子供が幼い時期は、予想外の事故が起こりやすいものですよね。子供が洗濯機の中に潜り込んだ り、テーブルの角に頭をぶつけたり・・・そんな事態を想像して、家の中での安全対策について悩む人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、100円ショップで買える「子育てグッズ」について紹介します。子供がケガをしないように、事前に対策をしておきましょう。
100円ショップの子育てグッズが便利!
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2018年5月5日
そもそも安全対策グッズは必要なの?
家の中には、小さな子供にとって「ケガの原因」になる場所がたくさんあります。お風呂場やキッチンでのやけど・転倒などはもちろんのこと、ソファやテーブルにも危険が潜んでいます。
例えば乳幼児の場合、生後3か月くらいから手足をばたつかせるようになりますよね。その結果、ソファなどに寝かせていると、ずり落ちるなどの事故が起こります。そして5か月目から2歳にかけては、興味があるものを何でも口に入れてしまうので誤飲も多くなり、さらに「はいはい」が出来るようになると、活動範囲が広がることから危険度も増す・・・というように、家の中で事故が起こる可能性は決して低くないのです。
子供のケガを防ぐためにも、家具に安全対策グッズを取り付けるなどして、事前に対策を立てておきましょう。
テーブルの角を保護するには
テーブルの角など、尖った部分には「コーナークッション(またはコーナーガード)」取り付けておくと、安全対策になります。コーナーガードとは、角に装着する保護材のことで、赤ちゃんが角にぶつかった時の衝撃を和らげることができます。
テーブルや机の角のみに取り付けるコーナーガードなら、100均でも販売されています。 10個入りで1,000円のものや、幅広い場所に使える長いタイプのコーナーガードもあるので、リビングやキッチンの状況に合わせて使い分けてみてくださいね。
コンセントカバーでイタズラ防止
コンセントへの接触で感電する・・・という事故の予防になるのが、コンセント用の安全カバーです。コンセント全体を覆うタイプや、差し込み口単体を覆うタイプもあるので、使用状況によって使い分けることができます。
コードを引っ張ってしまうと、コードが繋がっている電化製品が落下するなどの事故が起こるかもしれないので、こちらも注意が必要でしょう。コード収納ケースなどを使って、触れないようにしておくのも手段の一つです。
ゴムバンドで洗濯機内への侵入を防ぐ
過去には、子供がドラム式洗濯機の中に入り込んでしまい、そのまま閉じ込められるという事故も起こっています。現在販売されている新型の洗濯機には「チャイルドロック機能」が付いていますが、チャイルドロックが付いていない旧型の場合でも、ゴムバンドとフックを使えば安全装置を作ることができます。
縦型の洗濯機であれば、両サイドにそれぞれフックを1つずつ(合計2個)取り付け、外れないように固定しましょう。この時、接着剤で固定すると取れにくくなります。フックが完全にくっついたら、長めのゴムバンドを用意して輪にして、フックにひっかけましょう。これで、洗濯機の蓋が開かなくなります。また、子供がある程度育ってきたら、事前の危険説明や踏み台になるもの(雑誌や箱など)を撤去するなどの方法も効果的です。
ドアや扉に設置する事故防止アイテム
開き戸タイプの場合
窓や家具が開き戸タイプの場合、扉が開いた拍子に指を挟む可能性もありますよね。 キャビネットや流し台など、開き戸が使われている箇所は意外と多いです。そんな時は、開き戸用の取っ手に着ける「安全ロック」を使って、扉を開けられないようにしておきましょう。安全ロックを設置しておくと、扉が簡単に開けられなくなるのでイタズラ防止に役立ちます。 また、地震対策にもなるので一石二鳥ですね。
もし安全ロックが近くのお店に売っていない場合は、荷造りをする時に使うプラスチック製の”取っ手”で代用することもできます。
ドアストッパーも効果的
ドアが閉まった拍子に、指をはさんでしまう子供も多いですよね。「ドアストッパー」を付けておけば、ドアが空いたまま固定されるので、赤ちゃんのケガ防止に繋がります。本格的なものだと2,000円程度しますが、ソフトタイプであれば100均などで安く購入できます。
ジョイントマットで転んでも安心
「ジョイントマット」とは、スポンジ素材などを使ったマットのことです。これを赤ちゃんの活動範囲に敷いておくと、転んだ時の衝撃が吸収(緩和)されるため、痛みを和らげることができます。フローリングに比べて柔らかい素材で出来ているため、クッション性に加えて防音などの効果も期待できるでしょう。昔から、子供のいる家庭で人気のあるアイテムの一つです。また、絨毯とは違い丸洗いできるので、飲み物や食べ物をこぼした時でも掃除が簡単にできるというメリットもあります。
ジョイントマットはセリアやダイソーなどの100均でも販売されていますが、 パーツを組み合わせる必要があるので、ある程度の枚数が必要です。100均でパーツごとに買うよりも、ホームセンターなどでセット買いした方が安くなるケースもあります。
消費者庁によると、日本で1年間に亡くなる子供(14歳以下)の人数は 300人以上と発表されています。これらは不慮の事故で亡くなった子供の数なので、ケガのみの子供も含めると、もっと人数が多くなるでしょう。とりわけ、3歳児以下の子供は家でケガをするケースが少なくないので、あらかじめ安全対策しておくと安心できるのではないでしょうか?