主婦にとって「家計のやりくり」は、毎日頭から離れることのない大切なテーマです。
専業主婦であればなおさらです。あなたは毎日どのようなやりくりをしていますか?
やりくり上手な専業主婦さんも、やりくりが苦手で悩んでいる専業主婦さんも、
今一度、我が家の家計を総点検してみませんか? あなたがやりくり上手になることで、
家族の笑顔も幸せも、もっともっと増えていくといいですね。
専業主婦必見!
家計のやりくりで
家族の幸せをもっと増やそう!
2018年6月1日
専業主婦 家計の平均データ
家計の収入
平成27年国税局の「民間給与の実態調査」によると、サラリーマン男性の平均年収は、20代約270万円、30代約450万円、40代約600万円でした。
これは、あくまで年収。税金や保険料などを差し引いた後の平均手取り額はというと、20代約265万円、30代約380万円、40代約485万円でした。この手取り額を月平均にすると、20代約22万円、30代約31万円、40代約40万円になります。専業主婦世帯では、この手取り額内で家計をまかなっていかねばなりません。
家計の支出
次に家計の支出です。例えば、夫・妻(専業主婦)・子ども(小学生以下)の家族構成で、手取り額25万の「理想の支出割合」というと、
住居費25%(62,500円)
食費14%(35,000円)
水道光熱費6%(15,000円)
通信費5%(12,000円)
お小遣い10%(25,000円)
教育費10%(25,000円)
保険料6%(15,000円)
貯金12%(30,000円)
その他(娯楽、交際、被服、生活用品など)12%(30,000円)
だそうです。この割合が理想形ですが、支出が多くなってしまうと、貯金ができない、もしくは赤字家計で貯金を切り崩して生活しなければならないといった状況になります。
貯金額
平成29年「家計の金融行動に関する世論調査」において、貯金なし世帯の割合と、貯金の平均値と中央値を調査しました。(*中央値とは、数字を小さい順に並べた真ん中に来る値の事。)
20代では貯金なし世帯41%・平均値183万円・中央値30万円、30代では貯金なし世帯34.2%・平均値415万円・中央値130万円、40代では貯金なし世帯30.4%・平均値614万円・中央値300万円でした。貯金なし世帯が約3~4割いることや、平均値と中央値に大きな差があることからも分かるように、しっかり貯金できている世帯と、そうでない世帯に大きな隔たりがあることが分かります。
家計簿をつける意味
あなたは家計簿をつけていますか?家計簿をつける意味を再確認して、家計のやりくりにしっかり活かせるツールにしましょう。
支出額が分かる
当たり前のことですが、とても大事なことです。家計簿の数字とお財布や口座の残高を合わせることにこだわり、家計簿は毎日記入しなきゃと思い、面倒に感じやめてしまう人が多いという話をよく聞きます。残高合わせや記入することにこだわるより、今日・今週・今月の支出額を正確に把握することが重要です。それさえ分かっていれば、どんな家計簿のつけ方が自分に合っているかも分かり、ムリなく続けられますよね。
支出内訳が分かる
家計簿をつけていると、どんな物にどれだけ支出したかも分かります。この先、家計簿をより活かせるツールにするために、月初めに支出項目ごとの予算を組んでみてはいかがでしょう?その際、前項に書いた「理想の支出割合」を参考にして、あなたの家計に合った支出割合を考えてみてください。「貯金」という項目も予算に組み込むことを忘れずに!
月ごと・季節ごとの傾向が分かる
冬は光熱費が増える」「夏は娯楽費が増える」「〇月は支出が少ない」など、、、家計簿をつけ続けていると、あなたの家計の月ごと・季節ごとの傾向がはっきり分かります。それが分かると「支出が少ない〇月に、夏の娯楽費を準備しておこう」「冬は光熱費が増えるので、他の項目を節約しよう」といったように、1ヶ月の計画だけでなく、1年間の計画も見通せるようになります。
専業主婦におすすめの節約術
専業主婦には収入はありませんが「時間」という強みがあります。時間を有効に使って、家族の幸せが増えるおすすめの節約術をご紹介します。
食費
買い物は週1回が基本。買い物に行く前の時間が大事です。1週間のメニューを大まかに決め、1週間で使い切れる食材の種類や量を確認し、買い物リストを持って、買い物に出かけましょう。また、外食の回数も減らしましょう。その代わり、週末など家族がゆっくり食事できる日にお家パーティーはいかが?メニューはいつも通りでも、お花を飾ったり、テーブルコーディネートを工夫することで外食気分も味わえ、「家族っていいな。お家っていいな」を再確認できますよ。
光熱費
思いきって電化製品を買い替えるのも大事です。古い電化製品は性能が落ち、電気代がかさむからです。また、ガス会社や電力会社などのHPで「基本料」「使用料」の仕組みを確認し、節約できる使い方をじっくり研究するのも大事です。光熱費をクレジットカードでまとめて支払うと、とってもお得!各カード会社のポイントが貯まり、そのポイントが家族の幸せを増やすポイントになるかもしれませんよ。
通信費
今、料金プランやサービス内容が、めまぐるしく変化しているのが通信費。通信会社、電話会社のHPなどで常に新しい情報を仕入れ、我が家の使い方に合ったプランをたびたび確認しましょう。また、お得な使い方を研究するのももちろん大事ですが、家族みんながネットやスマホを使用する時間を減らし、家族と向き合う時間を増やすのも大事です。ネットやスマホでは得られない、とっても大事なお宝情報を一番身近な家族から得られるかもしれませんよ。
いかがでしたか? あなたがやりくり上手になることで、家族の笑顔や幸せがもっともっと増えていくといいですね。