新型コロナウイルス感染症の影響で、家で過ごす時間が長くなっていませんか。感染リスクを避けるために、買い物の回数を減らしている方もいるでしょう。そして、銀行などのATMに行く回数はどうでしょうか? この機会にインターネットバンキング利用を検討してみてもいいかもしれません。インターネットバンキングのメリットとデメリット、貯金にも使えるのかなどについてご紹介します。
コロナ禍の今こそインターネットバンキング?
貯金にも活用!
2021年10月6日
インターネットバンキングとは?
スマホでもパソコンでも
インターネットバンキングとは、オンラインで行う金融取引サービスのこと。パソコンやスマホで取引を済ませられる利便性の高さが魅力です。
【インターネットバンキングで利用できる取引の例】
・残高照会
・入出金明細照会
・振込、振替
・ペイジー利用
日常で発生する金融取引のほとんどをカバーできます。スマホアプリも展開されているため、気軽に簡単に利用できます。
ATMのある銀行ない銀行
インターネットバンキングを利用するには、
・店舗や自前のATMを持つ銀行でログイン情報を登録する方法
・店舗や自前のATMを持たないネット銀行で口座開設する方法
の2通りがあります。前者であれば、インターネットバンキングで利用したりATMを利用したりといった簡単な使い分けのイメージができるでしょう。しかし、ネット銀行でも提携しているコンビニATMなどで入出金できるため、使い勝手の差はあまりありません。また、提携しているATMを手数料無料で使えるパターンが多く見られます。
ネット銀行に興味のある方は、どのような条件のときに無料で使えるか、気になるネット銀行のサイトで調べてみるとよいでしょう。
メリットとデメリットは?
インターネットバンキングのメリット
インターネットバンキングの主なメリットは、下記のとおりです。
・店舗利用時に比べ手数料がおトク
・通帳記帳の手間がいらない
・アプリを使うとログインの手間もいらない
・24時間いつでも利用できる
手数料がおトクなど、日常利用するときの利便性の高さが目立ちますね。
インターネットバンキングのデメリット
一方、大事なお金の情報をインターネット上で扱うことに抵抗を感じる方もいるでしょう。インターネットバンキングのデメリットとして、下記のようなセキュリティ上の注意をしておかなければならないことが挙げられます。
・IDやパスワードを聞いてくるようなメールが来たら詐欺を疑う
・パソコンのウィルス対策(ウィルスソフトを使用するなど)をしっかりしておく
・IDやパスワードなどの管理はしっかり厳重にする
・金融機関に似せた詐欺サイトに気をつける
・外出先の不特定多数の人が利用するようなパソコンでインターネットバンキングは利用しない
ネット銀行のデメリット
ここで、ネット銀行のデメリットも挙げておきます。ネット銀行では、紙の通帳が発行されないことが一般的。
通帳がないと取引明細もウェブ上で確認するだけになるため、長期的な履歴を確認したい場合、手元にダウンロードしておくなどの注意も必要です。どのくらいの期間まで明細をさかのぼってチェックできるかも、ネット銀行選びのポイントの1つとなるでしょう。Web通帳を推進したいために、長い期間の履歴を確認できるサービスを拡充する銀行が増えてきています。
紙の通帳でも管理したい方は、通常の銀行を利用するとよいでしょう。ただし、新規口座開設のときに紙の通帳発行に手数料がかかるかもしれません。気になる銀行ではどうなのか、事前に調べることをおすすめします。
貯金用口座として活用する方も
ペイオフの対象
さて、インターネットバンキングを貯金用として活用する方もいます。どんな理由か続けて見ていきましょう。
・預金残高を確認しながらモチベーションアップ
インターネットバンキングとはオンラインで取引することですから、貯金用口座でインターネットバンキングを利用する方もいます。預金残高をいつでも確認でき、モチベーションアップに有効です。
・ネット銀行もペイオフ対象
ネット銀行を利用する場合、破綻時のリスクが心配な方もいるようですが、ネット銀行もペイオフ(1,000万円までとその利息が補償される)対象です。安心して利用しましょう。
金利が理由というよりも
現在、低金利が続いているため、銀行の金利の違いがあまり気にならないという方も少なくありません。貯金の目標金額が大きければ大きいほど金利の違いも大きく感じられるようになります。目標金額の大きい方は、金利の違いで選んでもよいでしょう。
銀行の金利の違いを気にするよりは、少額でも投資を始めたほうがいいのではという考えもあります。1つの金融機関で作れる口座は原則1つです。しかし、インターネットバンキングを前提にするのであれば店舗や銀行自前のATMが近くにあるかなどを気にする必要なく好きな銀行を選べますね。
インターネットバンキングは、セキュリティ上の注意をしっかりしておけば、お金の取引を簡単に行うために役立ちます。貯金用口座を新しく作る際にも、インターネットバンキング利用を見据えておくとよいでしょう。
※本ページに記載されている情報は2021年9月17日時点のものです。