明確に見えてきます。 老後はまだまだ先のことと後回しせずに、早め早めに準備を始めることが、幸せシニア計画の成功のポイントです。 何歳になってもゆたかな生活を送れるように、まずはライフプランを立てることから始めてみてはいかがでしょうか。