通勤途中に通りかかる駅前のファッションビルや複合施設。
オーナーになれたら・・・なんて、憧れたことはありませんか?
実はなることができるって知っていましたか?
今回はJリートについて、一緒に学んでいきましょう!
リートの魅力って?初心者のための
リートで始める不動産投資
2018年2月17日
不動産投資、怪しくない?
不動産に投資をする、と言うと、「大金が必要なんじゃないの?」「マンションの転売?」「もしかしたら土地ころがし?」などというイメージを持っている女子が多いかもしれませんね。
でも、今からお伝えするリートは、そのような大がかりなものではありません。
そもそもリートって?
リート(REIT)とは、Real Estate Investment Trust を略したものでもともとはアメリカで生まれました。日本ではこれにJをつけてJ-REITと呼んでいます。
日本に入ってきたのは2000年に入ってからなので、まだまだ歴史が新しい不動産投資信託です。
Jリートってどんな仕組み?
Jリートとは不動産投資信託とお伝えしました。
では、実際、どのような仕組みになっているのでしょうか。
Jリートは、多くの投資家から資金を集め、オフィスビルや商業施設、マンションなど複数の物件を購入し、得た家賃収入や売却益を投資家に分配するという仕組みです。
このように、Jリートは不動産に投資する不動産投資信託ですが、不動産投資法人という形態をとっていて、株式と同じように証券取引所に上場しています。2018年2月現在58社が上場しています。
どうやって購入するの?
株式投資をする場合は、取引所に上場している株式会社の「株式」を購入しますが、Jリートの場合は「投資証券」を購入します。株式と同じく投資証券の価格は常に変動しています。
購入方法も株式と同じで、取引時間内に指値や成行で購入することができます。
また、株式と同じくNISA口座を利用することができるので、分配金や売買益を非課税で受け取ることができます。
Jリートおススメポイントは?
ではJリートの仕組みがわかったところで、Jリートのおススメポイントをみていきましょう。
分配金利回りが高め
Jリートも株式と同じように、一年に2回決算を行うことがほとんどです。そして、運用が順調であれば投資家はその際、分配金を受け取ることができます。この分配金とは、株式でいう配当金と同じようなものと言えばわかりやすいでしょう。
2018年2月現在の大手銀行の1年定期預金の利率は0.01%ですが、Jリートの分配金の利回りは2018年2月現在で平均で3%前後と、かなり高くなっています。
なぜ、Jリートは高い分配金を出すことができるのでしょうか。
Jリートは株式会社と違い、収益の一部を内部保留に回す必要がありません。
また、Jリートは収益の90%以上を分配するなどの一定条件を満たすことで法人税がかからず、収益のほとんどを分配金に回すことができるのです。
低金利の今だからこそ
Jリートは多くの投資家から資金を集めて不動産に投資をしますが、銀行からも資金を調達しています。
そのため、収益から銀行に利息を返済する必要があります。
現在のように低金利で融資を受けることができれば、返済する利息が少なくて済み、その分投資家により多く分配金を出すことができるのです。
Jリート、気を付けることは?
このようにおトクに運用できるJリートですが、株式と同じように日々値動きがあり、元本が保証されているわけではありません。どのようなことが、Jリートの値動きに影響するのでしょうか。
賃貸料が安くなったら?
Jリートが保有している物件の家賃収入が減ったり保有物件の価格が低下したりすることで、価格や分配金が低下する場合があります。
金利があがったら?
先ほど、Jリートは金融機関から資金を調達しているとお伝えしました。
今後金利が上がった場合は、金融機関に返済する利息も上がる場合があります。その場合は、Jリートの収益に影響を及ぼす場合があり、価格や分配金が低下する場合もあります。
投資法人の運営が悪化したら?
一般の株式会社と同じように、投資法人そのものが倒産する場合があります。
購入する時は、目論見書や運用報告書を確認するようにしましょう。
投資信託でJリートを利用も
実際にJリートを買ってみたい、と思ってもどこを買えばいいかわからないという人におススメなのが投資信託です。
日本のJリートだけではなく海外のリートにも投資する投資信託や、リートだけではなく株式や債券などに分散投資する投資信託もあります。
投資信託なら、証券会社にもよりますが、1,000円程度から投資することができるのでより気軽に始めることができますよ。
憧れのオフィスビルや商業施設に自分も投資をしていると思うと、何だかワクワクしますね。大切なお金の運用の候補の一つとして、Jリートを考えてみてはいかがでしょうか。