職場や公園で、ときどき見かける水筒女子。彼女たちには、節約上手な賢い女性の雰囲気が漂っていますね。
そのためか、自販機やコンビニで手軽に飲料を買える生活に不自由を感じていないものの、なんとなく水筒持ち歩きに興味を持ち始めたという人もいるのでは。雑貨屋さんなどで並んでいる、かわいい色やデザインの水筒も目を引きます。
水筒持ち歩きのコツや具体的な節約効果など、気になるあれこれについてご紹介します。
水筒女子デビューで貯金力アップ!
おいしく飲むためのコツとは
2018年5月25日
水筒持ち歩きの節約効果
便利な環境に甘えて出費が増える?
のどが渇いたときや、ちょっと休憩したいときなど、飲み物を飲みたくなるタイミングは意外と多いもの。季節を問わず、飲みたいときに飲み物を口にする瞬間は至福のひとときとなりますね。
ありがたいことに、便利な時代に生まれた私たちの周りには飲み物をいつでも購入できるコンビニや自販機が存在します。そのため、「すぐ買えるから」と気軽に飲み物を買ってしまいがちではないでしょうか。
そんな生活を続ける中で、ふと職場や公園で見かける水筒女子の節約ぶりが気になり始める人もいるはず。健康や美容に気を使う女性であれば、冷えすぎたペットボトル飲料ではなく、体にやさしい、ほどよい温かさの飲み物を持ち歩きたいと思っているかもしれませんね。
どれくらいの節約になる?
水筒持ち歩きをするかどうか悩み始めると、具体的な節約効果が気になるものです。水筒持ち歩きには、水筒の準備をしたり洗ったりといった手間がかかります。そのため、それに見合う節約効果がないのであればペットボトルを買ってしまいたいと思うのも自然なこと。
水筒持ち歩きの節約効果を実感するため、ペットボトルを購入した場合の出費を具体的な数字で見てみましょう。
・スーパーなどで安い500mlのペットボトルを買っていた場合【1本75円で計算】
1カ月に20本買う場合:1,500円/月、9,000円/半年、18,000円/年
・コンビニや自販機で500mlのペットボトルを買っていた場合【1本150円で計算】
1カ月に20本買う場合:3,000円/月、18,000円/半年、36,000円/年
小銭でのちょっとした出費と思いがちですが、ペットボトル購入費を年間で計算するとそれなりに大きな数字となりますね。上記節約分を映画鑑賞に回せた場合、およそ10回、20回の感動を得られるのです。あるいは貯蓄や投資に回して将来に備えている賢い節約女子もいるかもしれません。
水筒持ち歩きで飲み物をおいしく飲みたい
お茶がまずくなってしまう?
水筒持ち歩きにチャレンジした経験があるものの、時間がたったときにお茶がまずくなり、やめてしまったという人はいませんか。実は、著者もそんな失敗を経験した1人です。
お茶の種類によっては、温かいまま水筒で持ち歩くと時間の経過でまずく感じられるようになってしまいます。緑茶やコーヒー、紅茶などを温かいまま水筒で持ち歩くと、酸化して味が落ちてしまうのです。
著者の夫は水筒の飲み物として冷茶を持ち歩き、毎日おいしく飲んでいました。この「冷えた状態で持ち歩くこと」が大事なポイントだったのです。
冷茶にして持ち歩く
緑茶やコーヒー、紅茶を冷茶やアイスコーヒーなどの冷えた状態にして持ち歩くと、酸化が遅くなるために時間がたってもおいしく飲めます。水出しで用意するか、温かい状態で濃い目のお茶をつくり、水筒へ入れるときに氷を入れて冷やしましょう。
とはいえ、冷え性や美容が気になるなどの理由で、冷たい飲み物を避ける女性もいます。その場合は、ちょっとした工夫が必要です。
例えば職場で温かいお湯を使える人は、濃い目に入れた冷茶を水筒で持っていき、コップで飲むときにお湯で割れば温かくておいしいお茶を楽しめます。職場にお湯がない人は、水筒にお湯だけを入れていき、飲むときにティーパックを使う方法でもいいですね。
ルイボスティーや麦茶は温かいままでもおいしく飲める
水筒からそのまま、おいしくて温かいお茶を気軽に飲みたい人は、酸化しづらいお茶をセレクトしましょう。ルイボスティーや麦茶は酸化しづらいため、時間がたってもおいしく飲めます。
美容に効くことで有名なルイボスティーは、ティーパックを入れっぱなしにしても苦くなりません。効能豊かで扱いが楽なルイボスティーは、水筒女子の力強い味方ですね。
面倒くさがり屋さんにおすすめの持ち歩き飲み物は、白湯です。白湯であれば、ティーパック分のお金もかかりませんね。体を温めるなど健康にもよく、女優さんなどの有名人が愛飲している話を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
水筒を気持ちよく持ち歩くために
重さと大きさを考えて
水筒持ち歩きには、重さや大きさの問題というデメリットがあります。飲み物はそれなりの重さとなってしまうため、外出先や外出時間に合わせて持ち歩きの量が多くなりすぎないように準備しましょう。
大は小を兼ねると考えて500mlサイズの水筒1つだけを保有し、入れるお茶の量で調整する使い方も選択の1つ。しかし、使いたいバッグに合わせて350mlサイズなどの小さめの水筒も用意しておくと便利ですよ。
短時間の外出のときは小さめの水筒、飲む量が多くなる季節や長時間の外出のときは大きめの水筒と使い分けてもよいでしょう。
毎日洗って清潔に
水筒を持ち歩くようになったら、毎日きれいに洗ったり、定期的に漂白剤で除菌したりといった手入れを習慣づけたいもの。漂白剤を使うと茶渋も取れてきれいになり、気持ちよく使い続けられますよ。
食洗機対応と記載のある商品を除き、水筒は手洗いが基本です。食洗機を使わず、やわらかいスポンジでなどでやさしく洗いましょう。まめに洗っていれば汚れ落としが楽で、大した負担にはなりません。
面倒くさがり屋さんは、飲み口のデザインがシンプルな水筒を選びましょう。洗いやすく、清潔さを保ちやすいですよ。洗った後にしっかり乾かすこともお忘れなく。
水筒持ち歩きは、いつでも好きなタイミングで飲み物を口にできるおすすめの習慣。貯蓄や投資に回せるくらいのお金を節約できて一石二鳥ですね。興味が湧いたら、賢い節約女子に一歩近づける水筒持ち歩き生活をぜひ始めてみてくださいね。