恋は、しないよりもしたほうがいい。とはいえ、つらい失恋をしてしまうと食事ものどを通らず、肌がかさかさになり、毎日が色あせて見えてしまうものですね。
しかし、そんなつらいときだからこそ家計を見直せる大チャンスとなるんです。新しい自分に生まれ変わるタイミングに、お金を貯められる体質に変わってみたいと思いませんか。
失恋を機に貯め体質になれる人となれない人の違いについてご紹介します。
失恋でお金の貯め体質に
なれる人、なれない人
2018年4月3日
悲しい思いを素直に受け止めよう
食欲が落ちたときこそ食事内容の見直しチャンス
失恋をした後、おいしいものを食べて元気になれるようであれば、あまり心配はいりません。しかし、これこそはと思っていた恋が実らなかったときは、食欲が落ちるもの。「顔色悪いけれど、ちゃんと食べている?」「最近、やせた?」と友人に心配されるパターンですね。
そんなときは、悲しい思いを素直に受け止め、日頃の食生活を見直してみませんか。例えば、白米の代わりに玄米を食べると、おかずを減らしても栄養的には問題ありません。玄米の消化の負担が気になる場合は、炊飯器のおかゆモードを利用すれば簡単。間食のおやつをやめられるチャンスでもあります。
無理な飲み歩きは避けたい
家にひきこもってばかりは心配ですが、失恋を理由に無理に飲み歩くと体に負担がかかり、お財布事情も厳しくなります。友人に話を聞いてもらいたいときは、ランチの外出にするとよいでしょう。落ち込んでいるときの飲酒には、飲み過ぎの心配があります。
家での食生活を見直して外食での散財も控え、月1万円の節約が実現できると想像してみてください。習慣ができれば、年間で12万円。5年間では60万円もの節約になりますよ。栄養のある質素な食事でお肌がつるつるになれば、次の恋のために、きっとプラスとなるはず。
肌と心をケアしてみよう
眠れないならスマホ使用時間を減らしてみて
失恋した事実を受け入れたつもりでも、彼のことを忘れたいのに忘れられない、そんなときは気持ちが落ち着かないもの。夜に、なかなか寝つけない人もいるのではないでしょうか。ただでさえ寝つけない夜に、いつまでもベッドでスマホを見ていては悪影響です。自律神経が乱れ、余計に眠れなくなってしまいます。
失恋をしたら、スマホの使用時間を減らしてみましょう。ずるずると使ってしまう癖がついている人は、思い切って安いプランへ変更して通信費を削減してみては。例えば1カ月あたりの通信費を2,000円減らすだけで、年間で24,000円、5年間で12万円の節約ができますよ。
高い化粧品へのこだわりより内面磨き
失恋をすると、お肌の調子が優れなくなりますね。ニキビができてしまう人もいるでしょう。食事や睡眠の乱れによる影響はもちろんのこと、ストレスによる精神的な負担が体に影響を及ぼすためです。今までと同じ化粧品を使っているのに、急に肌に刺激を感じるようになってしまったという人も。
そんなときは、高い化粧品にこだわらず、自然派のプチプラコスメに切りかえてみてもいいかもしれません。低刺激な化粧品で肌を休ませているうちに、健康的な肌の状態を取り戻せるでしょう。肌のターンオーバー周期は、20代で約28日、30代で約40日といわれています。肌の生まれ変わりに合わせて内面磨きに専念しましょう。化粧品代も節約できて一石二鳥です。
貯め体質になれる人となれない人の違い
ストレス解消のために散財が必要?
上記でご紹介したように、失恋したときでも感情だけに流されず、前向きに生活を見直せると貯め体質になれます。もちろん、つらいときは泣いたほうがすっきりするため、いっぱい泣いたほうがいい。涙と一緒にストレス物質も流れ出ていきますよ。
一方、失恋を理由に散財してしまうタイプの人は、なかなか貯め体質になれません。お金を使って一時は気が晴れても、家に戻れば、またむなしい思いが湧き上がってしまうはず。恋とともに、お金も失うなんて悲しすぎませんか。散財に逃げずに生活スタイルを見直したほうが、ホルモンバランスを整えられるため結果的に早く立ち直りやすく、お金も無駄になりません。
古い物を捨てて新しい1歩を踏み出す
失恋をすると、何ともいえない感情が湧き上がってくる瞬間があります。そんなときは、断捨離がおすすめです。彼との思い出の品に手をつける自信がなくても大丈夫。着ないのにクローゼットに入ったままになっている洋服や、整理されていない引き出しに入ったままの使わない文房具など、できる物から処分していきましょう。
とりあえずの気持ちで無心に何かをするだけでも、ストレス解消に役立ち不安定な心をコントロールしやすくなりますよ。断捨離をしてすっきりすると、新しく物を買うときも厳選できるようになるはず。衝動買いをやめたいと思っている人は、ぜひ断捨離を試してみてください。
失恋は、なるべくならしたくない経験ですよね。しかし、その失恋は次の新しい出会いのために必要なものだったのかもしれません。生きていると楽しいことばかりではなく、つらいこともたくさんあります。元気のない人を見たときに、つらそうだな、とやさしい気持ちが湧くのは自分も悲しい経験をしたからこそではないでしょうか。
失恋のときのパワーダウンを不幸なことと受け止めず、節約のきっかけになるかもと前向きに受け止めてみてください。立ち直れたときに貯め体質に変わることができていたら、「あのとき失恋してよかった」と笑顔で言えるかもしれません。貯め体質になれるタイミングを、ぜひ有効活用してくださいね。