何をやっても長続きしないとお悩みの方はいらっしゃいませんか?家計簿や節約生活、ダイエットなど……ある程度の期間継続しなければ効果が分からないことって、結構多いですよね。「やると決めたらやる!」というモチベーションを長期間保つのは難しいものです。物事を苦なく習慣化するための秘訣はないのでしょうか?
習慣化できる人はココが違う!
「家計簿」「節約」「ダイエット」
長続きの秘訣とは?
2018年5月24日
どうして続かないのだろう?物事が長続きしない原因3つ
毎年のように『今年こそは!』と気合いを入れてスタートする3大事案と言えば「家計簿」「節約」「ダイエット」。どれもしっかり習慣化して続けたい気持ちはあるのに、いつも途中で挫折してしまう……。分かっているのに続けることが難しいのは、次のような部分に原因がありそうです。
①すぐに結果を求めるから
始めてすぐは、期待感で胸がいっぱいです!丁寧に書いた家計簿をワクワクしながら眺めてみたり、ダイエットなら毎日ドキドキ体重計に乗ってみたり……。ですが“変化した自分”への期待とは裏腹に、結果はすぐには表れないものですよね。結果はまだ?を何度も繰り返しながら待ち続けるうちに、いつの間にか「楽しみ」と「苦労」の天秤が逆転してしまいます。長く続けるには、初めの頃のモチベーションをどう維持するかがポイントになりそうです。
②仕組みができていないから
何事にも上手くいくには仕組みがあります。有名なマンツーマンのダイエットプログラムもそうですが、先にしっかり結果の出る仕組みを作ってから取り組むことが成功への近道と言えるでしょう。やる気と根性だけで始めるのは遠回りになります。遠回りするせいで結果がなかなか出ないのは、モチベーションを下げる原因にもつながりそうです。
③流行に左右されるから
テレビや雑誌には、毎週、毎月と違ったダイエット法が紹介されますよね。結果が出ずモチベーションが下がっていると、そのまま続けていればそろそろ結果に表れるのに……というタイミングで、たまたま目に入った別の方法に浮気してしまいます。気分が落ち込んでいる時に、より簡単に結果が出るかのように紹介される方法は、とても魅力的に映りますよね。そもそも今の方法を始めた理由も、同じような状況からの“浮気”だったりしませんか!?
原因が分かったら解決に動こう!物事を長続きさせる秘訣3つ
習慣化を妨げる3つの大きな原因を踏まえて、では、どうすれば物事を長続きさせることができるのか、今度はその秘訣をご紹介します。
秘訣①なぜしたいのかを再確認しよう
「家計簿」「節約」「ダイエット」どれをとっても努力の結果が出るまでにはある程度の期間が必要です。むしろ、家計簿などはいつか結果が出るというよりも、“続けていること”という過程自体が大切と言えます。ダイエットも目標としている体重を達成した後、その体型を維持するためには引き続き健康的な食生活の習慣化が必要となります。
そこで重要なのは、「しっかりした目的意識」です。途中で気持ちが離れそうになったら、なぜ私はそれをしたかったのかという目的をいつでも確認しましょう。手帳や部屋の目に付くところに書いておくのも良いでしょう。
反対に、例えばダイエットについては「本心では今の体型を悪く思っていない」というように、心から必要性を感じていない場合もあるでしょう。そのようなときは「本当にやるのかどうか」も含め、もう一度自分の気持ちと向き合ってみる必要があります。
目的意識がしっかりしていることで、続かない原因①③について結果をすぐに求めたくなる気持ちを抑えたり、流行に左右されるのを防いだりすることにつながります。
秘訣②続けやすい仕組みを作ろう
こちらは続かない原因②「仕組みができていない」に対してそのままの答えになります。続けるのにハードルになりそうな部分を先読みして、取り除いておきましょう。
例えば家計簿について、自分にとってのハードルが『レシートを溜めてしまうこと』だとすれば、レシート読み取り機能付きのアプリを利用したり、手帳と一体型の家計簿手帳を持ち歩きその場で書いてしまう、などの対策をしておくことで続けやすくなります。
他にも、
・取り出しやすい場所に家計簿を置く。
・ペンと電卓も家計簿と同じ場所に準備しておく。
・記入する項目を減らす。
・時間帯や曜日を決めて、記入のための時間を確保する。
など、1つ1つは小さな仕組みでも、組み合わせることで続けられる確率はグングンUPします。仕組み作りのためのアイデアを出すのは楽しいものです。『これなら苦もなく続けられる』と感じるまで小さな改善を繰り返して、「成功するしかない仕組み」を自分で作ってしまいましょう!
秘訣③半年後を楽しみにする
私自身も物事を長く続けるのは苦手なタイプなのですが、私の周りには“習慣化を苦労せずにやってのける人達”がいます。その方々に、『どうすれば習慣化できるのか』コツを聞いたところ、なんと同じ答えが返ってきました。それがこの秘訣③「半年後を楽しみにする」です。
簡単そうにやってのける人達は「半年後の自分がどうなっているか」を想像しながら続けているそう。半年後といえば、きっと少しずつ結果が出ている頃ですよね。初めから大きな変化を期待せず、その期待をスタート時点で「半年後」に置いておくことで、最初に期待ばかりが膨らんでしまうのを防ぐことができます。
さらに、半年後には「最初から狙っていた通り」の結果が出るのでうれしくなり、さらにその半年後が楽しみになります。このような良いループが繰り返されて、1年、2年、3年……と習慣化されるということでした。ぜひ取り入れてみたい方法です。
過程から楽しんで取り組もう!
結果が出るまでに長い期間が必要な取組みは、遠くにあるゴールばかりを意識して続けるのは苦しいものです。まだ達成しないと思うよりも、遠足やドライブのように過程そのものを楽しめる方が、結果的に長く続けられそうですね。
簡単になる工夫をしたり、面白いアイデアを出したりしながら、“変わっていく自分”の過程を楽しんでみてはいかがでしょうか。